SP-Xやマニフィカ、スポーツスター等、高額レカロを導入する自動車メーカー:スバル。その中でスポーツ部門STI用のオプションで販売されていたAM19電動レカロ スポーツの最高モデルSP-DC本皮黒×アルカンターラ仕様を一部部分張替およびメンテナスを実施して、アルファロメオ159への装着レール作製でオーダー頂きました。
まずSP-DCですが、USEDで使用感があるレカロでしたので、分解後クリーニングを実施するとともに座面サイドの本革部分の傷みが激しかったのでこちらを黒本皮で部分張替を実施しました。レザー部やアルカンターラ部に関しては以前のオーナーさまがあまりメンテナンスを実施していなかったので汚れ等が酷かったですがクリーニングとレザーメンテでほぼ完璧に仕上がりました。
また、背中部分にSTIの刺繍が施されていたのでこちらを除去いたしました。
内部に関してはウレタン関係は座面を中心にオーバーホールを実施し背中のファンに関しては強化タイプのシロッコファンへ変更しています。
本STIレカロの特筆すべき点はエアランバーサポートがなんと背中に2か所あることです。アフター用のレカロJAPANのカタログには提示されていない商品です。こちらに関してはドイツ本国では一般的に販売されているシートなのですが日本国内では非常に珍しいです。恐らくSTI専用品でしか入手することが出来ないと思います。
機構的には加圧の手動ポンプは1か所で従来の正規品AM19タイプと同じですが背中部分の腰椎アタリに上下2か所ランバーが設置されており頸椎ラインに調整するための減圧バルブが画像の通り2個あります。こちらを利用して細かな調整ができるので非常に便利です。
本シートの取付車両ですがアルファロメオ159へ中部地方の専門店で装着されるとのことです。
レールのオーダーも頂きましたが、お住まいが名古屋方面なので現車の持ち込みが困難なでした。このためis84や05での取付データーを参考にレールを作製致しました。
AM19は座面センターの他のis84や05と異なり座面センターが40mm程度下方向に膨らみがあるとともに今回はDCなのでハイトアジャスター機構が付属しているます。レール作製時にはこちらのリンケージ機構のかわしを考慮して必要があり、このためリア方向は画像の通りセパレート構造となりより精度の高い工作技術が必要となります。
以上、シートメンテやレール作製は多数のスペシャルオーダーに取り組んでいる当社でならでわの作業となりました。今回のオーダーでも多数のお時間と費用が掛かってしましますが、オーナーさまがご希望されることを現実化できるのでその点をご配慮頂けると幸いです。
レカロのスペシャルなカスタマズは高い技術力を誇る当社にお任せ下さいませ!!
2017年02月
90年代を代表するFRの名車AE86レビン!!これを20数年愛車として所有されている
オーナーさまからお車に装着されているレカロis84LX-M2脚のメンテナスをご依頼を受けました
本レカロはジェミニ純正品ですが、当時の純正品はドイツ本国製で耐久性の高いアブス生地を
はじめ、高品質で適度な硬度を有するウレタンを使用しアフターマーケット用のレカロ同等レベル
(それ以上かも)の素晴らしいシートです。
今回はAE86の外装も含めリフレッシュされたので、装着のレカロも表皮の破れやウレタンのヘタリや
リクライニングギアーのガタツキ等不具合もあり、費用を掛けてメンテナスされました。
表皮はサイド周りの黒生地を当社のオリジナルファブリックで全て張替し、ウレタンの補修補強
、センター部のクリーニング、リクライニングギアーの調整、座面フレーム錆の塗装等
リフレッシュされたAE86へ装着しても遜色はないように、当時に雰囲気を残しつつ完璧に
仕上げました。
レカロ本体も製造から30年近くは経っていますが、ベースの本質が良いとともの経験豊富は
当社で作業をさせた頂ましたので見違えるようになりました。
外観だではなく、内部のメンテもしっかり実施しておりますのでお車に装着頂きますと
新品のレカロに近い着座感覚が蘇えってくると考えます。
今回のオーナーさまのようにお車と共に永年ご使用のレカロのメンテナンスに関して
是非当社をご用命くだいませ。
東日本の医療機器メーカーさまのご依頼で、新品のエルゴメドDへ電動リクライニングモーターの
装着を実施しました。
本来はエルゴメドシリーズには電動機能があるエルゴメドEは販売されていましたが、
昨年の秋に製造中止になりました。これによりメディカルシリーズの電動タイプは
220オルソペドのみとなりかなり高額になります。
ご依頼頂いたメーカーさまは車椅子関係のカスタマイズも実施されており
シンプルなis84エルゴメドEがコストパフォーマンスおよびカスタマイズ性の
良さによりご利用になっていましたが、今回の製造中止で甚くお困りになり
当社へご相談を頂きました。
シートヒーターは特に使用しないとのことなので新品のエルゴゴメドDを購入し
背中のみ電動リクライニングモーターを装着致しました。
メーカーさまのご依頼で駆動用の配線に関しては100cm程度シート底面の
設置し、以降のSW関係は納品後に別置きタイプで施工されるとのことでした。
DタイプをEタイプに変更するにはリクライニングダイヤルが不要になるので
その部分に装着用のパーツも必要になります。これらのレカロ製のパーツに関しては
全て在庫していますので、加工後も問題なく装着が出来ます。
このようなレカロ社が実施してくれないカスタマイズに関しては当社は高い技術力で
施工が可能です。ただしカスタマイズされたレカロはRECARO JAPANさまで以降の
修理対応が実施して頂けませんが、当社ですべてのメンテナンスが可能ですので
ご心配はご無用です。
(新品購入1年以降はレカロ社、当社ともメンテナンスはすべて有償となります)
皆様のレカロに関してもどのような修理にも対応できるように日々進化することに
努めて参りますのでご期待くださいませ。
当社で10年前に営業車用にご購入頂きました電動レカロをお車の廃車のために取外しで
ご来店されました。
本モデルは稀少なアイボリーレザー:JP(ジャンクション プロデュース)専用モデル
AM19 スタイル-JC右用です。当時はロディオドライブというレカロ社オリジナルの
アイボリー本革の限定モデルが有りましたが完売したことと、運転席1脚のみのご希望
でしたのでJPモデルをお勧めし装着致しました。
使用距離は12万キロでしたが電動の故障も一度もなく、ウレタン関係も修理も特に
実施しませんでした。今回は次回の車に全張替+フルメンテを実施して装着
予定でです。
オーナーさまは本シートが初レカロで乗り心地の良さ(プリウスの純正シートは腰が痛くなるとのこと)
と電動機能を大変気に入って頂き、その後5年後にご家族用のアルファードには運転席:AM19黒本革
スタイル ST-DC、6年後に助手席はis84オルソペド 黒レザー×アルカンターラパンチングを装着、
その翌年にはシートヒータがご家族に大好評とのことで純正のリアシートに当社のオリジナルシートヒーターを
装着致しました。こちらは施工後、大変人気があり奥さまやお母さまがリアシートにばかり座りたがると
笑ってご説明されました。
今回の交換に関しては、電動配線の除去およびエアバック用の距離センサー(シートポジションセンサー)
を純正シートへ装着し直しました。
この年代のトヨタ車はクラウン系やハリヤー等にも同じセンサーが装着されておりRECARO取付時には
分離や移設の作業が必要となります。私の記憶ではプリウスに関しては無いモデルもあったのでは?と
記憶しています。またカローラー系にも一部あったと思います。
このようなセンサー類は欧州車にも多く見受けされますが、最近は米国車にも多数のセンサーが採用の傾向があります。
何れにしまても複雑なシート用のセンサー類はすべて対応は可能ですが、経験に無いもので解析に
時間がか掛かるものは別途費用が発生致します。
今回のオーナーさまの次のお車は未定ですが、お預かりした愛着のあるAM19を当社の技術で
新品同様に蘇えさせ装着できる日が今から楽しみです。
それでは次回のお車の決定!!お待ちしています!
昨年末に運転席用のメンテナンスをご依頼頂きましたオーナーさまから
今回は助手席のシートメンテのご依頼を受けました。
運転席よりは使用感が少ないのでクリーニング+ウレタン補修+パーツ交換で
作業致しました。
助手席は使用感は少ないとはいえ製造後年数が経っているのでクリーニングにより
センター部のルマンカラーのカラーコンビネーションや刺繍部分が格段に美しく
なりました。 ウレタン関係も座面関係を中心に入念に作業致しましたので
新品に近い乗り心地に回復しています。
パーツ関係もサイドカバーの破損が有りましたので在庫品の新品で交換済みです。
これらのパーツを在庫しているshopは他にはほとんどないのでは・・・。
当社ならではのパーツ供給体制ですので敏速に作業が進みます。
(レアパーツに関しては本国オーダーとなるのでこの限りではありません)
本モデルは、正規モデルでは無いパーターンでSR2のヘッド部に刺繍がなく
背中センター部に刺繍が施工されています。これは張替品ではなく
当時の日産のオリジナルオプション品だった記憶しています。
ニスモからもSR2ベースで確か専用シートが有りましたがこちらは
かなり派手なセンター生地で刺繍は大きくNISMOと記載されていました。
画像の通り前倒しレバー等はSR3ベースのRECARO文字ありタイプなんので
パーツに関してはSR2末期モデルはSR3のパーツを併用していた感じです。
SR2は古すぎるイメージが有りますがSR3よりも肩の張り出しが各30mm程度大きく
ホールド性は抜群です。ただ大きい分室内への干渉がある車両があるので注意が
必要です。当社ではSR2でも背中の張り出し形状はそのままで、幅のみを小さくする
施工も可能です。
SR2の背中の絶妙な張り出しラインがお気に入りのオーナーさまは加工により
取付は可能ですので是非ご検討してみてください。
今回のSR2の作業が完了でオーナーさまのZ32に非常に程度のいいRECARO SR2
ルマンカラースペシャルモデルが装着されることを大変嬉しく思います。
最高にいい感じに仕上がったSR2でZ32のドライビングを堪能してくださいませ。