W124または90年代のAMGに興味のある方が驚愕するような程度極上の3.4クーペの オーナーさまからの作業ご依頼です。

 オーナーさまは今年本AMGを購入され、本AMG購入時の付属されている専用カタログに記載されている オプションのレカロを装着したいとお考えになりました。そのおり、東京の有名専門店で張替を実施したとの 記載のある黒革CSEをヤフーオークションに出品されていたので左右購入されました。

 装着に関してはW124へのレカロ装着実績が多数ある当社へご用命頂き、シートも出品者さまから 直送でお送り頂きました。

 さてCSEが左右到着し、梱包を解いてみると本革の状態は非常に良く新品同様のCSEでした。
 シートは左右でモデルが異なり左用が前期、右用が後期モデルでした。
 到着後の電動部の稼働テストを実施ししたところ、ヒーター、エアランバー、ハイト、リクライニング等々 電動関係は不動作の箇所が多数ありました。
 張替の素材や縫製はレベルは高いですが、各部の組み込みが非常に雑です。リクライニングに関しては バックパネルと背中センターウレタンの組み込みに不具合があり2脚とも後方30度以上はリクライニングが 出来ない状態でした。
 また、SWパネル内の配線も精度の低い引き周や、各部の表皮固定部のかなり雑な状態でした。

 これらの状況を踏まえて、組み上げの各部を点検するとともに、電動関係の点検およびSWのオーバーホールを 実施致しました。

 レカロの張替は以前にも記載しましたが、レカロの内部構造や取り付けが予想される車のことを考えて組み上げないと 全く意味がありません。家庭のダイニングで使用する椅子のイメージで張り替えてるのではないか考えると RECARO好きの私としてはとても寂しい気持ちになります。また、他店で張り替えたレカロは、次回のメンテネンスのことを 考えて張替を実施していないので非常に作業が難航します。

 装着するお車とマッチングさせたいとのオーナーさまの熱い想いにお応えするために、不具合のある個所を作業を実施し 相当数の工程を経てシートがノーマル状態に戻りました。

 次回は装着編です。

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