長年 幼稚園の先生をされているお客様がいらっしゃいます。
卒園した園児さんが結婚式にそのお客様を御招待されるのを
何度かお聞きしました。
いつ来られても幼稚園のお話を聞かせて頂き、
園児さん達の事を思って先生を続けられるその姿勢に
毎回感動・感激してしまいます。
なので卒園児さんがこの先生に結婚式を見てほしい気持ちが
すごく理解できて、来てもらう事が当然のように思っていたのですが、
よく考えると、息子がお世話になった先生を結婚式に
来てもらいたいと思うかどうか・・・私の中には残念ながら
見当たりません。
この日も卒園児さんの結婚式にスピーチまで頼まれたとかで
着付とヘアーセットにご来店になられたのですが、
「もう一度原稿を見ながら練習させてね」と素敵な笑顔で
ヘアーセットをさせて頂いている時間を利用して目読されていました。
多分完全に暗記はされているのでしょうが、トップバッターと
いう重圧感で落ち着かせようとしておられるだけだと思いました。
十数年前に着付させて頂いたお着物を今回もお持ちになりました。
実はその時に身幅が少し足りなくて「歩幅を小さくして
歩いてくださいね。」とお願いした事を思い出しました。
ご主人がご友人の呉服屋さんから結婚後に
「奥さんにこれどう? 気に入らなかったら断ってくれていいから。」
と薦められて、その呉服屋さんが言われるものだったら間違いないし
色合いが凄く気に入ったのもあって買って頂いたそうです。
一生涯着られる着物って本物の証ですね、
以前も今も帯を変えるだけで凄くお似合いでした。
心配していた身幅も少し痩せられたらしくぴったりでした。
とても着せやすくて、気持ちよかったです。
これからも卒園児さん達から色んな行事にお声がかかりそうですね、
着物の着付が必要な時は、また是非声を掛けて頂きますよう
お願い致します。