昨日に引き続きシロッコRの作業について記載致します。

 今回はレカロJAPANで製造されている正規品のレールを使用して装着する 方向でオーナーさまと打ち合わせを実施しました。

 レカロ社の車種別適合表のシロッコのデータを確認したところ「純正より高さが10mmポジションが下がり ステアリングセンターは20mmドア側にオフセットする」とのことです。

 オーナーさまのご要望としては高さに関しては10mm程度下がっているので有れば問題ない(純正より上がるのは 困るとのこと)のでステアリングセンターのオフセットの解消に重点を置いてほしいとのことでした。そのため当初は当社で 人気アイテム!!オフセットアダプターで修正する予定でした。

 まずは現状把握のため実際にシロッコRに未加工のレカロ製レールでAM19スタイル-JJを装着して当社の 近隣をテスト走行しました。確かにステアリングセンターはドア側にオフセットしてますが、それよりもシート高さが 10mm程度低いとのデーターでしたが殆ど体感が出来ないレベルでした。(高いくらい・・・?) この状況でオフセットアダプターを使用して修正をしますとアダプター分+取付用のスペーサー等で10mm程度 ポジションが上がります。

 このような結果ですと根本的にレールの構造を見直す必要があり、オーナーさまにはお電話で状況をご説明し ベストなポジションが出るので有れば是非!!とのご回答を頂きレカロ製のレールをベースに取付ステー部を 根本的に作製することに決定致しました。

 ポジションを下げるだけ!オフセット解消するだけ!など個々の問題点を個別に対応したレールの作製は比較的 作業をスムーズに進みますが、2点を同時に解消するのは少々手間が掛ります。またVW用のシートベルトバックルは 画像のように特殊な構造で固定方法も歪なので、コンソール側にシートをオフセットさせた場合、シートベルトバックルの オフセット方法も通常と異なります。
 これら3点を総合的に判断し導き出したオフセット量は当初より-15mm減少できましたので数値的にはドア側に +5mmでシート高さは純正より-15mmの脚部が完成致しました。 ドア側オフセットを0mmにするとシートベルトバックルがコンソールに完全に食い込みスライドができません。 高さに関してもレール固定部のネジ穴ギリギリまでの物理的限界まで下げています。これ以上は下げることは出来ない レベルまでの脚部を作製致しました。特にコンソール側後方の脚部はフロー固定ネジ穴とレールの動線がほぼ重なって いるので固定方法がかなり特殊ですが完璧にオフセット +LOポジをオーナーさまのご要望内容で実現することができました。

 またのレール作製途中でシートをテスト装着中にオーナーさまが偶然ご来店されポジションの確認をして頂きましたところ 「ベストポジションです!!」とご回答を頂き安堵致しました。

 最終的に脚部側の固定方法や干渉ステー部のカット処理等細かな調整後、塗装を実施し完成です!!

 お車に拘りあるオーナーさまのなので、ご要望通りに仕上がって本当に良かったです。 今回も当社の持てる技術技能を全て集結して作製しましたので史上最高のRECARO製AM19用シロッコ用レールが完成致しました。 すべての点において各ポジションを物理的限界まで追求してでの作製で試作パーツもあり大変な労力が必要ですが達成感は最高です。

 それでは次回は最終の装着編です。

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