本家は西宮戎神社ですが、大阪の今宮戎のほうが賑やかなような気がします。

「商売繁盛で笹もってこい!」の軽快なお囃子のような音楽が聞こえると、
なんだかウキウキしてしまうのは、父がえべっさん大好き人間だったことも、
おおいに関係有りです。

えべっさん1えべっさん2えべっさん3
















七福神のなかで釣竿をお持ちになって、どでかい耳のにこやかな神様。
もともとは海の神様でしたが、後に農耕、商売の神様として信仰されるように
なったということです。
参照:えべっさん入門より

関東では酉の市というのがあるそうですが、えべっさんはその関西版ですね。

まず昨年の「笹」をお返しします、入り口近くに樽が置いてあるのでそこに納めます。

本殿に御参りをして、「笹」を新たに頂きます。

笹に「吉兆」を福娘さんに付けてもらいますが、
有料なので、じっくり吟味して今年の願いをこめて選びます。
(「吉兆」とは交通安全であったり、商売繁盛であったり、家内安全であったり色々です)

えべっさん笹







いろんな「吉兆」をセットでつけてくれるところもあるのですが、
やっぱり福娘さんに付けてもらいたいと思いますよねぇ。

毎年かかさず来ていますが、青い目の福娘さんは初めて見ました。
何千人かのなかから選ばれる福娘さんは今年もやっぱり”かわいい笑顔”です。

えべっさん5えべっさん6











そして驚くことに、この「吉兆」は大阪の商売人達のお祭りみたいなものですから、
値切っていいんです!

でも福娘さんのところでは、あまり値切っている声はきこえません、
ほかの所では面白い値切り方が、あちこちで聞こえて来ますよ。

さて、少し重くなった「笹」を人の目に刺さらないように、高く持ち上げながら、
本殿の裏に二つある鐘をたたきます、これで終了です。

えべっさん鐘えべっさん鐘2










この鐘は耳が少し遠いえべっさんには
聞こえていないかもしれないので、大きな音をたてて「念を押す」という事から
由来していて商売している者にとってはとても大事なことで、
みなさん手のひらが熱くなるほど、叩きまくってます。


えべっさん4







一月九日、十日、十一日の三日間は時間を見計らって行かないと、ものすごい人出で
お連れさんが行方不明になることも充分考えられますが、最近は携帯電話があるので、
困ることは少ないようです。

境内から出ると、これまた出店がずらーっと、最寄の駅まで並んで楽しみが残っています。

えべっさん夜店1えべっさん夜店2








店でお留守番の彼等に、ミニーちゃんの林檎飴をお土産を買って帰りましたとさ!!