前回に引き続きニスモ専用レカロ SP-X Ver2の加工作業です。今回は背中+座面への シートヒーターの装着です。オーナーさまはレカロ製への拘りがありましたので当社在庫品である 新品のスポーツスターからヒーターユニットを取出して、配線+SWも含めて全て装着してほしい とのご要望でした。R35GT-Rのニスモを2台もお持ちの方なので、オーダー内容は豪快ですね。

 ヒーターの操作SWについて既存にあるリクライニグSW付近への装着をご希望されましたが こちらの作業はとても手間が必要な作業です。

 座面フレーム内部にはSWを固定する台座もありませんし、ウレタンもカットされていません。 SW自体も直接側面レザーへの穴開け加工による装着となるので、位置決めが難しいです。 リクライニグSWとの水平バランスや取付位置、座面フレーム側面の配線誘導穴の施工など 全てにおいて取付位置や各寸法を的確にしないと、ベストな位置への装着は難しいです。

 台座はサンプルを含めて3個作製し、最終的に形状を決定したものを特殊素材で 作製しました。(お見せ出来ないのでとても残念です) また表皮のSW取付穴カット処理に関しても、サンプル台座にて実際の本革と同等品の サンプル本革を使用して、適切な位置で美しい仕上がりになるように加工作業を実施し 最適な施工補法を見いだしてから、本品のレザーでの施工を実施致しました。

 シートヒーター本体のサイズは、スポーツスター用となり形状が少し異なるのでこちらに関しても サイスの適正化および固定方法の変更で問題なく装着できました。

 現行のSP-Xは電動リクライニング機能はありますが、シートヒーター機能がありません。 欧州のプレミアムカーは全てヒーター等は標準装備となるので、R35GTRに使用されるRECAROに 関してはヒーターも付属されていても良いのでは!!と思います。 リクライニング機能の関しては常時電源で動作するように配線されていますのでヒーターは バッテリー保護の観点からもキーON時に導通される配線から通電させることが必要です。

 装着に関してはディラーさまで実施予定なのでこの点をディラーの担当者さまにヒーター容量も 含めてお伝えし、完璧な配線をして頂くように申し伝えました。

 レカロの最高技術を導入して作製された最高のスポーツシートSP-X!! 非常に高額なレカロですが仕様の満足度は格別です。高剛性、高品質なウレタンそして プレミアムなデザイン!!他の追従を許さない孤高のスポーツRECAROを是非ご体感くださいませ!!

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