2013年02月07日

おとぎ話 - THE WORLD

THE WORLDTHE WORLD
アーティスト:おとぎ話
販売元:UK.PROJECT
(2013-01-23)
販売元:Amazon.co.jp


おとぎ話の『The World』というアルバムを聴くと、子供の頃好きだったビックリマンチョコを思い出した。このアルバムには、何ともいえない懐かしさがある。だからだろうか、そんなお菓子を思い出したのは(笑)。

今作はガレージロックや、サーフロックなどを消化したサウンドに妙に昭和っぽい歌詞が載っかっているという、昔のグループサウンズっぽい作品だ。歌詞では「秘密の数だけお菓子をあげるよ」だとか、「流れ星が一瞬で消えるような 恋がしたいのさ」等、聴き手が恥ずかしくなるほどダサい歌詞を真顔で投げてくる。

だがこのアルバムはそこが良いのだと声を大にして言いたい。ダサかろうが言葉は伝わらなきゃ意味がないし、自分の言葉で表現する事の大切さを歌いたかったんだろう。ダサさも振り切れたら、一周回ってかっこよくなると思うのだ(多分)。

そしてその振り切れたダサさ、いやかっこよさはタイトルの『The World』にも反映されている。彼らは世界を大きな愛で包み込むという意味を込めて、このタイトルを付けたのではないだろうか。作品中でおとぎ話は本気で世界を愛する事を語っている。お世辞にもカッコいいとは言えないが、クサイ言葉で愛を語るのはなかなかできる事ではない。そういうことを平然とやってのける彼らは最高にダサかっこいいのだ。





from_the_basement at 22:28|PermalinkComments(0)TrackBack(0)邦楽 

2013年01月20日

RA RA RIOT - Beta Love

ベータ・ラヴベータ・ラヴ
アーティスト:ラ・ラ・ライオット
販売元:ホステス
(2013-01-09)
販売元:Amazon.co.jp


え、このジャケットってRA RA RIOTだったの?と疑いたくなるほど異様な雰囲気を醸し出している本作は、バンドとしての転機を迎えたアルバムである。彼らの1st「The Rhumb Line」で顕著だったオーガニックなサウンドが後退し、Hot Chipを思わせるエレクトロポップ路線に大きく舵取りした。彼らのキャッチーでポップなメロディーは健在であるが、初め想像とは違ったサウンドに驚かされる。

彼らはどうしてここまで大きな冒険をしたのだろうか?このアルバムを出す前後、メンバーはサウンドの事で相当悩んだそうだ。おそらくVampire WeekendやDirty Projectors等のロックに様々な国の音楽をぶつけては、新しいサウンドを生み出すアーティストが乱立する、New Yorkのインディーロックシーンでは、従来のサウンドだと勝負していけないと判断したのかもしれない。今までのサウンドを捨て電子楽器を前面に出している所に、彼らの変革への強い意志が感じられる。

一方でサウンドの方向転換を少しばかり、急ぎ過ぎたのではないだろうかと思わせる部分もある。例えばモダンなポップさを求めるあまり、ストリングスが影を潜めてしまっている。今までのバンドで鳴らす音とストリングスがうまい具合に融合しているサウンドが素晴らしかっただけに、この変化は少し惜しまれる。

彼らのサウンドは変わってしまった。しかし今作のジャケットは、「The Rhumb Line」を手掛けたデザイナーによるものだという。1stのジャケットを手掛けたデザイナーを起用したところを見ると、彼らは再び新しいスタートラインに立とうとしているのではないか。再スタートを切った彼らに、New Yorkのインディー・ロックシーンを掻き回して欲しい所だ。





from_the_basement at 12:48|PermalinkComments(0)TrackBack(0)洋楽 

2013年01月11日

CHRISTOPHER OWENS - Lysandre

リサンドレリサンドレ
アーティスト:クリストファー・オウエンス
販売元:よしもとアール・アンド・シー
(2013-01-09)


何度も繰り返されるメロディーにクリストファーが込めた思いとは何だったのだろうか?これが今回のアルバムを初めて聴いた時の感想だった。本作の主人公である元ガールズのフロントマン、クリストファー・オウエンスは世界的に成功したバンドを辞めてこのソロアルバムを作った。アルバムのタイトルである『Lysandre』とは、彼がフランスのフェステイヴァルで会った女性の名前だそうだ。

そんな本作で彼はジャズ畑のミュージシャンともコラボし、今まで使用した事もなかったクラッシックギターにも挑戦したそうである。アルバムタイトルのフォントからも連想されるように、本作はクラッシック調の作品だ。今までのガールズの音楽を聴いていた人からすると、驚きが多いかもしれない。それくらい本作は徹底して、世間的な流行とはかけ離れたサウンドであり、個人的な物語とその道のりを綴ったアルバムなのだ。

では何故クリストファーはこんな冒険的なアルバムを作ったのだろうか?本作のインタビューで彼が今作を作った理由の一つに、『僕はやりたいことをずっとやっていきたいだけなんだ』と答えていた。つまりこのアルバムで彼は今、リサンドレに伝えなければいけない何かがあったのだろう。それを感じ取るのも、本作を聴く醍醐味の一つである。

さて冒頭の質問に戻るが、何度も繰り返されるメロディーはおそらくクリストファーからリサンドレという女性への、一途な思いだったのではないだろうか。それが形を変えて何度もアレンジされている所に、彼女に対する愛情の深さが伺える。パーソナルでありながら、時代を問わない普遍的なサウンドを兼ね備えた本作は、クリストファーの誠実さを映し出す鏡のようだ。


 


from_the_basement at 11:12|PermalinkComments(0)TrackBack(0)洋楽 

2012年12月29日

BELONG最新号

BELONG最新号できました!Punk Attitudeという特集です。

冊子を読む前にPunk Attitude導入号として、HPを見てもらえればと思います。

今回はドレスコーズ、 NOWEARMAN、クリストファー・オウエンスのインタビューが載っています。

クリストファーのインタビューはTwitterで質問を集めたので、それもお楽しみください。

配布先はコチラ。 



from_the_basement at 11:44|PermalinkComments(0)TrackBack(0)邦楽 | 洋楽

2012年12月06日

NOWEARMAN satellite TV

先日のNOWEARMANのUSTREAM放送はいかがだったでしょうか?

USTREAM放送の反応をtogetterにまとめました。アジカンのゴッチもNOWEARMANについてコメントしています。

彼らのインタビューはここで読めます。

12月7日23時までフリーダウンロード可能なので、お早めに!


from_the_basement at 14:44|PermalinkComments(2)TrackBack(0)