外から見る日本、見られる日本人

バンクーバーの日本人社長ヒロが仕事、生活を通じて感じた経済、経営、社会、日本人観などを綴っています。

2008年10月

日本の残業手当4

今日は残業手当について考えてみましょう。

北米では残業手当はかなりきちっと精算しています。僕の会社では15分刻みルールにして7分までがサービス残業、8分以降が切り上げの残業手当という具合です。
ただ、一般的にはスタッフが毎月何十時間も残業をする状況にはならないのが普通でせいぜい、10時間程度ではないでしょうか?

というのはこちらの人はそんなに仕事は好きではありません。特に時間給のスタッフは残業をするモチベーションより、自分の時間をすごしたほうが良いという考え方の人が多いのだろうと思います。

一方、こちらでもいわゆる管理職になると残業手当はありません。そこで人によりぐっと差が出ます。時間内にほどほどに仕事を終わらせる人、とことん仕事をする人の二つのグループに分かれる気がします。ですが、残業をものすごくしている管理職が後に高く評価されるかどうかは別のような気もしますけどね。

むしろ、残業が毎月、何十時間も発生するような業務は不人気か職員は辞めるかのどちらかだと思います。こちらはご存知の通り、雇用者と被雇用者の関係に於いて切ったり切られたりすることがよくあるのですが、日本のように雇用側が一方的に強いということはなく、被雇用者も「仕事を選ぶ権利はある」というぐらいのスタンスです。ですからきつい業務には従業員がついてこないということになってしまい、雇用者は従業員を確保できないという問題にぶち当たってしまうのです。

さて、日本の場合です。

何年も何年も残業の問題は繰り返しています。そして実態としては残業は増えているのでしょう。マクドナルド問題に端を発した「架空の管理職ポジション」で残業代を節約する手法も小売店や飲食を中心にその姿勢を変えたようですが、実態は良くわかりませんねぇ。

残業の実態がきちんと反映しないのは組織上の問題もあるのだろうと思います。
例えば、残業管理を人事部が直轄でやるところがあればいいのでしょうけど、日本中探してもそんな会社はまずないでしょう。社員の管理は各部署の部長さんが掌握しているのです。
ですから、人事部長が「最近、残業手当が増え、人件費が増大する傾向にあります。各部においては人事管理を徹底するように。」という通達が出たら各部署の部長さんは「おい、君たち、人件費が膨れ上がっているのだから残業は気をつけるように。」と指示をするのです。この意味は、「残業手当を少し間引け」ということなのでしょう。ただでさえ人不足で忙しいのに、残業をしないで早く買えるようになどという部長さんは神様、仏様以外にはいらっしゃらないのです。

マクドナルドのことを書いたときにも触れたと思いましたが、僕はこれはずるいと思うのです。僕の従業員にはきっちり残業手当を払っています。結構びっくりするのはいわゆる祭日手当てです。祭日は時給の人に応分の賃金をお休みでも払うことになっています。ハイ、働かなくてもです。ですから、祭日に働いてしまわれた暁には休日出勤手当ての上に代休を与えるか、それが出来なければ代休手当ても出さなくてはいけません。とんでもない人件費です。

こちらにいて思うのは人件費が異様に高い。だから、収益を圧迫する最大の原因にもなるし、僕などは最小限の人材でこなすとか、ちょっとしたことは自分でやる、という癖をつけているのです。

その点、日本は人件費が安い。外注しても直庸でも安い。これは世界の中でも特筆すべき点だということを肝に銘じたほうがいいと思います。
それをベースに儲けている日本企業は海外ではなかなか儲けられないということなのです。

日本標準と世界標準の一つの違いですね。
参考になりましたでしょうか?今日もダンボールを強いて事務所に泊まるあなた、本当そういう生活で良いのかもう一度考え直してみましょうね。
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ではまた。


不動産アップデート、バンクーバーの真相4

僕は2年ほど前からある人(11月のバンクーバー市議選挙に立候補しています。)にバンクーバーの不動産開発の弱体性について指摘をし続けていました。彼は何処まで真剣に僕の言うことを聞いていたか分かりません。

先日、彼から市議への正式立候補のメールをもらった際、「不動産開発が分かるあなたに頑張ってもらわないと困る。というより、この街の不動産開発の問題にとどまらず、一年ちょっと後に迫った冬季オリンピックにも影響する」と返事をしました。

この一週間ぐらいの間に地元紙バンクーバーサンではローカルデベロッパーの個別の状況について実名入りでその苦境振りを指摘しています。

その中で二回とも紙面に載ったのがJung Developmentといって韓国の方がサレーで進めている開発です。一つはインフィニティ、もう一つがスカイタワーというプロジェクトです。両方で8棟の高層マンションを開発する案件です。
インフィニティはリーマン関連として既に差し押さえになっています。スカイタワーについても資金調達が不調で事前販売で購入した人への「契約の縛り」が法律上なくなり何時でも解約、預託金を返金してもらえる状況になりました。

実はJung Developmentについては余談があるのです。2005年ごろ、彼らが発売したコンドミニアムは確か、sfあたり330ドル前後で安いということもあり、瞬く間に売り切れになりました。しかし、僕が計算してもどうやってもそんな安値で売れる物件ではありませんでした。

たまたま、その工事を請け負ったゼネコンの社長と昼食を共にした際、どういうからくりか聞いたのです。正直、表現の仕方には注意をしなくてはいけませんが、要するに請け負ったゼネコンははなからその請負金額では仕事が完成するとは予想していなかったのです。「で、どうするんだい?」と聞くと、「設計変更さ。」といとも簡単に答えが返ってきました。

どういうことかというとゼネコンは仕事を受注したい。だから、入札でぎりぎりの数字を入れるのです。ありえない数字ではなく、ぎりぎりの数字。そして、その後、設計変更でがっぽり取るという皮算用だったのでしょう。そうすればゼネコンは受注できるし、一方で、利益分は設計変更で確保する、というシナリオでばっちりです。

が、世の中、そうは甘くなかったわけですね。Jung Developmentは取っ掛かりから資金ショートを起こし、このゼネコンにとって極めて頭の痛い物件となったのです。リーマンから借りたのは最後の手段ということだったのでしょう。ですが、僕はリーマンが飛ばなくてもこの物件は飛んだと思いますよ。

それくらいこのデベロッパーは経験不足でした。読みも甘いし、事業を良く知らない。おまけに甘い汁によってたかった集団もみんなしてドツボにはまった、こういうことでしょう。

このデベロッパーさんはほんの一例です。新聞に実名が挙がっているものだけでも4つぐらいありますし、市場で噂されているものも他にずいぶんあります。

3年ぐらい前までバンクーバーではデベロッパーは憧れの仕事でした。若い人は誰でもなりたがった仕事です。いい車に乗って高級レストランに入り浸れる花形職業というのがデベロッパーのイメージであり、実際、そのようなデベロッパーも何人か知っています。

今や、デベロッパーも鳴りを潜めてしまいました。それどころではありませんからね。
やはり地に足の着いた仕事が大事なのかもしれません。コンサバティブなデベロッパーの僕はおかげさまで地に足がもぐりこみそうですが。(笑)

次回の不動産アップデートの時にはもっと興味深い物件のお話をしましょう。
いかがでしたか?アメリカも日本もバンクーバーも不動産はきびしいようですね。
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では。

北米はデフレに?4

メリルリンチの主任アナリストのローゼンバーグ氏のレポートによると北米は来年からデフレーションのサイクルに入るそうです。

デフレーション、日本の方はご存知ですよね、物価が下がっていくのです。ずるずると。経済理論からするとデフレーションは物価が上がるインフレーションよりもたちが悪く、なかなか抜け出せないのが特徴です。日本も10年はデフレと称される状況にありました。

ローゼンバーグ氏の指摘するポイントは金価格、資源価格の下落、アメリカの高水準の失業率、個人負債額の減少などがデフレの方向を示しているそうです。

このニュース、僕のブログをお読みの皆さんはさして驚かないのではないかと思います。なぜなら、今回の金融危機を含め、北米の経済現象は日本を追随していることを僕は折に触れて指摘してきたからです。日本が90年代初頭に経験したバブル崩壊は北米ではその17年後に起きたわけです。そして、バブルが崩壊した後、資本主義経済はデフレに向かいやすい状況になるということがあらかた証明されたわけです。

さて、経済理論はともかく、皆さんに儲けるヒントを差し上げましょう。

皆さんは日本のデフレ時代といえば何を想像しますか?マックの値段がすごく下がったとか、100円ショップが大流行したとかいわゆる価格破壊ですよね。

ローゼンバーグ氏も同様のことを指摘しています。つまり、ものの価格がどんどん下がるだろうと。これを読み替えると、住宅など不動産価格は当分、戻らないという仮定で一般消費者は低い金利で預金利息も減少し、生活水準は結構厳しいものになる、という読み方です。

その中で儲ける手段は

日本式の高品質の安い商品、フードサービスがヒットするチャンスがある

ということです。
単に値段だけ下げるのなら簡単です。日本と比べて北米のモノの物価はものすごく安いのです。高いのは一部の不動産と人件費だけです。ですから、組み合わせを考えてビジネスを展開することを考えてみてください。

僕が海外でビジネスをしている理由の一つにここでニッチマーケットを見つけやすいということです。
日本はニッチがもうほとんどない。つまり、隙間がないのです。
それに比べて北米は隙間だらけ。もうぴゅーぴゅー状態です。
ですから日本人の想像力、開発力、改善力を持ってビジネスに当たればチャンスはものすごく広がるのです。

ネガティブなニュースは逆さから見るとポジティブなのです。
みんなが下を向いているときに攻めてみる気力も必要と思いませんか?

昨日辺りから株も少し上向きましたね。僕も打診買いを昨日の午後一番で入れてみました。まだまだ手探りですので注意深く当たる必要がありますが、いつまでも悪い状態ではないことは確かですのでその見極めが必要ですね。

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ではまた。

若者は海外赴任がお嫌い4

産業能率大学の新入社員意識調査で今の若者は海外赴任がお好きではないという結果が出たようです。同記事が日経プラス1にも出ています。

http://www.sanno.ac.jp/research/global2007.html

この大学では三年ごとに意識調査をしているようなのですが、今回の調査では海外赴任を出来るだけ拒否(30.5%)、命令なら仕方ない(36.5%)と実に2/3の人は海外赴任に消極的なのです。

しかも、この比率は2001年の調査に比べてほぼ倍増しているようなのです。

理由は今の若い人は海外旅行も「お手軽」だし、ブランド物や世界の料理も何処にでもあるので日本にいながらにして海外を楽しめるということらしいです。だから、海外赴任もしたくないと。

僕は、シ、シ、ショックです。海外赴任と外国のモノや料理とごっちゃにしているのでしょうか?3日か4日、観光旅行に行っただけでその国のことが分かっちゃったつもりになっているのでしょうか?

更に続きます。

赴任先は先進国ばかりでないこと、子供の教育、治安を考えると海外赴任の選択肢は薄れるそうです。また、わざわざ苦労して言葉や生活習慣のギャップを感じたくないそうです。

おっしゃるとおり!
僕の知っているたくさんの駐在の方も子女教育には熱心です。ここの駐在員日本人会も子女教育のためにあり、といわれておりますし、教育部会(=子女教育問題を扱う部門)だけは皆、熱心だとか。

でも、なぜ、若者までそんな消極的な気持ちなのでしょうか?なぜでしょう。僕の勝手な分析です。

その人たち(=新入社員)はまさしく団塊ジュニアから高度成長期にかけてのお子様です。その子女が育った環境は日本が目覚しく成長したその時代であり、お父様は必死に働いて家計も比較的ゆとりがあった時代です。そして大量消費時代で子供はさして不自由することはなかったわけです。

子供のときから飽食で小学生ぐらいの子供がすし屋で大人でも分からないような寿司ネタを注文したりして驚かせてきたのです。

そしてゆとり教育もありました。

結果、どうなったかというと、「そんなに無理しなくてもいいじゃん。人生楽しくいこうぜ。」

結構なことだと思います。が、僕はふと、アメリカの繁栄の時代の若者に少しだけ似てきていないかなぁという気がするのです。ちなみにアメリカはそのころから貿易赤字になっています。

僕は人生、ゆとりを持つのはもう少し後でもいいのではないかと思っています。実際、ゆとりを持ちすぎて立ち上がれなくなりつつある若者が増えています。結婚できない男女、定職につかない若者、自己中心的な発想などなど、気になる動向はたくさんあります。

そんな世代の意識の反映なのでしょう、上記の調査結果は。

このブログをお読みの方は海外にお住まいの方がたくさんいらっしゃると思います。
海外の生活は誰だってはじめは大変だけど、知ってしまうと日本にはない素晴らしい発見がたくさんあります。「モノ」でしか価値判断できなくなってきた日本の若者に何か提言できることがあれば言いたいなぁと思いませんか。

皆さん、どう思われますか?
僕もこのようなテーマを時々取り入れていきたいと思います。皆さん、ぜひとも下をクリックして、このブログを応援していただけませんか。日本に向けて何かメッセージを発信できるようになりたいと思います。
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ではまた。

とても感動した記事を皆さんとシェアしたいと思います4

日経ビジネスに「ひと劇場」というページがあります。ここに出てくる登場人物は上場企業のエリートとは違い、何か特筆すべき方々が紹介されており、その人の生い立ちからビジネスまでのお話を一ページ半の記事としています。

僕のように海外で起業している者としては「ひと劇場」は大好きなページの一つです。その中でも今回読んだ記事はあまりにも感動しましたのでぜひとも皆さんにもおっそ分けしたいと思い今日のトピにさせてもらいました。

山口絵理子、マザーハウス社長、27歳。

何がすごいというと彼女の生い立ちからビジネスを立ち上げるまでのワイルドさです。

写真を見るとまだまだ、その辺のかわいいお嬢さんという感じです。が、ちょっとだけ紹介しますね。

埼玉生まれ。負けん気が強く、小学校のときはいじめられ一時、登校拒否、中学に入り、初めの頃は不良と化したものの、一度目の「気づき」が入り、柔道に没頭。高校入学の際、柔道強豪校を「最高の設備と練習環境があれば強いのは当たり前」として、女子柔道部がない高校に入り、男子と混じり猛練習。結果、彼女は埼玉県大会で優勝する。

普通なら大学も柔道をベースに選択するところをきっぱりと勉強の道に進路変更。これが二度目の「気づき」。猛勉強の末、慶応に入り、経済政策ゼミで「開発学」を学ぶ。その後、米州開発銀行にインターンとして入るものの「みんな現場を知らない。」という三度目の」気づき」が入り、バングラディシュへ向かう。

当地で大学院に進みながら昼間は三井物産の現地事務所で働き、ジュードという麻に出会う。

それをベースにバックをつくる会社を設立、いまや、年商1億2000万円、来年は4億円を目指すそうだ。

以上が彼女の紹介。僕がこれを呼んで感動したのはもちろん、サクセスストーリーとしての面白さもあるのですが、彼女が三度の「気づき」が入っている点なのです。

普通の人と比べてみましょう。

周りがぐれている中で自分ひとりだけパッとその誘惑を断ち切れますか?

柔道で県大会優勝とくれば本人も周りも期待します。それを蹴ること、できますか?

慶応を卒業して米州開発銀行、アメリカ勤務といえばまず、エリートです。それなのに現場を知ろうとしてバングラディッシュにいけますか?

正直言ってこの意志の強さには敬服するものがあります。しかも、まだ弱冠の27歳です。27年の間に彼女はどれだけ凝縮した人生を送っているのでしょうか?

他の人がこうするから、日本の常識はこうだから、といったことは彼女には関係なくて、自分の信念で進んでいるのです。そして、その成長は間違えなくよりピュアで確かな方向に進んでいます。

現在のビジネスもすばらしいようで、今後も高いレベルの成長が期待できるようですが、起業を目指している人、サラリーマンの方でより一歩、前に進もうという方には強固な「信念」をバックボーンにするというたくましさが必要なのでしょう。

いや、今日は全然違うことを書こうと思っていたのですが、この記事を見て固まりそうになるくらい衝撃を受けました。そして、僕も新たなる信念を持たざるを得ません。
本文をお読みになりたい方、10月6日号です。どこかにまだあるといいですね。

ということで、今日の記事も参考になりましたでしょか?
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ではまた。


僕がブログを書く理由4

いつも僕のブログをお読みになってくださっている方、本当にありがとうございます。鮒谷周史さんのところからいらっしゃった方、僕は彼のように立派なことは書けませんが、彼を見習って少しでも高いレベルのものを提供しようと思っています。

さてところで、なぜ、僕はこのようなブログを毎日、発信しているのでしょうか?

今日はそれにお答えします。

僕は高校生の時、当時の彼女にある触発を受けました。彼女はイギリス旅行に行ったことがあり、なぜかスコットランドのソーセージがおいしかったと自慢したのです。僕が高校生といっても70年代後半です。海外旅行といってもまだまだ高嶺の花で一部の人しか行くことが出来なかった時代です。ものすごくその話がうらやましかったのです。

その後彼女とは別れましたが、彼女の触発、特にソーセージの話だけは忘れなかったのです。うまいソーセージが食いたい!

大学一年の時に思いっきりバイトして大学一年が終わったときイギリス、ケンブリッジでホームスティをしながらケンブリッジのESLに通いました。そして、スコットランドのソーセージも探しに。

ソーセージは別にぜんぜん大したことなかったのですが、その上、イギリスでのホームスティにたいそうめげたのです。カルチャーショックというやつです。とにかく苦労した思い出ばかり。

それが悔しくて、半年後にアメリカ ニュージャージーに飛びます。そこには前が見えないほど長くて大きな青いキャデラックに乗ったアメリカ人ご夫妻がニコニコして迎えにきていました。それから僕はアメリカンカルチャーのとりこになるわけです。

それ以来、僕は学生時代だけで17,8カ国を回り、結構無謀な一人旅もしてきました。例えば戒厳令下のポーランド一人旅とか、ソ連で素行の見張りがついたことなどなど。

もともと外交官志望でしたが外務省のほうが僕のことを要らないというのでしょうがなく大学から駅への通学路にあり海外事業比率が高かった青木建設に入ったわけです。

青木に入って20年、これは実は本にしたいと思って既に下原稿は書き終えているのですが、ホント、本にするほど面白いサラリーマン人生でした。いや、最もサラリーマンらしくないサラリーマン、ありえない経験を山のように積ませてもらいました。

そして、最後、バンクーバーに赴任したのが92年。そして、それが片道切符になるとは思いもしませんでした。赴任するとき、人事担当常務は二年で返してやるといったのに。

僕の人生は一応年齢からするとまだかなり残っているはずですが、正直、僕の経験を独り占めするのはもったいないと思っているのです。僕はへまばかりやっていて失敗の上に経験を積み上げたような男です。だからこそ、基礎から応用まで十分理解しているつもりです。

僕の会社における座席はいつも会社のど真ん中なんです。みんなの声が聞こえる必要があるからです。何処でどんな仕事に困っているのか、聞こえなくてはいけない、そして、対策を練らなくてはいけない、そう思っています。僕は史上最高の実務屋になりたいと思って今でも毎日、戦争のような日々を送っています。

そんな人生を過ごしているといろいろなことが見えてくるのです。日本人の僕、カナダで仕事をする僕、カナダ人と討論する僕などなど。

そして、仕事をしながら、日本の若い人たちとも接点ができるようになりました。企友会というバンクーバーのビジネス団体に於いて、です。この会にやってくるボランティアの若い日本人たちと一緒に活動をしていて彼らに僕の経験を伝授しないといけない、と言う気持ちがじわじわとわいてきたのです。

というのは彼ら、彼女らがまるで僕がイギリスで経験したときと同じような苦労を重ねているのです。それは、言葉の問題ではない。カルチャーという問題です。僕は企友会を通じて本当にたくさんの若者たちと接して国際人たるものを教えてきたつもりです。

たまたま、僕の会社の新規事業で日本の若者を雇うチャンスが出来ました。3年ちょっと前からです。僕は企友会と共に自らの従業員にも少しずつ、ポイントを教えてきたつもりです。

が、しかし、それを体系的にお話しすることはなかなか出来ません。僕も日常業務に忙殺状態です。ですので、一日、わずか、3分で読めるコラム的なお話を書こうと思いブログを書き始めたのです。だから、僕のブログの製作時間も基本的には30分未満。写真なども入れません。それは、僕の負担を軽くすることで皆さんにもっと良いブログを提供できるからだと思っているからです。

最近の僕のブログ内容は確かに不動産、株式、経済などを中心に経営的なお話もさせてもらっています。

それは、いよいよ日本の時代が来るからなのです。「日はまた昇る」って本当です。だから、世界の中で活躍できる日本人が一人でも多くなってもらえるように僕はメッセージを発信し続けるのです。

僕の熱い気持ちを伝えることは出来たでしょうか?
今後もこのブログ、どうぞよろしくお願いします。
最後にこのブログが「硬い内容系」として皆さんにより一層紹介できればと思っており、いつも、皆さんにクリックをお願いしています。今日もしていただくとうれしい限りです。
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ではまた。

この為替の動きの早さはまずいですねぇ。4

為替がすごいことになってきました。

確かに僕のブログでは大分前から円高になる事は指摘していました、また、数ヶ月前のブログでは対米ドルで80円を目指すと書きました。

確かあのころは専門家でも90円台後半程度しか予想していませんでした。僕も中長期的にはという断りを入れた上で80円と予想をしていたと思います。が、この数日の為替の変動は尋常ではありません。というより、こんな動きをされると経済が成り立ちません。

例えば、カナダの例でいきましょう。カナダドルは9月終わりまで対円で100円程度でした。が、今では73円です。27%も円が上がっています。それもわずかひと月足らずです。

例えば自動車業界。現在、日本の自動車メーカーは北米でのクルマの売れ行きが悪いので相当の値引きをしています。また、カナダの場合には昨年はカナダドルが他通貨に対して強かったので自動車メーカーはどんどん「為替差益ディスカウント」をしたわけです。日本のメーカーも「新価格」と称して大幅値引きに打って出たわけです。今や、為替で損はするわ、自動車は売れないわでダブルパンチ状態です。

この状態は日本の経済に極めて深刻な影響を与えることになってしまいます。輸出関連の企業が何処まで為替ヘッジをしているか次第ですが、こんな急激な変動はどんな経済でもクラッシュしてしまいそうな勢いですね。。

僕は残念ながら米ドルの対円為替レートは80円を目指すという見方に変更はありません。それは至極当然の動きだからです。ただ、ドル円より今や、ユーロ円の変動による損失のほうが大きくなっている企業がたくさんあります。ユーロは今日あたりでついに119円あたりになっていますが、目先110−100円を目指す展開になるのは間違えないでしょう。すると企業の為替設定レートは140円程度でしたからとてつもない損失が発生してしまうのでしょうか。

ただ、これをポジティブな見方ですると今回の世界同時不況を無事乗り越えられそうな国はやっぱり、日本しかないという世界の評価なのです。日本は失われた10年を無駄に過ごしたわけではなかったのです。僕は失った分をここで取り返してもらわないといけないと思っているのです。

さて、どうやって?日本は中国とインドの内需拡大に貢献するしかない。これで儲けるしかないのです。先進国の病は5−10年かかるかもしれません。また、経済破綻する国も出てくるのではという懸念があります。日本が世界の通貨の柱になっているわけですから、頼られるだけの強さを維持する必要があります。それは日本と中国の連合による金融危機脱却というシナリオではないかと思うのです。中国元は基軸通貨にはなりませんが、円が中国元と組み、円をその基軸にさせることは可能です。円と元のペッグ制とかね。そうすることでアメリカドルの基軸の足を日本円にスライドさせられるのではと思いますが。

さもないと最後残された方法は金本位に戻すしかないのです。これは、でも禁則ですけどね。

為替のニュースを見て昨日から一人興奮状態の僕でした。
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ではまた。
 
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