2006年08月31日

どうしたんだ Hey Hey Baby

俺はともかく、お前のバッテリーはビンビンだったはずだぜ?
少なくとも今まではいつだってそうだった。
運命の出会いをしてから5年。
確かに最近お前に乗っかってやる時間が少なかったけど…

夕方から渋谷でラジオの収録。
今日も暑いし、このところずっと離れ離れだったから
井の頭線はヤメにして、愛しの306に乗り込んだわけさ。
小ぶりだけどやけにグラマー。
少し重たいドアを開けて滑り込むと
車内に充ちた革の匂いがなんとも艶かしい。
いったんシートに深く身を沈めて
久々に合わせた肌の感触を楽しんでから
イグニッションを回す…

あ、あれ?

いつものセクシーなハスキーヴォイスはどこへやら
ギュルギュルギュルと、しぼり出すような唸り声…
何度かブルブルっと震えると
ようやくゼイゼイとあえぐようにエンジンがかかる。

ヤバい。
どうやら相当ご機嫌斜めなご様子。
恐る恐るバックギアに入れてみると
ガクンと膝を折るような揺れの後
ズルズルと進む。
うーん…

なんとか無事に渋谷のNHKに到着。
駐車場に入れたけど、エンジン切るの怖いなー。
素敵なトークが弾んだ収録中も、若干気になる…
帰りも機嫌悪かったらどうしよ。
全部終わって、駐車場に向かい、恐る恐るキーを回す。
やっぱ何だか喉の調子が悪いみたいな声で
苦しそうにブルブルンと体を震わす。

そっか。ゴメンよ。
明日は天気になったら綺麗に洗ってあげるから
今日はこのまま大人しく、ゆっくりおうちへ帰ろう。
そしてもうすぐ秋がやってきて、もっと涼しくなったら
目いっぱい風を吸い込みながら、ずっと遠くまで走ろう。
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Posted by fromreverslow at 22:48Comments(2)

2006年08月30日

SURRENDER

チープトリック3年ぶりの来日決定!
そんなニュースに喜び慌てふためいて
日程をチェックしてみたら
なんとREVERSLOWのツアーとモロかぶり…
なんだよ、先に言ってくれよ、そーゆーことはさ。

と言うわけであまりのショックに
近所の半ノラ“やまと”も途方に暮れてます↓

ヤマトも暮れる







てゆうか、目線の先にいるカップルのお弁当を狙ってるだけだけどね。
このあと見事にゲットしていたそう。
普段は無愛想なのに、甘える時の声は可愛いからな。
もうかなりご高齢のやまと。
今年の夏の暑さで、ずっと元気が無くて心配してたけど
このハングリーさが戻ってくればもう大丈夫。
  
Posted by fromreverslow at 14:25Comments(6)

2006年08月29日

TALK TALK TALK

およそ一週間振りの帰京。涼しいって聞いてたのに、なんだ?この暑さは…
俺らが西の方から熱気を連れて帰って来たのか?
渋谷へ向かう井の頭線では、不覚にも弱冷車に座ってしまい、汗はなかなか引かない。しかも各駅停車。
それでものんびり電車に揺られるなんて、すごく久しぶりだから、ちょっと落ち着く。

今日はアルバムの取材を何件か。
いい話ができたと思う。
話をしながら、バンドやロックへの愛情を改めて認識できた。
REVERSLOWというロックバンドの素晴らしさを伝えるには、ライヴに足を運んでもらうのが一番だと思うけど、こうして誰かに言葉で伝えるってことも、やっぱ大事だよな。
改めてそう思ったよ。
人見知りは直らないだろうけど、あれだけ素直な歌の詰まったアルバムを世に送り出すのだから、素直な言葉でその素晴らしさを伝えられたら、と思う。


3c347f97.jpg
そして本日のツカサマ。
撮影の行われた公園で、アイドル風フォト。
こんな爽やか系もいけるとは、さすがです。
少し目が怖いけど…

  
Posted by fromreverslow at 23:04Comments(3)

2006年08月28日

ラッシュボール〜黒く塗れ!

吹き出す汗に砂埃が溶けて、ギターの指板はドロドロに。
もしかしてサザンロックってこんな感じなのか?
鼻をかめば真っ黒、Tシャツも二度と着れないほどにぐちゃぐちゃ。
治りかけてた眼も、このライヴで逆に悪化した。
サウナのようなテントの中。楽器をセットしてチューニングするだけで、指先からも汗が溢れる。
激しく舞う砂埃を吸い込んで肺が痛い。
それでもキツイとは感じなかった。全然まだまだ。もっともっともっと…
ステージを降りて、砂まみれ、というより泥まみれのストラトの弦を外して、まっさらなタオルで丁寧に拭いてやる。
なんだかとても愛しい。

決していい条件とは言えない中、ライヴを見てくれたたくさんの皆さん、本当にありがとう。
来年はもっとデかいステージで、もっともっとデかい音で、一緒に踊ろう。


0b143008.jpg
そしてその夜。興奮冷めやらぬ俺らは
道頓堀のネオンを背に飯屋と飲み屋をはしごし
最後は明け方までカラオケ。
我ながらタフ…
ツカサマも珍しく熱唱です。
  
Posted by fromreverslow at 12:19Comments(5)

2006年08月27日

TURNTABLES

夕べ回したターンテーブルは4台。食べたたこ焼きは推定20個。
結局セカンドラインからDROPに移動して、ゲッティングでも飛び入りDJ。
イシカワさんの「世界の終わり」からジョニー・サンダースへ。
5〜6曲の短い時間だったけど、いい感じにシャッフルできた。
片平くん、来月もヨロシク。祝い倒すよ。
翌日のラッシュボールを控えて、早めに上がるようにきつく言われていたにも関わらず、結局空が白み始める頃までたこ焼きをつついて帰る。

L.A.M.F.: The Lost '77 Mixes


そしてやって来たラッシュボール当日。
会場へ向かう高速からは、巨大な鉄の塊が立ち並ぶ工場地帯が見える。
その圧倒的な存在感を目のあたりにしたからなのか、それともまもなく立つステージへの想いからなのか、助手席で独り武者震い。
エレキギターを歪ませるパワーを蓄電したぜ。  
Posted by fromreverslow at 13:28Comments(0)

2006年08月26日

I SCREAM

be3e8d3e.JPG昼はまた一旦神戸へもどり、キャンペーンを少々。
それにしても毎日暑い。
そんなわけで、休憩に入った喫茶店では
20年ぶりくらいにコーラフロートなんてものを頼む。
思わず記念に写真を撮ってしまうほど
人生においてある種の記念日。
阪神が日本一になるくらいの周期でしか訪れないだろう
今日はコーラフロート記念日。


そんな夜に、俺はこれからセカンドラインに向かい、そしてDJ。
もしかしたらDROPのゲッティングにも遊び行くかも。
行くぜ、って人はヨロシク!
  
Posted by fromreverslow at 21:57Comments(1)

2006年08月25日

みなしごハッチ

神戸から大阪に入り、今宵は難波ハッチで飛び入り的DJ。
DJをしに行ったというより、出演バンドを見に行った感じ。
ほぼノーカットで全てのバンドを見たよ。
日本にはかっこいいバンドがたくさんいて、かっこいいプレイヤーがたくさんいて、素晴らしい音楽が溢れ返っているんだな。
俺らもまだまだまだだぜ。
なんというか、とにかくまだまだなのだ。もがけもがけ。
突き上げられるような焦燥感。いいライヴを見ると決まって感じる。
この感覚を歌と音に、確実に乗せてやろう。
早く明後日になぁれ。一秒でも早くアンプのスイッチを入れたくて堪らない。
  
Posted by fromreverslow at 23:26Comments(1)

2006年08月24日

JUMP

そんなわけで、今夜も震えるステージに立って来たよ。
ストラトもご機嫌だったことだろう。
ライヴ自体は、ちょっとドカドカしすぎ、って言われちゃったけど
ステージの上では素敵な瞬間がたくさんあったよ。
何と言うか、ぐっとくる瞬間がね、たくさんあったんだよ。
いいじゃん、この感じで。俺らはいま何かを掴もうとしてるんだ。
今夜もまた手を伸ばしてジャンプを繰り返す。
最近また高い跳躍が戻ってきた気がするし。まだまだ跳ぶぜ。

スタークラブに集まってくれたみんな、どうもありがとう。
またツアーで会いましょう。
きっともっともっと素晴らしい夜を約束します。

f9ea1585.JPG
  
Posted by fromreverslow at 23:31Comments(2)

ドカドカうるさい

ロックンロールバンドは四国を抜けて淡路島へ。
ハイウェイスターの車内のモニターでは清志郎がガチャガチャがなってるぜ。
俺らも早いとこステージにアンプを並べて
馬鹿でかい音でディストーションギターを鳴らしたい。
夕べのライヴも最高だったよ。ビンビンだったね。
初めて見てくれた人は間違いなくびびっただろうし
見たことある人も、俺らが段違いにラウドになっててびびったんじゃないかな?
REVERSLOWにとっても初の松山だったけど
みんながロックンロールでダンスしてくれてすごく嬉しかったよ。
今夜もまた神戸の夜をバチバチ焦がしてくるぜ。


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Posted by fromreverslow at 12:35Comments(0)

2006年08月23日

本番直前

REVERSLOW初の四国上陸。
高速のサービスエリアにもセルフのうどんがあって、旅気分は上々。

そして今は松山のホテルの部屋でベッドの上から。
初めて携帯で投稿してみた。
残念ながら俺は、高橋君やツカちゃんみたいに
ノートPCを持ち歩くほどデキる男じゃないのです…

ツアー中、時間のある時はいつもこうして
リハが終わったらホテルの部屋で眠ることにしている。
目覚めてシャワーを浴びて着替えると
本番に向けて心も体もリセットされるから。
ステージまであと2時間。
このフラットな気持ちでゆっくりと準備をする時間が大好き。
ツアーに来たって実感が湧く。
じんわりと、体中に染み渡るように、テンションを上げて行くんだ。

そうだ、今夜は新たな相棒がステージデビューを果たすよ。
紫に光るイカしたストラト。かなりヤバい。
ヤツの写真を撮ってやるのを忘れてたな。それはまたあとで。
じゃあシャワー浴びて行ってきます。

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Posted by fromreverslow at 18:44Comments(4)

2006年08月14日

朝がにじむ

薄く墨をひいたような空に
蝉が泣く。
午前四時の窓辺は
奇跡の前ぶれなのか
災いの予感なのか。
突然の雷鳴と共に
龍でも降ってきそうな空。
雨どいから蜘蛛が一匹
ぶらりと伸ばした糸の先で
丸まったまま揺れている。
色は無いけれど
窓の外の景色は全て
濃淡がはっきりとしていて
重くて、静かだ。
連なる屋根も
その向こうに見える森の頂も。
あの蜘蛛のやつだって
モノクロの世界だからこそ
蜘蛛だとわかる。
その影がしっかりと
輪郭を形成している。
向かいの屋根のてっぺんで
カラスがこっちを向いて笑ってる。
「お前はどうだ?」
と言っている。

確かにここ最近
僕の輪郭は曖昧だった。
時々こんな時がやってくる。
輪郭が曖昧だから
距離感がつかめない。
ちょうど良くない。
ギターを持って
あなたを待って
ソファーの上で鼻歌しても
言葉がてんでついて来ない。
エレキギターだって
いつでも応えてくれるわけじゃない。
分かっているさ。
どうやら新たな旅の始まりが
すぐそこまでやってきているみたいだ。
いつだってそうさ
こんな気分の時は。
手のひらを合わせても
プラスとプラスで
反発しあうみたいで気持ち悪いんだけど
それはかなりのエネルギーが
体内に蓄積された証拠です。

凍りついた世界が溶け始めた。
じんわり朝がにじむ。
庭の木々が揺れている。
蜘蛛のやつはいつの間にか
いなくなってた。
クリーム色の隣家の壁。
魔法が解けたみたいに
まるで世界が変わってしまった。
さてと
新しい世界の音でも聴きに出かけるか。
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Posted by fromreverslow at 05:34Comments(5)

2006年08月09日

GUERRILLA RADIO

伊藤美咲ちゃんの彼氏になるには
歳をとりすぎていたことが判明した今
次なるは
「長谷川京子の愛人を一般から募集」
という企画を待つばかり。

そんな俺ですがちゃんとお仕事もしてます。
昨日は渋谷FMで特別番組を収録。
実は先月7/2にも秘かにオンエアされていた
ゲリラレディオ。
前回はbabamaniaのユージンと
何故かエッジエンドの遠藤店主と一緒。
とても日曜の昼下がりには似つかわしくないメンツだったわけですが
それでもレディオ大好きな俺は大はしゃぎして
勝手に第2回目もお願いしちゃっていたわけだ。

そしたら何と見事実現。
そして今回ご指名したお相手は永遠の心の恋人
babamaniaのMARIちゃん!
照りつける真夏の太陽よりも眩しい笑顔と
ヘッドフォンの耳元に響く甘いハスキーヴォイスに
でれんでれんな俺は
ちょっと軽くマジ口説きモードで弾き語りとかしちゃってます。
シングルのカップリング曲
「そして僕は途方に暮れる」
のスタジオ生弾き語りが聴けるスペシャル番組は
8/13(日)午後2時から渋谷FMでオンエア!
もちろんMARIちゃんのスウィートな歌声も聴けます。
さらにはアルバムからの音源も
超先行で聴けちゃいます!
さあ、今週末は渋谷へアンテナを伸ばせ!  
Posted by fromreverslow at 15:13Comments(5)

2006年08月07日

キスをしてラヴとか言って

頭を駆け抜けるのは「SUMMER KING」(by ELECTRIC GLASS BALOON)
ビールにビーチにビキニ。
ビがついてれば大体正解。
そんな8月がやってきたので
とりあえずBBQ大会なんか開催してみたりして
浮かれていたところにこんなニュースが。
「伊藤美咲の彼氏を一般から募集」
なに!?
そこまで男に困っていたのなら
早く言ってくれればよかったのに。
大学生とかだったら、間違いなく応募してただろうな。
香椎由宇の彼氏を募集しちゃったら
高橋君は今でも間違いなく飛びつくだろう…
でも残念ながら彼氏と言うよりは
お父さんに近い年齢差だぞ…

そして本物のお父さんベーシスト
義人もついに30になって
かなりアーシーな(マーシーじゃないぜ)
バンドになってしまったREVERSLOW。
そんな俺らのデビューシングルが
いよいよ明日には店頭に並ぶことでしょう。
実年齢と精神年齢のギャップを
あからさまに露呈する一枚。
あ、いい意味で。

チェイス









そんなわけで11日には
ハイラインレコーズでインストアライヴ開催です。
アコースティックセットで
ピロ氏も急遽駆けつけてくれることになりました。
ただいま整理券配布中です。
しかもオリジナル特典付。
メンバーによる即売会なんかもあったりして。
詳しくはhttp://www.highline.co.jp/まで。
そのあとは440で朝まで
アホなオッサンのリハビリナイト
略してAORナイトでフィーバーしてね。
そちらの詳細はこちらまで。

そして次回の「僕はここにいるよ」の開催も決定。
9/8(金)渋谷エッジエンド
こちらも予約受付中です。
http://www.edgeend.com/から
注意事項を確認して申し込んでください。

いよいよ秋のツアーの日程も本決まりになってきた。
10月のライヴの本数はちょっとヤバイ。
気付けばこの一年で相当数のライヴをこなしてるが
また新たなチャレンジと勝負のツアー。
答えはきっとそこにある。
いざ覚悟。
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Posted by fromreverslow at 14:02Comments(2)