東座 FROM EAST 上映案内

映画コラムニスト合木こずえのオススメ映画上映会
信州のまんなか、葡萄の里"塩尻"で、ハートにしみる上映会を開いています。
地方ではなかなか上映されない単館・ミニシアター系の映画を期間限定で上映。
こちらでは、上映情報を簡単にお知らせしています。
www.fromeastcinema.com



★上映スケジュール★
9月9日(土)〜9月29日(金)
◆9/9〜9/22→12:15/16:30
◆9/23〜9/29→13:15/18:30

★作品情報★
製作年度:2016年 | 製作国:スペイン|スペイン語 | 上映時間:1時間39分
監督:イシアル・ボジャイン
出演:アンナ・カスティーリョ、ハビエル・グティエレス、ペップ・アンブロスほか

★ストーリー★
 ケン・ローチ監督の「天使の分け前」の名脚本家とスペイン期待の女性監督の夫婦が
贈るさわやかな感動作。

 バレンシア地方のオリーブ農園で生まれ育ったアルマは、祖父が生涯をともにしてきた樹齢2000年のオリーブの樹を愛していた。ところが時代の趨勢で事業が傾き、父親が大事なその樹を売ってしまう。それからというもの、祖父はショックで口がきけなくなり、体も急激に衰弱していく。そんな祖父を見かねたアルマは一念発起。友人と叔父に嘘をつき大型のトレーラーを拝借して、オリーブの樹を取り戻そうと、ドイツの会社へと旅に出る。

平和のシンボルとしても知られるオリーブ。
「樹齢2000年のオリーブの樹が、環境を大切にしているという企業イメージのために、スペインの大地から引き抜かれ、売却された。」
この新聞記事を読んだ脚本家ポール・ラヴァーティと彼の妻で監督のイシアル・ボジャインは、これこそ世界が抱える矛盾だと強く惹かれ、それを家族の物語として映画化した。

バレンシアの大自然、壮大なオリーブ畑は必見。アルマを演ずるアンナ・カスティーリョの瑞々しさ、彼女に実は惚れている友人役、ペップ・アンブロスの朴訥とした魅力、だまされて運転する叔父役のハビエル・グティエレスの軽快な演技。3人の異なる個性がマッチして、画面にテンポがあふれ、心地良い。なんとも清々しい秀作だ。

★お問合せ先★
東座 FROM EAST上映会 主宰 合木こずえ TEL:0263-52-0515

最新情報は東座FROM EASTホームページもご覧ください。
www.fromeastcinema.com



★上映スケジュール★
9月9日(土)〜9月29日(金)
◆9/9〜9/22→14:15/18:30
◆9/23〜9/29→11:00/15:15

★作品情報★
製作年度2015年 | 製作国:イタリア | スペイン語・イタリア語・ドイツ語 | 上映時間:1時間53分
監督・原案・脚本:ダニエーレ・ルケッティ
出演:ロドリゴ・デ・ラ・セルナ、セルヒオ・エルナンデス、ムリエル・サンタ・アナほか

★ストーリー★
 2013年3月13日に第266代ローマ法王に就任したフランシスコの、激動の半生を描く。
環境問題や人種問題をはじめ、数々山積する社会の課題に取組み、自身が関わる慣例を前例を覆して簡素化していったフランシスコに対し、快く思わない人々もいたが、法王庁改革を成し遂げ、今も貧困にあえぐ人々の救済活動を続けている。昨年は、トランプ大統領候補(当時)にまで苦言を呈し、ロックスターのようだと、表紙を飾ったローリング・ストーン誌にも讃えられた。
史上初、アメリカ大陸出身のカトリック教会長は、イタリア移民の子として生まれ、ブエノスアイレスの大学では化学を学んでいたが、20歳の時に神に仕えることが我が道と確信し、イエズス会に入った。その後の波瀾万丈、苦難の人生を、イタリアの名匠ダニエーレ・ルケッティが詳細に映し出してゆく。

主演のベルゴリオを演ずるのは「モーターサイクル・ダイアリーズ」(04)でガエル・ガルシア・ベルナルふんするゲバラの親友アルベート・グラナードを演じ、アカデミー賞最優秀男優賞を受賞したロドリゴ・デ・ラ・セルナ。

★お問合せ先★
東座 FROM EAST上映会 主宰 合木こずえ TEL:0263-52-0515

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★上映スケジュール★
9月9日(土)〜9月22日(金)
◆10:00/20:40
※9日と16日の土曜日のみ8:00のグッドモーニングショウ(どなたも千円)あり

★作品情報★
製作年度:2016年 | 製作国:英・仏・独 | 上映時間:1時間43分 | 英語

原作:「ベルリンに一人死す」ハンス・ファラダ著(赤根洋子訳・みすず書房)   
監督・脚本:ヴァンサン・ペレーズ
出演:エマ・トンプソン、ブレンダン・グリーソン、ダニエル・ブリュールほか

★ストーリー★
 原作は、第二次世界大戦中に、ベルリンで実際に起きた「ハンベル事件」をもとにドイツ人作家ハンス・ファラダが書いた「ベルリンに一人死す」。

 ヒトラー政権下、ベルリンで暮らす労働者階級の夫婦は、戦争に取られたひとり息子が戦死したと知り悲嘆にくれる。夫は絶望をかみしめながらペンを握り「総督は私の息子を殺した。あなたの息子も殺されるだろう」と葉書に書き綴り、公共の場にそっと置いて立ち去った。
「ヒトラー政権では暴力が正義に勝つ。加担するな」
「この自由な報道を広めよう。人殺しヒトラーを止めろ」
それから毎晩、夫は文言を変え、字体を変えて、ヒトラーへの怒りをしたため、その行動に気づいた妻も加勢して、なぞの行為は町中の噂になる。
やがてゲシュタボの警部が犯人探しに乗り出すが、2人はもはや命など惜しくなかった。

 監督は「インドシナ」や「王妃マルゴ」で美男スターとして人気を得た俳優ヴァンサン・ペレーズ。2002年に初監督作品を撮り上げて以来、監督と作家としての才能も高い評価を得ている。彼の祖父はフランコ将軍のファシスト政権と戦い処刑され、ドイツ系の母親はナチスから逃れて国外に逃亡した経験を持つ。原作を読んだ彼は、自分の祖先に興味を持ちはじめ、祖父や母についての事実を知って、映画化を切望したという。

★Kozのお勧め!★
 父と母の悲しみは、戦争とヒトラーへの怒りに変わり、静かなパワーが炸裂する。
エマ・トンプソンの胸が押し潰されそうな表情がたまらない。淡々と葉書に憤りを綴る父に扮したベテラン、ブレンダン・グリーソンの、無言の行為がずしりと胃の腑に響き、われわれを勇気づける。

★お問合せ先★
東座 FROM EAST上映会 主宰 合木こずえ TEL:0263-52-0515

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★上映スケジュール★
8月19日(土)〜9月8日(金)
◆8/19〜8/25→14:20/18:30
◆8/26〜9/1→12:00/16:15
◆9/2〜9/8→11:00/13:30/18:30

★作品情報★
製作年度:2016年 | 製作国:フランス・ベルギー | 仏語・英語 | 上映時間:1時間48分
監督・脚本:ステファニー・ディ・ジュースト
出演:ソーコ、ギャスパー・ウリエル、リリー=ローズ・ディップほか

★ストーリー★
 モダンダンスの創始者、ロイ・フラーとイサドラ・ダンカンの驚愕の実話。

 19世紀末のアメリカ。父を亡くしたマリー=ルイーズ・フラーは別れた母を頼ってニューヨークに出る。幼い頃から女優を夢見てきたルイーズは、厳格な母の目を盗んで数々のオーディションを受け、ようやく舞台の端役を手に入れる。ところが与えられた衣装はサイズが合わずブカブカ。やむなくスカートの裾をつまんでクルクルと回転して見せたところ、会場から拍手が起こった。そこで彼女は、もっと大きく美しく羽ばたけるように布と装置を改善し、舞台で蝶のように舞い、ロイ・フラーの芸名で一躍人気者になる。しかし理解のない母親に外出を阻止され、衣装も装置も他のダンサーに盗られてしまう。そこでロイは「特許」のあるフランス行きを決意。彼女の支援者ルイ・ドルセー伯爵のお金を持ち出し、パリに渡る。ミュージックホールの門を叩いたロイは、自ら開発した舞台装置をマネージャーに見せ、ステージで踊ることを許可される。
4色の照明に照らされ、棒を通した大きな布に風をはらませて踊るロイは、瞬く間に人気スターとなった。重い装置で身体に負担をかけ、消耗が激しくなっていたが、彼女の次なる夢は、あこがれのオペラ座で踊ること。
だがそこへ、その身ひとつで可憐に踊る新人イサドラ・ダンカンが現れる。

のちに舞台照明家や演出家に多大な影響を与え、世界に映画館の原型をもたらしたフラーの、身を削る努力と苦悩…その先には一体何が待ち受けているのか。

ロイ・フラーを人気ミュージシャンのソーコ、イサドラ・ダンカンをジョニー・デップの愛娘リリー=ローズ・デップが演じ、月と太陽のような性格と関係性を鮮やかに表現している。

★お問合せ先★
東座 FROM EAST上映会 主宰 合木こずえ TEL:0263-52-0515

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★上映スケジュール★
8月12日(土)〜9月1日(金)
◆8/12〜8/18→12:30/16:10
◆8/19、8/21〜8/25→12:30/16:30  
※8/20(日)14:00〜15:30 デザイナー岡正子さん講演会(要予約) この日の上映は12:00/15:45
◆8/26〜9/1→10:00/14:15/18:30

★作品情報★
製作年度:2016年 | 製作国:アメリカ | 英語 | 上映時間:1時間31分
監督・撮影・編集:アンドリュー・ロッシ
出演:アナ・ウィンター、アンドリュー・ボルトン、ウォン・カーウァイ、ジャン=ポール・ゴルチエ、カール・ラガーフィールド、ジョン・ガリアーノ、バズ・ラーマン、リアーナ、ジョージ・クルーニー、アン・ハサウェイほか

★ストーリー★
 ニューヨークのメトロポリタン美術館(通称MET)では、1年に1度、5月の第一月曜日に世界最大のファッションイベント「メットガラ」が開催される。主催は「プラダを着た悪魔」のモデルにもなったVOGUEの編集長アナ・ウィンターだ。

美術館の服飾部門でキュレーターを務めるアンドリュー・ボルトンとともに企画し、展覧会「鏡の中の中国」のオープニングイベントとして華やかに開催した昨年5月2日の「メットガラ」を追ったドキュメンタリー。準備期間は8ヶ月。芸術監督は中国のウォン・カーウァイ、装飾の責任者はやはり映画監督のバズ・ラーマンが担当。アナは彼らの美意識が自分の感覚と違うと衝突し、スタッフの雑な作業にも辟易して苛立つ。アナとアンドリューはファッションを芸術の高みに上げたいと努力しているが、西欧のデザイナーたち-ジョン・ガリアー二、カール・ラガーフィールド、ジャン=ポール・ゴルチエら重鎮は異論を唱え、アンドリューは苦しみながら、持論を押し通そうと腹をくくる。そんな舞台裏の食い違いや、次々押し寄せるトラブルも包み隠さず映し出す。開催日が迫る中、招待客リストの席順や、ゲスト歌手の高額なギャラに頭を悩ませるスタッフは、アナに最終手段を提案する。開催日まで1週間。設営は大幅に遅れ、スタッフは不眠不休、アナはピリピリと神経を尖らせ、覚悟を決める。その姿に一丸となったスタッフの、背水の陣の結果はいかに。果てしてアナが当日目にしたものとは……。
ファッション界を支える人々の志と目標、普段は外部にほとんど知られていない、美術館の裏側で働く人々にもスポットを当てた演出とカメラワークにも目を見張る。
どうかスクリーンで、夢の世界をたっぷり味わって下さい。

★お問合せ先★
東座 FROM EAST上映会 主宰 合木こずえ TEL:0263-52-0515

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