大阪在住のオーナーさまからのご依頼です。90年代後半に新品で左右購入し お仕事や休日のアウトドアでのご使用で30万km強、走破(現状のD5で約20万km!!) されました。長年のご使用でドア側サイド表皮や座面ウレタンの傷みも発生しましたので 当社で分解点検のオーバーホールを実施致しました。

 本JCは90年代後期モデルなので純粋なドイツ本国仕様です。使用年数および距離も 多いですがカールコードの劣化も一切なく、センターの351表皮の傷みも皆無です。 またウレタン硬度もしっかり感がありis84のモジュラータイプとほぼ同等の感じで 着座頂ける感覚です。

 カールコードの劣化に関しては、根本的にコードの品質が良いので劣化がありません。 カールコードも2000年以降の日本製の太目(内部8線タイプ)と比較しても細目(内部6線タイプ) となり、私の25年のメンテ歴でもこの細目タイプはコードが破断しているのを見たことがありません。 部材や素材は良いものが使われていましたが、電動JC系は初期にトラブルで大変でしたが96年以降 対策がなされ故障は皆無になりました。 (余談ですが、95年に発売されたJCは1年後位に内部BOXの故障の嵐が吹き荒れ、シート下電源配線と BOXの間にレカロから無償提供された電圧電流制御ユニットを各オーナーさまで接続する対策が 施されました)

 少し横道に逸れましたが、本オーナーさまのJCは経年劣化部分以外はほぼ問題ありませんでした。 距離は30万Kmですが、オーナーさまが愛情をこめて大切にお使いになっていたことが感じ取れるレカロです。

 メンテに関しては表皮クリーニングや背中、座面部のサイド生地の張替やサスペンションダンパの交換、 表皮の加水分離処理、エアランバーポンプ交換等、基本的な作業のみで完了致しました。 座面関係もウレタン補強やダンパも交換していますので新品同様の着座感が蘇えっています。

 本オーナーさまのように丁重にご使用頂くと今後も20万Km(合計50万km)は問題なく使えます。 アウトドアはカヤックをされるので、リフレッシュされたレカロで快適に長距離ドライブを楽しんでください。 助手席のレカロは奥様のために長年ご使用され、奥様もレカロじゃないとダメ!!とのコメントを頂いています。 次回は奥様のために、助手席のメンテナンスもお待ちしています。

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