今回のメンテナンスは、ダイハツの個性的なお車のオーナーさまからのご依頼です。 本SP-G-FDをデザイン、乗り心地も含めて甚くお気に入りになりご使用頂いていましたが、 表皮の破れや日焼けが進行しましたので、当社でメンテナスを実施致しました。

 本SP-G-FDはマツダが最高に輝いていた時代に、NAロードスターとFD RX-7に 採用されていたカーボンタイプ(ウエット)のスポーツレカロです。 SP-G-FDの名称は、FDに一番多く採用されていましたので当社が命名した モデル名です。  

 左右非対称で作製され、センターウレタンは独自の形状をしておりプレミアム レカロの代名詞3マウンテンが背中センターに誇らしげに鎮座しています。
 座面サイドもカタログモデルのSP-Gや現行のTS.RSとも比較しても非常に低く 乗降車はし易いです。価格は35万円程度でイエローカーボン柄が迫力があり 見た目は軽量感抜群ですが、残念ながら軽量のドライカーボンではなく普通の ウエットカーボンです。

 レールとの固定方法ですが、座面底面に特殊な取付ネジ穴があり底止めになります。 このことから、走行時のシート剛性はあまり高いとは言えません。 あくまでもストリート重視、軽くワイディングを流す程度にのみ対応できるシートに なります。私もポルシェ993やビートで使用しましたが街乗りでは非常に快適でした。

 今回は全体張替も含めたメンテナスでオーダー頂きましたが、ウレタンの状態は 非常に良好でした。実施内容としては表皮の張替およびドア側サイドのシートベルト ホルダーの交換を致しました。

 表皮は当社オリジナルの赤で張り替えました。こちらの生地はレカロ製のスポーツシェル用の ベロアーよりも遥かに耐久性があり質感も高いので,SRタイプやLXタイプの全体張替でも とても人気のある表皮です。 表皮が仕上がり、シートが完成後に最終点検しましたが今回のSP-G-FDはバックシェルの 傷もほぼありませんし、シェル部の日焼けによる褐色化も全くありませんでしたので 稀に見る良い状態のSP-G-FDでした。

 オーナーさまが商品到着時に喜んで頂けるのが当社しても楽しみで仕方ありません。

 レカロのスポーツシェルの全体張替にはウレタンの状態により多くの費用が掛かりますが 他メーカーが全く追従出来ないほどの高性能を持っています。
 しかし張替する場合にその中身を理解せずに作業をするとその性能は半減してしまいます。 他のリクライニングモデルも同様なことが言えます。
 レカロは車の中で重要なイクイップメントです。メンテナスする場合はそのレカロを知り尽くした当社に 是非ご用命くださいませ!!

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