昨日のレールに引き続きメンテナンスの内容に記載いたします。

 購入後、10万km以上お乗りでしたので、汚れやウレタン傷み等が外観見受けられたので 全分解+クリーニングを実施し作業を進めました。

 ウレタンに関しては定番のドア側関係(右サイド座面+背中)ドライバーシートの座面ウレタンの 落ち込み等が発生しておりましたので、補修+補強を実施致しました。

 生地に関しては表面上の擦り切れ等は酷い状態のものはありませんでしたので、このままの状態で 組み上げしました。生地の中間層のスポンジ部に関しては定番の加水分離が発生していましたので シート全体にウレタンの張り込みを実施し、シート全体へ表皮が最適な状態でフィッティングするように 調整致しました。

 電動機能に関しては本DSEは非常に優秀でメインやサブのCPUとも全くも問題なく正常動作していました。 分解後のDSE内部の電動配線を丁重に組み上げたことも大きい考えます。

 付属パーツの故障ですが、座面ファンがウレタンの経年劣化で下方向へ押され気味になり、軸がズレて 異音が発生しており、不動作寸前でしたので交換するとともに、助手席ファンに関しては回路が断線 していましたので、その個所を特定し処理により修理致しました。

 DSE,DSVを作業中にいつも感じることは、とても理詰めで設計されており通常のレカロとはレベル違うことです。 モノコックフレームの形状や硬質ウレタンの素材、各部の調整機能部品の構造等々非常に凝っています。

 CSEやCクラも素晴らしいですが、機能面では設計の新しいDシリーズにはかないません。 ただ、ウレタン硬度やモノコックフレームの剛性度のみの比較ではDシリーズは少し劣ります。 この辺りは、それぞれのオーナーさまの拘りによりお選び頂ければと考えます。

 すべてのメンテナンスを実施し、クリーニング完了した表皮を装着して完成していく様は何度実施しても 造り上げる喜びが感じられます。

 さてシートは無事2脚とも組み上りましたので次回はいよいよ装着です。

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