外から見る日本、見られる日本人

バンクーバーの日本人社長ヒロが仕事、生活を通じて感じた経済、経営、社会、日本人観などを綴っています。

ずばり、バンクーバーの日系ビジネス その3

今回は日本に親会社を持つ日系企業です。 そう、皆さんも知っている名前の会社がぞろぞろあります。 が、よく見ると商社や木材など業種に偏りがあるんですよ。

カナダはその昔、アルバータとBC州は「ヒンターランド」(後背地)として第一次産業を中心とした業態を政策的あてがい、主要製造業はオンタリオやケベックに持っていった経緯があります。 だから、ここには大規模な工場がない。 産業もあるようでない。 こんな経済地ですから日本の大手企業もその昔はずいぶん進出したものの漸減していまや、70社前後となっています。 そんなこともあり、元気がないよね。 

おまけにこのブログの初めの頃に書いたように駐在員コストがすごく高いから人数も減らして「ひとり駐在」なんていうところも多い。  となれば、日系人を雇用する枠も知れています。  もう一つは、ほとんどの企業はカナダを積み出しとする日本向けの貿易にかかわっているから、それら日系企業がここで店を開いてバンバン業務をしているというところはすごく少ない。 そういう意味では特殊な存在ですよね。続きを読む

ずばり バンクーバーの日系ビジネス その2

昨日に引き続き、バンクーバー日系ビジネスの形態についてみてみましょう。
今日は80年代後半から今日に至るまでにバンクーバーで起業した比較的若い世代のグループについて考えてみます。

経営者たちの年代は30-40代が中心ですのでそういう意味では一番脂がのっている人たちともいえます。 また、この年代層はコンピューターやネットといった言葉に抵抗がなく、また、最新の技術に対し一定の興味を示しているという点では日本の起業家と同じだと思います。
一方、苦労しているところは資本の部分が一つ。 実際に従業員を雇って事業としてやっている方はリテールやレストラン関係者を除き、すごく少ない。 これは、一つには資本に限界があること。 もう一つはマーケットに限界があることだと思います。 それに経営者のビジョンかなと思います。
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ずばり、バンクーバー日系ビジネス その1

バンクーバーは日系人の歴史がありますのでそれがバックボーンということでいくとバンクーバー日系ビジネスは三種類。 これは、バンクーバーに限らず日系人の歴史のあるところは比較的共通しているでしょう。

まず、古くからある日系ビジネス。 これは、一般に戦後から60年代、70年代ぐらいまでに移民してきて日系移民コミュニティーをビジネスクライアンテールとしたグループ。

最近進出してきた起業家グループ  これは、この10-15年以内に移民や起業した比較的若く、新しい世代のグループ。

日本に親会社を持つ直接投資グループ  いわゆる日本企業の現地法人といったほうがわかりやすいでしょう。

主にこの三種類のグループが日系ビジネスをリードしているといって問題ないでしょう。  それぞれに特徴があり、また、それぞれに進化し様態を変化させているケースもあります。  が、なかなか、その形態は特徴的です。



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バンクーバーでの就職

僕はよく、仕事のこととか、この先どうしようかという相談を受けるのですが、大概、「独身」の「移民権」を持った「女性」なんですよねぇ。 不思議だ。

でも、いろいろな相談を受けていて大体共通するのは今の仕事の賃金が安くて暮らすのが精一杯でゆとりがない、今の仕事がつまらないので転職をと思っているけど仕事がなかなかない。 ひいては、日本に帰るかどうするかというところまで突き詰めた話となります。 (まるで人生相談所だなぁ。)

正直言って返事に困るんですよ、だって、いい加減な返事できないじゃないですか。その人の将来がかかっているかもしれないのに、期待もないのに、頑張ればなんていえないですよ。

僕の冷静な目で見たバンクーバーの日本人のための就職市場とは。続きを読む

ワーホリさんのための就職テク講座 その2 面接

外国で面接をするとなると日本で受ける面接とはまた違った緊張感があると思います。 正直言ってローカルの方を面接しているときでもかなりの方がものすごく緊張していて顔が引きつっている人もいます。 だから、リラックスとか、スマイル!なんて言ってもなかなかそういう風にはいかないですよね。 でも、ようやく勝ち得た面接のチャンス、ここは100%の準備でより確率を高いものにしましょう。

僕が面接をする時には履歴書上で合格点が取れている証です。 そこから、非情にも一人だけ採用するわけです。 でも、案外、悩まない。

取る側から見るポイントはこんなことかなぁ。続きを読む

ワーホリさんのための就職テク講座 その1 履歴書

ワーホリさん向けの就職アドバイスはあっちこっちに出ていると思います。 僕もたまには読みますが、ありきたりだからねぇ。 僕は過去、十数年間、人の採用を一手にやっていたので、ポイントはそれなりにつかんでいます。 ただ、日本の方の採用は少なかったので、そこは多少、感覚が違うと思いますが、そんなにはずしていないはずです。 

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ずばり、ワーホリさん。

僕は、ビジネスの観点でこのブログを書いているから、そういう視点でワーホリさんのことを書いてみます。

正直言って、僕はえらいと思うよ。 主に20代の女性が華やかで友達がいっぱいいる日本を飛び出して、知らない世界で1年間、生活しようとするのは一種の冒険だと思います。
だから、それだけ勇気のある行為をしたということでまず、ポイントゲットです。

次に、仕事。 正直言って、仕事、見つからないよね。 あってもレストランのウェイトレスとか。。。日本でもそんなことやったことないのに店主に怒られながらみんな頑張っています。 給与だって8ドルの最低賃金が当たり前。 ひどいところになると見習い給でやらせているところもあるとか、ないとか。。。 もう、チップの分け前が入るとうれしくなっちゃう。

確かに、大丈夫かなぁ、この人というケースもあるでしょう。 でも、年間5000人の枠の中にはいろいろいますよ。 往々にしてみんな大丈夫。

僕がむしろ不満なのはそれを見る他の日本人です。
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ルイヴィトンかマウンテンイクィップメントコープか?

ルイヴィトンは知っているけど、マウンテンイクィップメントコープ(略称MEC)は知らないでしょう。 
バンクーバーの人はルイヴィトンは持っていなくともMECの商品はいくつか持っている人が多いようです。 

特にこの時期、この巨大アウトドアショップは本当によく客が入る。 カナダ人に「この週末は?」と聞くとキャンプという答えが本当に良く返ってきます。 また、バンクーバーの6月は自転車月間。 みんなで自転車に乗りましょうというわけ。 また、役所を挙げて自転車通勤を奨励しているところですから、この巨大アウトドアショップの自転車パーツ売り場もいつも人が切れることはありません。

では、ルイヴィトンは?続きを読む

サマータイム 日本導入は?

いい天気の5月は日が長くて気持ちも晴れやかです。
さて、この長い日中もサマータイムに助けられるところも大きいのですが、正直言って日本での実施は目先、難しいのではないかと思っています。

欧米のそれと価値観が違いすぎます。 これを無理やりやろうとしても馴染まないのだから無理でしょう。  あるとしたら、日本人がよっぽど欧米化したときだと思いますよ。 温暖化防止のためというのは政府のきれいごとをこじつけているような気がします。

僕なりに無理だと思う理由を列挙しましょう。
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モザイク社会での生き方 コンベンションの場合

アメリカ人はコンベンションが好きなんですよね。 カナダ人よりはるかに好き。 まぁ、全米中、飛行機で飛び回っても航空会社が出血大サービスで安い航空券を出してくれますからねぇ。 カナダの場合はちょいとトロントに行くにも相当構えていかないと日本行き航空券より高くなりますからねぇ。

とはいえ、カナダでもコンベンションはあります。 で、基本的には好きだと思います。 集中的に勉強して、集中的にいろいろな人と接して自分をブラッシュアップするというオポチュニティですね。 私も一日フォーラムに先日参加してきました。続きを読む

モザイク社会での生き方 ビジネス界の場合

商工会というのはどこにもありますが、バンクーバーのそれもかなりの発言力を持っていますし、会員数も4900といわれています。 それから、ビジネスクラブと称されているのがターミナルシティクラブとバンクーバークラブですかねぇ。 こちらはエリート集団という感じがするクラブです。
それ以外に各業界、産業界の集まり、団体が多数存在し、一つや二つぐらいメンバーになっているビジネスマンの方がそこそこいらっしゃるのではないでしょうか。続きを読む

モザイク社会での生き方 地元の人の場合

二日もあけてしまいました。
日本とアメリカから友人が来ていて、日本式接待で大変です。 だって、とにかく酒を飲み交わすことで交流を深めるのですから。
そういえば、「冬のソナタ」で飲み屋のシーンが何度となく出てきましたが、われわれ日本人にはどうという抵抗感はないですよね。 酔っ払ってヘロヘロになるなんて僕らには当たり前の光景ですよね。
そりゃ、最近の若い人はかっこよく飲もうとするけど、実は、ぐずぐずと酒を飲み交わすのが大好きな人種であることは間違えないです。
ところがこれが白人社会ですと必ずしもということになります。
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モザイクとメルトポット その3 ビジネスへの影響

バンクーバーのモザイク社会がビジネスに影響ないかというと嘘になります。

各々のモザイクの中での結びつきが強いせいか、グローバルな展開が行われにくい環境を作っています。 モザイクとメルトポット その1 でも述べたとおり、カナダに世界中で知れている会社が極めて少ないのはモザイクへの挑戦というカナダ国内におけるグローバル化へのファンダメンタルな問題があると思います。





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モザイクとメルトポット その2 モザイクな日本人社会

バンクーバーの人たちが一見まとまっているようで実は、モザイクであることは前回書いたけど、そこにいる日本人社会もその様相があるのではないかと思うのは僕だけでしょうか?

バンクーバーの日本人社会は領事館の数字を使わせてもらうと長期滞在者(留学生さんを含む)は約6600人、永住者が約13000人の計、19600人が登録ベース。これに、捕捉できていないワーホリさんや学生さんが数千人いるとしてまぁ、22-3000人ぐらいでしょうかねぇ。
バンクーバーの日系団体数は同好会的なものを含め、百数十あるといわれています。で、どれもこれも小さい。 いや、ホント、身内で趣味の団体みたいになっちゃっている。 
上の数字に反映されていない日系人と日系人の団体は脈々と繋がるものがあるのだけど永住者を中心とした団体は乱立状態。

僕が見ている限り、これは、以前書いた日本人は「身勝手」という話とモザイクがごっちゃになった感じがするのですよ。 つまり、日本人社会にもモザイクが生じている。 僕は団体に所属するのは大好きです。 でもこうも乱立するとあっち、こちに顔を出さねばならず、利害関係もあったりして実に面倒くさい。

どうもいろいろな方と接していると同じ日本人同士であのひと好き、嫌いの話をよく耳にします。 この国にいるからそういう風になってしまったのか、それとも、もとから日本人が「身勝手」で日本でわがままできないから海外へきてしまったのか、それはわからないけど、とにかく、小国乱立の不思議な日本人社会です。

モザイクとメルトポット その1

モザイクとメルトポット、この違い、わかりますか?

メルトポットのたとえはニューヨークがそうですね。 いわゆるルツボという言葉でもたとえられるやつ。 単純に言えば、いろんな国のいろんなタイプの人が集まって、それをポットに入れてぐるぐるとかき回すとニューヨーカーという別のアイデンティティが生まれるというわけ。 たまにニューヨークの人はアメリカ人じゃないなんていうこともききますよね。 つまり、いろんな人が集まってまるで違う文化、社会を創生していると考えられます。
一方、モザイクというのはそれとはかなり異なるものなんです。続きを読む

政治、する人、選ぶ人

日本の政治家は特権階級といっても過言ではないですよね。 熾烈な選挙運動を勝ち抜いて、ずいぶん、借金もされているそうで、数回、落選が続くと家がなくなるとか。 だから、一度、そのポジションを取ると絶対に離したくないよね。

こんなシステムに誰がした!!
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ずばり、寄付金

寄付をしたことある人、どれぐらいいますか?
最近、とみに減っているのではないかと思います。 寄付も赤い羽根募金から政治がらみのものまで範囲がものすごく広いけど、日本人はたいてい、「人に寄付するならこっちが寄付してもらいたいね。」という返事が返ってくるのですよ。

バンクーバーの人はいや、多分、北米全部のレベルでしょうけど、寄付を良くします。どれ位するのかは人によって違うでしょうけど、結構、びっくりすることがよくあります。続きを読む

ボランティア活動

このテーマは前から気になっていた大きな問題です。

僕も最近の動きはわからないけど、多分、日本人はボランティア活動なんて本当に限られた人しかしないのではないかと思います。 いや、多分、日本人のみならず、アジア人全般にいえる傾向じゃないかと思います。 うーん、一つには忙しいでしょ、仕事で。 だから、休みの日は「ぐでん」としたり、自分や家族のために時間を費やすのでそんなことをしている場合じゃないということです。

一方、こちらにきて、ボランティア活動があっちこっちで盛んに行われていることにびっくりします。 一種の助け合いですよね。

この違い、どこから来るのでしょう。続きを読む

海外ビジネスの接待! その2

カナダの会社の企業接待というのは個人的レベルというより、もっと、大きなレベルでの企画モノのほうが多いように思えます。
例えば、銀行は朝食会を開く。 銀行はその銀行の顔になるエコノミストを抱えているでしょ。 (日本にもいるでしょ、新聞の証券欄によくコメントしている人たち。)そういう人たちがアカデミックなトークをしてくれるわけ。 招待客は3桁だよね。 でも、効果抜群だよ。
もっとくだけたほうでは、ゴルフだけど、これも、例えば、もう、ゴルフ場、貸切ぐらいの大々的トーナメントをやるんだよね。 だから、接待する方も、部員総出で対応。 飯を食わせて、酒を飲ませて、トーナメントの商品を出して、、、とまぁ、結構な出費じゃないかな。続きを読む

海外ビジネスの接待! その1

日本にいたとき、仕事の接待って結構楽しかったよね。 もちろん、される場合だけど。 結構いいところのレストランに行って、接待する方もされる方もだけど、どうせ、会社のお金だからという気持ちもあり、かなり高いもの、頼んだりしてね。
そのあと、もう一軒なんていわれたら、気持ちよかったねぇ。 バブルのときはタクシー券付だったりして。

さて、バンクーバーでの接待。 これが逆転の発想だった!続きを読む
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