2005年03月30日

目に見える確かさと目に見えない恐ろしさ

 世の中良いことばかりは無いようです。
物の形、色合い、機械の便利さは見て触って判断できます。
しかし、ここがご用心。
人間にとって最も怖いものは目に見えない危険が多いことです。
物のよしあしの判断は、人の健康を後回しで選ぶ事は無いと思いますが、
果たして現実はそこを認識し、判断しているのでしょうか?
きれいな花にはトゲがあるとか、目に見えない恐ろしい物と暮らさないように
心の目も使って選びたいものです。
  

Posted by freewood at 08:06Comments(0)TrackBack(0)

2005年03月23日

木の家 やっと近頃解り掛けて来た事

 先日、広島住いで数年お留守のお施主様が定年で帰ってこられました。
とてもひたしみのわく優しいご夫婦の方。
もちろん住いはフリーウッドまるごと木の家。
春だと言うのにまだ雪が降り、寒い日が続いている状態でした。
帰られて2日程度は寒かったとか。
しかし後はとても過ごしやすい日々が続いていると話されました。

???断熱と保温力(蓄熱)の違いから来る仕業????
この冬全く暖房もされる事無く、気温に任せっぱなしの状態で家もすっかり
冷え切ってしまったようです。

 しかし、木は断熱力と蓄熱する力の両方が備わっているすばらしい材料です。
いったん温まると室内の気温が低下しても木材の表面しか冷えません。
暖房も室内の空気を暖めるだけで後は暖房の必要が無いわけです。
まるで魔法瓶と血の通っている人肌に似た壁のようです。

 そして、とって置きの秘密は木が室内の湿度をちょうど良い状態に調節管理
してくれている事です。温度と湿度のバランスが良いと、冷暖房も少なく快適
に過ごせる分けです。木は植物ですから動植物の好みを知っているのでしょう。
人工的な温度、湿度調整は機械の判断、人間の感覚が麻痺するのか、とても過剰に
冷暖房を効かせ過ぎてしまい、それでも何か不足を感じてしまいます。
正に自然の力が成せる技は人知を超える物があるようです。  
Posted by freewood at 19:19Comments(0)TrackBack(0)