freestyle_rs

レカロ屋♪フリースタイルRSFマイスター日記

大阪府堺市【レカロ専門店 RECARO Special shop FREESTYLE フリースタイル】 略称➡RSF

is05 LX-F

25 8月

レカロ is05 LX-F IN110 サイド部レザー張替+メンテナンス+取付 トヨタ カローラツーリング E210系

 現行モデルのis05 LX-Fをカスタマイズ及びメンテナンスの為、お持ち込み頂きました。
ビジネス関係で年間3万km程度のお乗りになるので20年以上前からRECARO装着は必須とのことです。

 is81モデルからAM19等加工に多岐に渡り歴代RECAROをご使用になっておられますが、今回は前回のお車の装着され着座感等が大変気に入ったis05モデルを、今回の内装に合わせてサイド部分の張替およびメンテナンスを実施致します。

 今回のメンテナスを機に年間走行距離が多い為、座面関係の補修補強を入念に実施し安定した着座感も得ることが出来ます。これらの作業で一般的なis05の着座感を凌駕する安定性が体感出来ますので大変好評なメンテナンスメニューです。

 取付に関しても純正シートヒーターSWを使用して「強」「弱」をコントロールできる回路を施工致しました。

それでは今回のメンテ内容を画像に沿って内容を解説致します。 

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画像A  
 
レカロ:is05LX-F IN110 ナルド黒×3Dエアーシルバー 2脚 正規品
     サイド部:黒本革×黒合皮 センター:3Dエアー(未張替) シートヒーター装着
 レール:RECARO製3ポジションタイプ 左右 品番2080.024.1および2
CIMG2825

画像B
 
背中および座面位の内側は全て本革、サイド部および背面は合皮レザーにて張替を
実施致しました。ステッチはシルバーのW仕様です
 レカロの通常ラインアップでIL110のレザー仕様がありますが、こちらは前側のみ
本革レザーで側面+背面はカムイ生地となります。少し質感が下がるのでオーナーさまは
今回の仕様をご希望されました。
1


画像C
 背面の合皮レザーです。張替前の分解時に座面関係のウレタンは補修補強を実施し、
シートヒーターは背中および座面へ組み込んでいます。操作は純正SWが使用できるように
配線を加工しました。コーションシールからIN110は2017年製であることが解ります。
2


画像D
 レールは3ポジションタイプで一番低い位置で装着の場合は、脚部を1段カットする
必要(前後とも)があります。今回のオーナーさまは中間位置での取付です。
 E210系はこのレールの他にLOポジ用のスポーツフレームの設定もありますが、is84や
is05系を装着の場合は3ポジションタイプがベストです。座面裏に凸部分があるAM19や
スポーツスター、is81,Dシリーズ等はスペサーの装着が必要となるのでスポーツ
フレームがお勧めです。
3


画像E
 下段に内装の各部を撮影しています。今回の張替仕様と統一感があり、レザー仕様の
高級感も相まって上品な感じに仕上がりました。オーナーさまのセンスの良さが光ります♪
4


画像F
 
オーナーさまは完璧に仕上がったLX-Fに大変ご満足頂きました。ビジネス等で一日
300km程度も走行されることもあるので、お気に入りのRECAROで快適ドライビングを
堪能してくださいませ!!
5


10 6月

レカロ is05 LX-F IN110 座面ウレタン加工 スバル サンバーディアスTV1(取付感想メール)

 先日お送りしたis05座面加工のオーナーさまからお喜びのメールを頂きました。

数日間、切削したウレタンの粉塗れになりながら何度も調整した甲斐がありました。

 実は最近実施したウレタンカット作業の中でトップクラスに難易度の高い内容でしたが
このようなお言葉お頂くと本当に嬉しいです。

 当社の作業は全て各RECAROごとに異なる内容で多種多様です。全国から日々レカロが届き懸命に
作業を実施しておりますが、全て手作業となるため如何してもお時間が掛かってしまいます。

 お時間は掛かりますが、すべての作業を丁重に心を込めて実施しておりますので
ご理解頂けますと幸いです。

それではオーナーさまからのメールのご紹介と、先般の画像を拡大した状態で添付し
再度解説致します。


【オーナーさまからのメール】

フリースタイル様

無事到着しました。ありがとうございます。

早速取り付けて試乗してきました。

 

今まではMT車のためクラッチを踏み込む動作で太股裏の圧迫を緩和するため
シートスライドを前よりで使用していて、腰痛は無くなったがハンドルを
抱え込む様なポジションで狭い車内を更に狭く使うという本末転倒状態。

 

加工していただいたシートを取り付けますと、すべてが好みの位置にセットでき、
乗り降りまで楽になりました。

 

ハンドルを上げてみたり、シフトレバーのシャフトを延長してみたりと
遠回りをしましたが、一挙に解決です。

 

この度は本当にありがとうございました。


画像A
 加工後の座面全体画像です。本加工にはウレタン加工およびその形状に合わせた表皮
の加工も必要となります。アウトラインまではウレタン用のナイフで粗切りしますが、
細かな調整はウレタン専用に当社で設定している出力が低めの電動グラインダーにウレタン
加工用の研磨ディスク(市販品を改造)にて少しずつ削ります。
 切削後は、表皮をその形状に合わせて加工しますが、不具合が見つかれば再度切削し
ます。最終的にウレタン形状が決定した時点でその形状に合わせて表皮を再縫製します。
CIMG4784


画像B
 先端を完全に除去しました。これは車両が軽ミニバンのMT車両であるため、ペダルの踏み
変え操作が頻繁となり、足元の空間が極端に狭いと踏み変えが厳しくなります。また、今回
のオーナー様の身長も考慮しています。
これらの点は車両により異なりますが、軽ミニバンでMT車の場合はほぼこの形状になります。
CIMG4790


画像C
 座面正面からの画像です。左右のサイドウレタン(三日月状の黒のナルド生地部分)も
前から約100mm程度は加工しています。センターに関しても後方の表皮固定部から先端まで
の中間位置位まで緩やかに加工しています。(画像Eにてご確認頂けます)
CIMG4785


画像D
 加工前のウレタンです。is05 LX-Fは2年前にマイナーチェンジして座面ウレタンの形状が
以前より先端部が薄く、長くなりました。今回のはカットすることで前期と同じ長さになって
いますが、先端部の厚みは更に薄くしています。カット加工は黒ペンでケガいた箇所をカット
して、その形状に合わせた左右サイド及びセンター部のウレタンをなだらかに加工して
います。
CIMG4746


画像E
 加工後、最終仕上げ時のウレタンです。画像Dと比較して頂ければ加工の内容が把握して
頂けると思います。
CIMG4747


画像F
 今回の加工の最大の難関は裏面の加工です。表面はサイド表皮を固定するため両サイドに
鋼線が縦方向に埋め込まれています。このため表面ウレタンを削りすぎると、この鋼線部分
まで切削することになります。これを防止するために、裏側を切削することで調整致します。
 画像は切削前の状態ですが、先端で最大20mm程度カットし,後方は黒ペンでマーキング
部分まで緩やかに加工します。加工の方法や形状はシークレットとなりますので画像は
記載できませんのでご理解くださいませ。
CIMG4745

 
4 6月

レカロ is05 LX-F IN110 座面ウレタン加工 スバル サンバーディアスTV1

 東京都在住のオーナーさまからのご依頼です。以前当社でTV1用運転席レールをご購入頂き、is84LX-Fで5年程お乗りになっていました。
 今回RECAROを買い換えられ現行のis05LX-Fを装着(当社のレールはis84,is05共通です)されましたが、車両が軽自動車1BOXということもあり、座面先端部の圧迫感がis84と比べて大きくなると共に、座面長も長くなり膝や太腿がステアリング等に干渉する事象が発生致しました。
 この件に関してメールおよびお電話でのお問い合わせがあり、過去にも同じ事例でのご依頼があり問題点を解消できることをお伝えしました。後日RECAROをご送付頂きましたので、ご依頼内容に従って作業を実施し、完璧な状態で加工作業が完了致しました。

 それでは添付の画像に沿って今回の作業内容等を解説致します。


画像A

 レカロ:is05 LX-F IN110 2018モデル
CIMG4789


画像B
 座面部分のみ分離し、ウレタン状態からの削り加工になります。
①先端部が不要となりますので、カットイメージを油性ペンでケガキ、緑枠をカット+切削
②表面のみの加工では、ご希望のポジションとならないので裏側も緑枠部を削ります。
③先端のカットと共に、青枠部も後方に沿って自然な傾斜となるように切削しました。
④上部からの表面画像です。サイドウレタンとほぼ同じ座面長さです。
041
 

画像C
①座面先端はなだらかラウンド加工です。この形状ですと太腿裏や関節から下の脹脛後方
 への圧迫も低減できます。
②座面先端から後方へ向けて約200mm程はウレタンの肉厚も30mm程度しかありませんので
 裏面からのウレタンカット加工も実施することで、均一な加工となります。
③ウレタン加工を実施するので表皮の加工も必要です。座面サイド部は緑〇部分のものが
 左右のサイド部分に施工されていました。青枠は座面先端が短くなったことでセンター表皮を
 約70mm程カットしていま。その他裏側の側面固定パーツの位置も変更済みです。

042


画像D
①正面から座面全体を見た状態ですが、先端部が大きくラウンドしているのが確認できます。
②側面部先端です。センター部とほぼフラットになっています。
③上部から見ても違和感のない仕上がりです。
④表面側サイドウレタンは一切の加工はありません。
043


画像E
①②表面サイドウレタンを未加工でこれだけフラットの状態に近づけるには、裏面のウレタン
 加工作業が重要となります。is05LX-Fの座面加工は他にも実績はありますが非常に手間の
 掛かる内容となり最終的にカットしたウレタンに合わせて表皮の加工も必要です。
 そのため高額な費用となりますが今回のサンバーのようにレール側でポジション調整が
 出来ない車両(ハイエース等)には大変有効な方法です。
③座面センター裏側もカット加工しているので、通常の補修補強を実施致しました。
 この施工は経年劣化したRECAROのセンターウレタンの硬度復活作業として好評を得てます
 ので、使用期間が少ない今回のis05ウレタンでも今後の経年劣化の抑制および現状の着座感
 の安定に寄与することは間違いありません。
④レカロ社正規品のコーションラベルです。2018年1月19日製造です。
044

 
12 2月

レカロ is05用 SR6.7.11、LX-F関係 新品パーツ 入荷販売

 RECAROレカロ関係のパーツがis05用の販売パーツが入荷致しました。基本的に内部のストラクチャーモノコックフレームはis05シリーズは共通となりますので、SR7用のベルトホルダー以外は全て共通でご使用可能です。

 is05は全てレカロJAPANでの企画、作製品となりますので国産車に適したウレタンサイズ感や最新レザー溶接を導入したフレーム溶接、表皮はアルカンターラ風合のカムイ生地をメイン展開するなどの非常に日本人的なきめ細やかな造りです。

 デザインもドイツ製のis84シリーズの王道SR2、3系のオマージュになるSR7や伝説のリクライニグシート最強の
A8のオマージュになるSR6、日本独自の歌舞伎役者のペイントアートを模写したベルトホルダーを採用しSR11、新世代の自動車シートのデザインを先取りしたLX-Fなど個性的なモデルがあります。

 残念ながらSR11は2008年に廃番となりましたが、スペシャルにチューニングされた上質なウレタンによる独自の乗り心地は非常に素晴らしかったです。そのため価格もSR6.7と比較して1.5倍程しましたので販売は伸び悩みました。

 その後もSR6,7,LF-Xは現在に至るまで、ヒーター付きやアームレスト装着モデルがリリースされるなどマイナーチェンジを実施し進化し続けています。しかし、販売から15年以上経過するモデルも存在しメンテナンスを実施することで末永くご使用頂けます。

 is05モデルも当社へメンテナンスやカスタマイズすることでis81やis84にも負けない位素晴らしいRECAROになりますのでis05の各オーナーさまも是非メンテナンスは当社へご用命くださいませ!!

 尚、下記パーツ関係はHPから通販で購入が可能です。来店も問題ありませんが在庫数が少ないので
ご来店の際や、お急ぎで必要な方はお電話でお問い合わせください。
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画像A

 参考is05レカロ

 RECARO:SR7ラシック2 赤本革×黒グラスメッシュ

CIMG9407

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画像B

 is05共通パーツ
  ①右サイド下部カバー
  ②左サイド下部カバー
  ③リクライニグダイヤル
  ④前倒しレバー下部カバー
  ⑤右用前倒しレバー
  ⑥左用前倒しレバー
121
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画像C

 ベルトホルダー関係:SR7、SR11用

 A:SR7用 
   右側①前②後
   左側③前④後

 B:SR11用
   右側①前②後
   左側③前④後


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22 10月

ダイハツ アトレー300系 レカロis05 LX-F IM110 座面加工

 大阪府在住のオーナーさまからのご依頼です。以前ハイエース200系に本RECAROをご使用に なっていまいした。今回車両入替でアトレーを購入され他社製のLOポジションフレームで取付 されましたが、座面ポジションが上がりペダルやステアリング操作に支障が発生致しました。

 アトレーはレール本体とレール取付の車体側との空間が殆ど無く、レール関係でポジション 調整を実施することは不可能です。このためポジションを下げるにはレカロ本体の座面を ウレタンおよび表皮の加工する必要があることをお伝えし、一旦ご帰宅され後日RECAROのみ 単体で持ち込まれました。

 施工に関しては、オーナーさまは身長が180cm程度あるので、RECARO交換時の着座姿勢で フロントガラス上部より目線が少し高めになり信号待ちで信号機の表示が見にくい事象も 発生しているのでアイポイントにに関しても出来る限り下げたいとのご要望です。

 アイポイントを下げるためには座面ウレタン後方部分のカット加工も必要になりますが、現状 でのウレタン厚みが40㎜程度しかありませので、加工の限界はオーナーさまの身体情報(身長 、体重、年齢)を考慮しながら、着座時のウレタンの歪およびピレリーマット沈込率から勘案する と約15mm程度のカットになること、またペダル操作不具合に起因する前側のウレタンカットに関 しては、前側フレーム部への干渉を考慮し40mm程度のカットになることをご説明しました。

 これらのウレタンカットに伴い表皮に関しても大幅な縫製が必要ですが、IM110に採用されて いる3Dエアー仕様:ハーモニア表皮は名称の通り立体形状の表皮となり、ウレタンカットした 場合の形状に適合した縫製の収まりが厳しい場合もあることをご理解頂き作業を実施致し ました。

 施工内容は上記に記載した数値でウレタンをカットすると共に、表皮に関してはウレタン カット分の面積を当社のオリジナル表皮で作製し全体的なフィッティングを調整致しました。

 完成後、オーナーさまが加工レカロ引き取り時に試座されましたが、理想通りの着座姿勢です と大変ご満足頂きました。サイサポのウレタン加工に比べると座面後方アイポイント修正の 加工はF座面の場合は非常に時間と手間が必要となります。そのため費用もUPになりますが 今回のオーナーさまはアトレーの純正シートでは腰痛が発生し通勤に支障が出るため費用を 掛けて作業ご依頼を頂きました。今後はis05 LX-F IM110で最高のポジションでドライビング して頂けると確信しております。

 is05 LX-Fの各オーナーさまで座面形状にご不満のある方は是非当社でウレタン加工を実施 し最高のドライビングポジションを味わってくださいませ!!

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