RECAROレカロマイスター日記

大阪府堺市【レカロ専門店 RECARO Special Shop FREESTYLE フリースタイル】
RECAROレカロ販売及びメンテナンス等、レカロを専門に扱うショップです。日々の作業内容やレカロについて、更新していきます。

2017年08月

 現在プリウスでコンフォメドを装着されている静岡在住のオーナーさまからのご依頼です。

 コンフォメドよりも更に電動機能が充実したレカロを選定されDSVをセレクトされました。 DSVはUSEDで左右購入され当社へ直送されてのメンテナンスです。

 本シートはサイドが本革、センターは黒アルティスタ表皮で製造されたレカロ製オリジナルの 366モデルになります。(ちなみにグレーアルティスタ×グレー本皮は367モデルになります)

 DSVはDシリーズの中でベンチレーション、ハイト、アングル、ハイト、リクライニング、ランバー、 ヒーターなで主要電動機能がすべて装備されており大変使いやすいレカロです。 CSEやDSEのように電動関係の不具合が少ないのもいい感じです。

 内部のフレームもコンフォメドと同等のモノコックフレームを採用しており、ウレタン関係の品質も ほぼ同等なので、変更されてもご満足頂けると考えます。

 今回のシートは、クリーニングを含むウレタン関係のオーバーホールやレザー傷み部(左シート 背中左腰部+座面SWパネル付近)の部分張替、アームレスト穴の修理調整等 今後も末永くご使用頂けるようにメンテナンスを実施致しました。

 DSVは今回の前期とSWが縦一列の後期の2種類がありますが、ウレタンの品質に関しては 前期が硬質な感じで着座感覚が安定します。エアランバー減圧弁等のパーツは後期の方が 高性能なものを使用しています。それぞれに特徴があるので甲乙つけ難いですね。

 メンテ後はが画像の通り見違えるように美品になり、ウレタンメンテも完璧なので素晴らしい着座 感覚をドライビングで体感頂けると確信しています。

 重厚な電動レカロ DSV366で快適なドライブをお楽しみくださいませ!!


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 5年前にV35タイプのスカイラインにis84LX-Sを装着頂きましたオーナーさまからの サイドのご依頼です。

 以前の35でもシートが身体に合わずにレカロを装着して快適にドライビングされて いましたが、今回新型の36に乗り換えられました。

 36の純正シートは35よりも表皮素材や座面ウレタンの形状が改善され、座り心地を 期待されていましたが、やはりレカロに身体が慣れてしまっているので長時間のドライ ビングは非常に疲れるとのことです。

 35の時にご購入頂いたレカロはそのまま売却されたので今回は、全く同じレカロ(IS84LX-S) でのリクエストでオーダー頂きました。

 現状のカタログモデルでエルゴメドDがヘッドレスト以外、ほぼ同じ形状ですがウレタンの 品質が旧タイプのLX-Sとは異なるのでUSEDレカロを全面張替して作製致しました。

 ウレタンも在庫品の中で硬質なものをセレクトしてオーナーさまのご要望に応えるべく ウレタンへの補強も含めてご満足頂ける内容で作製しました。

 取付のレールはレカロ製でワンポジションタイプでしたので取付後オーナーさまに着座頂き ベストなポジションが出るように、スペーサーにて微調整し3回目位置決めでベストな 位置が確定致しました。この瞬間に「これこれ!!この位置が35のレカロのポジションで バッチリです!!」とお喜び頂いたことが印象的でした。

 この後、腰部へのブロックタイプランバーの調整も行い、完璧なメディカル調整でご満足 頂けました。

 今回のis84LX-Sは過度な機能もないシンプルなレカロですが、完璧な取付方法とポジショニングで レカロのメディカル的な要素がフルに発揮されます。このような作業を行えるのも当社の永年経験が あるからだと考えます。レカロのことは全て当社へお任せくださいませ!!

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 電動関係がすべて問題なく動作確認できましたので、背中と座面のフレームを 合体させてほぼ元の状態に組み上げました。

 今回の最終目的である、腰部分に密着性を上げるためのエアランバーの装着は完了しましたが 微妙な設置場所の調整がオーナーさまご自身で出来きる構造とすることが重要です。

 エアランバーが設置されている背中センターウレタンは背中ヒンジ部を中心に上部方向へ 取り外しが出来、任意でエアランバーの位置を変更できる構造に致しました。

 この構造は、メディカルシリーズのオルソペドの背中ウレタン肩甲骨付近の密着性を高める楔状の ウレタンを任意で移動して装着するタイプと同方式です。

 ランバー部の位置決めは身長差など身体的条件により異なりますので、設置位置調整方法としては ベストだと考えます。腰部の密着性に関しては電動のエアランバーにて調整を実施して頂きます。

 完成後、装着当日にはオーナーさまに車両へ設置する前に、改造点やランバーの位置決め方法、 エアランバー操作方法等をご説明するとともに、実際にシートに着座して頂きベストのランバー位置の 仮決定致しまいた。

 その後、993へ代替で装着(レカロ製993レール使用)したis84LX-Mを取外し、レカロのメディカルテイストを 満載したRUF純正シートを装着致しました。レールに関してはレカロ製ローポジションタイプとほぼ同じ構造です。 アングル関係については、専用のスペーサーが付属されており各ネジ穴に規定の物をそれぞれ装着して RUF純正シートのポジション出しが出来る構造となっていました。

 シートを993へ装着後、最終の最適なランバー位置を確認しましたが、仮付けの位置で完璧で問題なしとの ことでした。

 オーナーさまはなんと本CTRで鈴鹿サーキット本コースをガンガン攻めるとのことです。この純正シートに 4点シートベルトを装着して、996.997GT2等と攻めぎ合うのが堪らないそうです。RRで550HPですから 相当なものです。このランバーのおかげで鈴鹿まで快適に自走出来、サーキットも走れる!!と とても喜んで頂きました。

 費用はスポーツスターが2脚購入できるくらいですが、本オーナーさまには大変ご満足頂き当社として とても嬉しく思います。
 当社はレカロに付随する技術技能に関しては非常に高いレベルを持ち合わせています。 各オーナーさまが現実化したいことはどのようなことでも対応可能ですので、是非何なりとご相談くださいませ!!

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 先日に引き続き993RUF CTRの内容になります。

 今回の装着ユニットの動作テストおよび図面が完成したので、RUFシートの分解に 取り掛かります。構造はレカロと大きく異なり手造り感が非常に強い形状です。 L鋼、平型鋼、丸パイプ鋼を巧みに使用してるとともに一部には木材も使用されています。 (レカロもCクラ系はバックパネル上部がバルサ系です) 構造的には、電動機能も充実しておりリクライニング、シートヒーター、機械式ランバーが装備 されています。この機械式ランバー装置は画像の通り非常に凝った造り(シュクラ製?)ですが 本体の固定方法や腰部付近への加圧プレート形状不良等があり、あまり腰部サポートへの 効果がありません。

 また、肝心の背中部バックパネルはレカロのように背骨曲線にようなメディカル的な構造ではありません 。仮にエアランバー方式に構造を変更しても、この形状ですと背圧の反発力がウレタンや着座している ドライバーには伝わり難いです。

 これ他の点を踏まえて、バックパネルの内部形状もレカロと同じタイプに加工し、メディカル的な要素を 持った構造へは変更致しました。

 次に電動部の装着ですが、機械式のモーターが設置されていた場所があるので、その場所に 電動ポンプを設置しました。既存のモーターと今回のポンプとでは構造や大きさが異なるので 固定方法やエアー配管の取り回しに苦労致しました。また、エアランバーシステムは、加圧時に 内圧が上がりすぎるとランバー部が破損致します。このため規定圧以上になると圧抜きをする リリーフバルブが装備されています。本装置はランバーシステムが快適に永くご使用頂くには 非常に重要な部分となり、構造上設置場所もシビアになります。今回は、新たに施工したバックパネル 内に取付けることで、分離した空間に設置できるため動作上の問題が発生しないように致しました。

 背中面の加工が完了したので、次は座面です。座面には電動ポンプ動作用ならびに減圧用の バルブを設置する必要があります。ポンプ用のSWが既設の機械式ランバーの物を使用したが 減圧用のSWは別途設置する必要があります。こちらに関しては、既存のリクライングおよびヒーター用の SW設置場所の構造を参考に新たに固定プレート等を作製し取付を実施致しました。

 減圧用SWのエア配管は非常にシビアな構造なので調整にはかなり苦労致しました。 また、993RUF CTRは2ドアクーペになりますのでシート後方にアクセスする場合はシートを前倒し 致します。この一連の動作時に背中と座面で連結されているエアー配管が若干収縮しますので こちらを見越しての調整も必要となります。

 この点に関しても、数回調整することでクリアー出来ました。

 これ全ての加工が完了し、シートの仮組を完成させ全ての動作確認をしましたが問題なしでした。 残るは背中ウレタン部の固定方法変更と装着、最終の車両への取付になります。

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 世界的なポルシェチューナー:ドイツ RUF社が空冷最後の993時代に 最高の技術を駆使して作製した993CTRのオーナーさまからのご依頼です。 (しかもこの車両は製造番号1番です!!生産台数50台程度で現在7000万円!!)

 オーナーさまは他の車両でレカロを装着されその素晴らしさはご理解頂いています。

 今回は非常に希少な車両でRUF社が製造した専用のシートが内装に合わせて 装着されています。このシートがオーナーさまには全く合わず腰痛が発生すると共に 助手席の奥さまも同様の症状とのことです。 これをレカロに交換することで腰痛は解決されるのですが、RUF社の純正シートの内部を 加工してレカロテイストを取り入れてほしいとのオーナーさまからの強いご希望があり 本作業を実施することに致しました。

 内容が深いので3部構成のブログでご紹介致します。

 現状のRUFのシートを確認および着座しながらご不満点をお聞きすると、背中面からの 腰のサポートがほぼ無いとのことした。形状を確認するとやはり腰椎2番3番あたりの サポートがなく4番もかなり少ない感じでした。

 こちらにウレタンを追加か手動式のエアランバーを装着し表皮のレザーを加工すれば 問題は解決するとお伝えしたところ、現状も使用しているDSVのように電動で加圧、減圧 出来るようにしてほしいとのご要望でした。

 確かに電動は非常に便利ですが、装備が全く無いシートに電動エアラバーを装着するのは 非常に手間が掛かります。(というより、一からシートを作製するみたいなものです。 正にポルシェをRUFが新たに作製するようにレカロをFREESTYLEが新たに作製!?)

 このような経緯から、RUF純正シートを左右お預かりし代替レカロ装着後、一旦ご帰宅 頂きました。

 シート分解後、背中部へのエアランバーやポンプ装着場所や配管の引き回し場所、 座面部への減圧弁装着場所など、アウトラインを図面に落とし込み、仕様パーツの選定を 致しました。

 図面作製と並行して、装着する各パーツを仮組してユニットとして機能し、性能が発揮できるか 検証するためにテストを数日間実施したしました。

 仮組ユニットは問題なく機能し、シートを作製する図面も完成し、次は作製に取り掛かります。

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