東座 FROM EAST 上映案内

映画コラムニスト合木こずえのオススメ映画上映会
信州のまんなか、葡萄の里"塩尻"で、ハートにしみる上映会を開いています。
地方ではなかなか上映されない単館・ミニシアター系の映画を期間限定で上映。
こちらでは、上映情報を簡単にお知らせしています。
www.fromeastcinema.com

カテゴリ: フロムイースト



★上映スケジュール★
11月14日(土)〜11月27日(金)
◆11/14→8:00/10:05/20:30
◆11/15〜11/20→10:00/20:30
◆11/21→8:00/10:05/20:30
◆11/22〜11/27→10:00/20:30
※8:00の回は一律1,000円 20:30の回は電話予約で1,100円

★作品情報★
製作年度2019年 | 製作国:韓国| 上映時間:1時間58分
韓国語 
■原作:チョ・ナムジュ著「82年生まれ、キム・ジヨン」
■監督:キム・ドヨン
■出演:チョン・ユミ、コン・ユ、キム・ミギョンほか

★ストーリー★
 大ベストセラー小説「82年生まれ、キム・ジヨン」の映画化。
ジヨンは結婚し出産を機に会社を辞めた。男尊女卑が今も著しい韓国で、男性たちの何倍も努力して手に入れた仕事だった。慣れない子育てと家事にジヨンは四苦八苦。夫は優しく理解もあるが、「妻は働かず夫に従い、子育てもひとりですべき」という義母の威圧的な態度に落ち込む。「女は男の後ろへ」「男の方が女より価値がある」という韓国の因習は遠い昔から連綿と続き、祖母も母も不自由な生き方を強いられてきた。ジヨンも子供の頃から常に男女不平等に反発しつつ、凝り固まった韓国社会の軋轢に抵抗できずに生きてきた。その溜まりに溜まったストレスがとうとう彼女の心を壊してゆく。ある日、夫の実家で「正月くらいジヨンを家に帰してくださいよ」と祖母の口調で話し始めるジヨン。その奇行はやがて頻繁に出るようになる。

★Kozのお勧め!★
 日本の社会にも今も残る男尊女卑。新政府の編成からして女性の閣僚は二人だけという、お粗末なスタートに女性たちは危機感を抱いた方がいい。原作を読んで実情の惨さに胸を痛め、映画に描かれたわずかな希望に救われる。知的なチョン・ユミの、これまで以上に繊細な表現力を絶賛したい。

★お問合せ先★
東座 FROM EAST上映会 主宰 合木こずえ TEL:0263-52-0515

最新情報は東座FROM EASTホームページもご覧ください。
www.fromeastcinema.com



★上映スケジュール★
9月12日(土)〜9月25日(金)
10:10/20:30
◆12日と19日の土曜日は、8:00スタートの<グッドモーニングショウ>
(一律千円)があります。
◆20:30の回は電話予約で1,100円になります。

★作品情報★
製作年度2018年 | 製作国:オーストリア・ドイツ| 上映時間:1時間53分
ドイツ語 
■原作:ローベルト・ゼーターラー著「キオスク」東宣出版/酒寄進一訳 
■監督・脚本:ニコラウス・ライトナー
■出演:ジーモン・モルツェ、ブルーノ・ガンツ、ヨハネス・クリシュ、エマ・ドログノヴァほか

★ストーリー★
 1937年、ナチ・ドイツとの併合に揺れるオーストリア。17歳の青年フランツは、静かな湖の町で母親と暮らしていたが、生活が苦しくなり、母親の伝手でウイーンのキオスク(タバコ屋)で働くことになる。店主は一家言を持つ頑固者だ。知見を広め、客に新聞を売るために、あらゆる新聞を読み情報を頭に入れるよう、フランツを諭す。そしてここで働く以上は客の名前を全て覚えろ、とも。常連の中には精神科医のシークムント・フロイト教授もいた。教授は真面目なフランツを気にかけ、折に触れ人生教訓を授ける。教授に「恋をしなさい」と言われたフランツは、街でボヘミア出身の女性と知り合い惹かれるが、彼女は”生きてゆくための男性”が必要な類の女性だった。世情はナチスの武力介入が進み、ウイーン併合は目前。ユダヤ人であるフロイト教授はロンドンへの亡命を決意する。

★Kozのお勧め!★
 スイスが生んだ名優、ブルーノ・ガンツの遺作。それを意識して観ていると、フロイト教授の一挙手一投足が愛おしく、フランツにかけた言葉の一つ一つが胸にしみる。
キオスク店主のトゥルスニエクもフランツの良き指導者だ。十代で、学校の教師以外の師に出会えれば人生が開けると言われるが、フランツは二人の師に導かれ、確実に成長してゆく。演ずるジーモン・モルツェのひたむきな表情と学びの精神が現れた横顔がいい。彼の欲望や願いが象徴される夢想のシーンにより、少年から青年へと変わる心理状態が良くわかる。フランツがフロイト教授に「どうして人はのべつまくなし誰かを好きになるのか」と問うシーン。教授の「頭から水に飛び込むために、水を理解する必要はない」のセリフが忘れられない。

★お問合せ先★
東座 FROM EAST上映会 主宰 合木こずえ TEL:0263-52-0515

最新情報は東座FROM EASTホームページもご覧ください。
www.fromeastcinema.com

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