現行のドイツ製プレミアムRECAROの代名詞、スポーツスターモデルも販売されて 7年以上が経過しています。

 今回のオーナーさまは歴代のレカロを多数使用された経歴があり、長距離運転も 頻繁になされるそうです。

 今回のレカロ:クロススポーツスターも着座した感覚や全体的な包まれ感も気に入られて 3年前に関東のSHOPさまで購入されました。

 この間に10万km以上走破され座面のウレタンの沈み込みが気になるとともに、その 落ち込みにより腰部の安定がスポルトされ、長距離ドライブが苦痛になってきたとの ご相談を受けました。

 スポーツスターは、私自身も発売当時のヒーター無モデルを3000km程度使用し内部のウレタンを 確認しましたがAM19の90年に近い硬質なウレタンが使用されていますが、ヒーターが採用された モデルからは明らかに硬度が落ちた軟質なウレタンが使用されています。

 今回、オーナーさまのご要望で座面センターのウレタンを固めに仕上あげて座面落ち込みによる 腰部ポイントのずれ防止を実施して欲しいとのご要望でした。

 試行錯誤の結果、画像の通りセンターウレタンのみをカットして、さらに硬度の高いウレタンに交換できる 独自技術:SUCS(SPORTSTER Urethane Conversion System)を確立致しました。(当社への送付が前提です)

 一般的なレカロのIs84やis05モデルは使用距離、年数に応じて定期的にウレタンメンテナスまたは交換ができます。 また座面センターの劣化による着座感覚改善はウレタン関係以外に、is84,05はピレリーマットの交換 AM19は後方のサスペンションダンパおよびバネの交換で対応できます。
 最新のスポーツスター関係は座面シェル全体にウレタンが組み込まれている単純な構造なので、座面ウレタンの 劣化による着座感覚の低下を改善する2次的要素(マットやバネ)がありません。

 このことから、今回のSUCSは今後ご使用の距離が伸びてくるスポーツスターシリーズには最適なメンテナンス項目だと 考えます。現在はウレタンの硬度は2パターンありますが硬度表示値も整理中なので、基準値が制定できる体制に なりましたら正式に本作業を進めて考えています。

 今後もレカロについての技術レベルの向上に努めて参りますのでご期待下さいませ!!

1
2