外から見る日本、見られる日本人

バンクーバーの日本人社長ヒロが仕事、生活を通じて感じた経済、経営、社会、日本人観などを綴っています。

2008年11月

業績を伸ばす経営者とは?4

あちらこちらからビジネスが厳しいと言う声が聞こえてきます。全体が落ち込んでいるので当然、自分も引っ張られるのは分かりますが、一緒に落ちて言ったら資本力のあるところだけが残り、他はみんなやられてしまいます。とにかく、ここは歯を食いしばらなくてはいけないのですが、経営者はどういうスタンスでビジネスを推進したらよいのでしょうか?

スタイルですからいろいろあると思います。自分にあったスタイルが一番良いのです。ですが、このところ目に付くあるスタイルがあります。豪腕経営。

僕は豪腕かどうか分かりません。が、従業員などには二つの事を言っています。

一つ。僕は金色ではないかもしれないが、屏風なんだよ。
二つ。僕はキミ達とは情が入る友達にはならない。

屏風の話はこのブログで過去に2,3回触れたので覚えている方もいらっしゃるかもしれませんが、僕は中小企業の経営者として、会社を守り、従業員に給与を払っていかなくてはいけないのです。つまり全責任がある。最後の砦になる覚悟、精神的、肉体的、金銭的すべてにおいて責任遂行の義務感を背負っている点で給与所得者と根本的な違いなのです。もちろん、給与所得者からは「俺だって責任感を持って仕事をしている」と声があるかもしれません。そのとおり。でも、経営者のレベルはその比ではないのです。

起業したとしましょう。あなたは1000万円のお金を突っ込むわけです。そしてようやくお店が出来た。さて、ここで仕入れをし、従業員を雇うわけです。仕入先と従業員には決まった日にお金を払うのです。つまり、従業員に期待しているのはその金銭の対価の労働力、という事なのです。つまり、経営者であるあなたがドライバーなのです。右に曲がるにも左に曲がるにもあなたが決めなくてはいけない。

ですが、起業してすぐ、お金が儲かる経営者は誰もいません。いや、一年後に黒字になっている人なんてほとんどいない。つまり、経営者は努力して、お金突っ込んで、頭がはげる思いをして、それでもあなたの突っ込んだ1000万円どころか、もっと突っ込まなくてはいけないのかもしれないのです。

事業をしていると従業員からいろいろな意見が聞こえてきます。従業員はタイヤであり、エンジンであるワケ。そこから運転手の経営者にちょっとスピードが出すぎていますよとか、オーバーヒートしそうですよ、と言う悲鳴が聞こえてくる。それを車の性能と照らし合わせて長く、そして早く走るにはメンテをするのか、もっとスピードを上げるのか、経営者が判断するのです。

その判断がすべて。だから、僕は従業員とは情が入る友達にはならない。ただ、コミュニケーションはきちんととります。その仕切りが難しい。僕は自分でそれなりの仕切りを作っています。そうしないと、情が入り、判断を誤るのです。

管理者、つまり、課長でも部長でも取締役も部下とは友達にはなってはいけない。飲み屋で愚痴を言い合っても部下は友達ではない。この厳しさです。

いわゆる豪腕社長と称する経営者はたくさんいます。例えばファーストリテーリング(ユニクロ)の柳井社長、かれはカリスマそのものですよね。前社長の玉井さんをきっ飛ばして自分が社長に戻ったそのエゴイズムが今のユニクロの絶好調さを維持させているわけ。だけど、彼は後任社長が育たないことでイライラしているけどね。

同じ悩みがソフトバンクの孫社長。彼も後任探しを始めているようだけど、彼の様な「非常識発想」が出来る日本人はいない。

もう少し例を挙げましょう。日経ビジネスの特集で「復活企業に学ぶ」というのがあったのですが、そこに出てくる会社の経営者は一様に厳しい。その厳しさを代弁したのが大阪USJのグレン ガンペル社長。彼は破綻寸前のテーママークを高利益率会社に数年で復活させてたのですが、彼のこの一言は経営者をぞくっとさせる一言です。

「民主主義では経営なんて出来ない。社長にはそれだけの権限と責任がある。」

これから世の中がもっと厳しい状況になる可能性があります。その中で中小企業の経営者が取り組まなくてはいけないのは自分にどこまで厳しくなれるかです。鬼にならなくてはいけない。経営者は孤独なのです。でもそれを乗り越えると天国があるのかもしれませんよ。

という事で今日はちょっと長くなってしまいましたが、とても大事なメッセージをお伝えしたつもりです。
いろいろご意見はあると思いますが、これは事実であると言うことを真摯に受けてとめて欲しいと思います。

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ではまた。

「金融危機に10の注意事項」、中国の話です。4

インターネットで面白い記事の配信がありました。

中国のネットで話題になっている「金融危機10の注意事項」

まずは紹介しましょう。

1.現職を大事に。転職、起業はご法度。ついでに恋人とも別れるべからず。
2.しかし、転職先の候補をいくつかリストアップしておくこと。
3.給与アップを要求すべからず。リストラ対象は給与の高いものからかもしれない。
4.ビジネスチャンスを広く友人に紹介すべし。彼らはあなたの助けになる。
5.貯蓄、国債購入、二通貨での預金がお勧め。株には手を出すべからず。
6.実家への仕送り、経済援助は欠かさずに。
7.自家用車の購入は見送るべし。
8.金融危機は後半ほど厳しい。今後に備え、自信過剰は控えよ。
9.離婚、出産、不倫は吉に転じない。
10.金融危機の実感がなくとも節約を心がけよ。支出の30%カットが理想。

うわぁー。良く出来ている!
誰が作ったかは知りませんが、実に良く考えられている注意事項です。
それぞれの注意にうそはないです。確かにその通り。

だからこそ、僕はこういう話題には注意をしなくてはいけないと思うのです。

中国はネット人口はまだまだ。その中でネットをやる人がネットをやらない人にささやく効果というのはずいぶんあるはずです。そのささやきがこれほどまでに保守的な内容であると中国の潮流に影響が出てしまうのではないかという心配です。

仮に影響が出ないとしてもこの注意事項が話題になるということは一般市民には経済的に相当の打撃が出ている証だろうと思います。特に8番、「金融危機は後半ほど苦しい」、うーん、含蓄がありますね。その通りなんですよ。キャッシュフローがだんだん悪化していく、手元資金が枯渇していく、運転資金の調達が苦しくなり、資金繰りに奔走する。これはまさしく、ビジネスの末期ガンです。このガンは本当に苦しいのですよ。

困ったなぁという注意は自家用車の購入は見送るべし。これは僕は贅沢を慎めということだろうと思います。特に車の買い替えの人は今乗っているいる車が壊れて動かなくなっているわけではないのでしょうからもう2−3年、我慢して乗りなさい、という戒めですね。でも、これは自分で自分の首を絞めるかもしれませんが。

ちなみにこの注意書き、アメリカでも日本でも使える10か条ではないでしょうか?
皆さん、自分に当てはめてみたらどうでしょうか?
僕は結構ぴったりきました。(笑)

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ではまた。

日本の労働力について考えてみましょう。4

少子高齢化や2007年問題に端を発して、労働力不足がこの数年、指摘されてきました。そして、学生の超青田買いなどが横行していたと思ったらこの数ヶ月で見事に逆転してしまい、青田された学生は内定中止、派遣社員を中心に労働力カットが日々ニュースとして取り上げられています。

要するに日本は労働力が足りているのか、不足しているのか良く分からないのですが、この件に関して僕が十数年前、ここ、バンクーバーであるスピーチをしたときの言葉を思い出しました。

それはバンクーバーの不動産についての話だったのですが、質疑の中でバンクーバーのオフィスビルの需要に関する質問があり、そのとき、僕は「今後、コンピューターなどの普及により、事務所に働く人、スペースは縮小する傾向にあるでしょう。ですから、この町に今後、オフィスビルがどんどん建つことはないと思いますよ。」と答えました。(これに対し、商業不動産のリアルターさんからは反論がありましたが実際、十数年の間にバンクーバーでオフィスビルは3つぐらいしか建設されていないですよね。)

工場についても然り。特に日本ではロボットや機械を導入し労働力の不安定さを補っていく傾向がますます強くなるでしょう。

そりゃそうです。景気がよくなれば一部の産業だけでなく日本全体がよくなるのですからどの業界も人が欲しい。だから、一斉に求人倍率が上がるのです。逆に不景気になれば一斉に雇用カットですからみんな職を失うわけです。

となれば先日トピックスにさせていただいた日本は海外移民を受け入れるかという命題については否定的にならざるを得ないのでしょう。

日本は今後、更にオフィスの労働効率が進み、マーケティングの手法も変化し、生産現場の人材も急減する可能性が高いと思います。そうなると日本は必然的に労働力過大という運命をたどるのではないかという推論がたつのではないでしょうか?

仮にそうだとすれば、日本の労働市場で求人のあるところと過不足バランスを取るような動きがあればいいのだろうとおもいます。僕がぱっと思う日本で絶対的に不足している労働力市場は医療、介護と農業だろうと思います。どれも速戦的対応の業種ではありませんが深刻な状態であることは間違えないのです。

特に農業については米以外は自給率があまりにも低すぎます。畑、麦、酪農などを推進すべき方策を採るべきでしょう。前から言っているように日本の農業は企業化すべきなのです。農業従事者がサラリーマンであっても良いわけ。企業化することで雇用確保へと動きが出るはずです。

医療や介護も結局3K的な仕事現場が不人気なのでしょう。3kにならないための工夫を考えてみたらどうでしょうか?建設会社は3kということで不人気ですが、結局日本最大の労働人口を持つ業種であることには変わりありません。なぜかって?手っ取り早く稼げるから。医療や介護を稼ぐところという目で見て欲しくはないのですが、厳しい労働環境ならそれなりの賃金をもらえる様、対応すべきだろうと思います。

カナダでも建設会社というのは不人気業種ですが、とにかく賃金が高い。時給3千円も4千円も取るのです。だから、就労者は減らない。

今日は労働分配ということを考えてみました。
労働市場に関してはもっともっと考えなくてはいけない分野もあります。ですが、この数ヶ月ですっかり変わった労働市場について僕の考えを書かせていただきました。
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では。



再考かな?日本の移民受け入れ案は。4

僕は以前、このブログなどを通じて日本の経済活性化、少子高齢化対策及び日本の国際化のためには移民の受け入れを考慮すべきではないかと書かせていただきました。

移民受け入れにはいろいろ意見があり、基本的には反対派が多いようです。僕の感じる限りでは推進派は主に経済界、反対派は学者、識者及び一般市民というところでしょうか。一般市民が反対ならば政治家も反対でしょうから移民受け入れの環境が整うまでは遠い道のりという感じがします。

そんな折、インドではテロが発生し、タイでは内乱が続いています。お隣中国はチベットなど民族問題を引き続き抱えており日本では起こりにくい動乱や混乱が外国では頻繁に起きているという事態を目の前にすると移民受け入れの是非をとったとき、マイナスの要素のほうがはるかに多いと言わざるを得ません。

僕は同じ多民族国家でもアメリカやカナダをみていましたので対応は可能と思っていましたが、移民による新しいイデオロギーをもつアメリカ、人種のモザイクに守られながら平和で安定した国家という求心力を持つカナダと比べると日本の移民受け入れ発想は根本的に相違があり過ぎるようです。

それならば日本は今後どういう道のりを歩んでいったらよいのでしょうか?
一つは世界の中における日本の地位は相対的にスリップしていくということをまず認識しなくてはいけません。あと10年で日本はGDP世界第2位の地位から4位に下がると見られています。日本より上に来るのは中国とインドです。

今から60−70年前、世界のリーディングカントリーは10もなかった時代に日本が入っていたこともあり世界のリーダーの一角に日本が存在しえたわけですが、世界を制覇したスペイン、ポルトガル、オランダ、イギリスは徐々にそのポジションをスリップさせてきました。日本も普通であればいづれスリップし、中国、インドなどにバトンタッチするというのが一般的な見方なのでしょう。

では、日本が没落しない方法はあるのでしょうか?これは、一人当たりGDPを世界最高水準に高める方策に転換するのが一つの目標設定ではないでしょうか?

2007年の一人当たりGDPは日本は34254ドルで23位。ルクセンブルグが約10万ドルでトップ、主要国は日本より何処も上ですね。これをせめて5万ドル(世界8位前後)までもってくる政策を取ってもらいたいですね。

この順位を上げるにはまずは円の価値が相対的に上がることでぽんと順位は跳ね上がるでしょう。ただし、円高になると相反して貿易が減少するという問題が生じます。そこで前から提言しているように日本は知恵を売る国になって欲しいと思うのです。

イギリスはその点、うまくやっていると思います。ビジネスノウハウを収益に結びつけるのが上手です。日本はせっかく良い技術を次から次へと生み出しても企業、及び、個人を通じた頭脳流出(Brain Drain)により国家としての損失が大きくなっています。これをとどめ、ビジネスに転換する方策を見つけ出すことが今後の日本人がより豊かになる方法だと思っています。

こういう枠組みは国が政策的に基本姿勢や法制化を通じて行なう必要があるのですが、日本のあるべき姿、向かう方向は首相が変わる度に変更されています。自民党がずっと抑えているにもかかわらずです。変な国ですよね。

こうなるとまずは政治家がもっとグローバルな観点でモノを見られるような教養と道徳観を身につけることからはじめてもらわなければならないようですね。

と、今日は話が展開しすぎたかもしれません。ごめんなさい。
でも、今日の社会は本当に外から見ているとうっとうしいのです。どうにかできるのなら微力ながらもお手伝いしたいぐらいです。ハイ。
今日のブログ、いかがでしたでしょうか?
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では。

カスタマーハピネス4

11月3日号の日経ビジネスに慶応大学の村田昭治名誉教授がはっとさせることを書いていましたのでこれをベースに今日は話を展開してみましょう。

教授の指摘は最近は商品がコモディティー化しただけでなく、そこで働く店員も事務的で人間のコモディティー化を生んでいるのではないかという指摘でした。

平易に書き直しましょう。

まず、日本の商売は商店街などの個人商店からだんだん大資本がチェーン店という形で多店舗展開をしました。その次に大規模小売店舗、つまり、デパートをはじめ、ショッピングモールなどがあちこちに出来たわけです。

次にそれらの店では商品の標準化が行なわれたと同時にマニュアルによる社員や店員の均一的サービスの提供に傾注していきました。これはまさしくアメリカ的経営がバックにあるわけで日本の風土にすばやく呼応し、加速度的に取り入れられたわけです。

教授はこの点について行き過ぎた標準化の結果、店員の「いらっしゃいませ」という声が事務的であり愛がない、と意見しています。

僕はようやく僕と同じ考えを持つ人の記事に出会えたので思わずにやりとしてしまいました。

このブログでは結構昔に商店街の復活とか、シャッター街の活性化について書かせて頂いたことがあります。たまにしか日本にいないのでショッピングやレストランに行くとすごくよく分かることがあるのです。それは、表向きは気持ちよい言葉なんだけど、何にも心に残らない店員の対応なのです。

例えば、僕はこの1年間で日本でいわゆるチェーンレストランには数回だけしか行っていません。その数回は自分の意思ではなく結果としてそこに行っただけです。なぜかというとチェーンレストランの店員は馬鹿丁寧だけど、機械のようにしゃべられるあの口調が耳障りになってきたのです。英語で言うと、No Tasteということですか。

平日の昼間にデパートの紳士服売り場を歩いてみてください。通路を歩くだけでそれぞれの売り場から「いらっしゃいませ」と声がかかります。だけど、それにはほとんど気持ちがこもっていなくて、人が通る=「いらっしゃいませを言う」という機械的反応なのです。

村田教授はこれを大変心配していらっしゃいます。そして教授はこれからの商売は「顧客満足=カスタマーサティスファクション」だけでは不足で「顧客幸福=カスタマーハピネス」を追求すべきだと指摘されています。

この前日本に行ったとき、元同僚と新宿の居酒屋に行きました。場当たり的に入った店の席に通されると店長らしき方が早速飲み物と食事の注文を取ったのですが、三品ほど注文したところで「お客様、当店初めてですね。うちのお店は量が多いのでお二人ならこのくらいかあと一品ぐらいで十分だと思いますよ。たくさん取っていただくとお店としてはうれしいのですが、残されるともったいないですからね。」と言ってくれたのです。実際、どの料理も大皿料理のようなボリュームで二人で唖然としてしまったのですが、僕はあの店長らしき方の素晴らしい対応に二重丸をあげたいと思います。

お店の料理もおいしいし、雰囲気も良いという点では「カスタマーサティスファクション」についてはもちろん問題ないのですが、この店長さん(?)のお客に対するサービスがまさしく村田教授のいうカスタマーハピネスではないでしょうか?

では、こんなカスタマーハピネスをどうやって育んだら良いのでしょうか?いろいろなステップがあると思いますが、僕ならまず、店員、スタッフに商品を十分に理解させお客の立場に立った態度を取らせることが大事なのだろうと思います。ですから、社員教育でもマニュアルを丸暗記させるのではなく7割か8割のマニュアルと2−3割、思考させる社員教育を取り入れるスタイルが今後、日本で展開する余地は大いにあると思います。

その点、商店街の商店はそれぞれの店に特徴がありました。そして店主が一生懸命商売をしています。まさしく、村田教授のいう「商売への愛」がいっぱいでした。残念ながらそういうスタイルが廃れてしまったのですが、リバイバルさせてみようという機運が必ずやってくる日が来るのではないでしょうか?

逆に消費者の立場としても何が本当のサービスなのか、もう一度周りを見渡してみても面白いと思います。

いかがでしたか、今日のブログ。
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ではまた。

ちょっと気が早いようですが、来年の抱負のプランニングを始めました。4

一年の計は元旦にあり、ということでいわゆる「今年の抱負」というものを正月過ぎになると良く話題にしますよね。

この抱負、実は僕は毎年この時期からそのプランニングに入るのです。なに、早すぎるって?いやいや、一年分の抱負ですよ。そんなことは一晩で思いつくものではありません。それとタバコをやめるとか、5キロ痩せるという類のものだけでなくて僕の場合にはビジネスプランから人生設計まで含めた広範囲にわたるものを考えているのです。

僕の抱負作りはまず、今年の成果の見直しから入ります。
抱負は目的と目標がきちんと設定されています。目的によっては何年もかかるものもありますのでその5年計画とか3年計画の中で来年度はどういう目標にするのかというのを決めていくのですが、今年の進捗が計画通りであったかどうかというのが一つの決め手になります。

例えば仕事については事業ごとに新年の事業の方向性とそれに見合う新年の売上目標、利益目標がきっちり計算されています。大体残り一ヶ月になったこの時期になると今期の事業売り上げ、利益目標が達成できるかどうかはよほどのことがない限り想像がつきます。これを今年の年初に設定した抱負と比べながら来年は更に10%アップとか、費用をこういう風に削るという考察をします。

その際、例えば費用の削減でも闇雲に5%とか10%という数字を提示するのではなくてこれとこれを改善して費用を減らすといった具体案をそこで打ち出してしまうのです。

実は僕の一年はここで計画された具体案に基づいて一年をつっ走るという楽な人生を送っています。言い換えると一年の途中での大幅変更はよほどのことがない限りない。ですから、予定より繰り上げて作業をすると年の後半は楽になるのです。

では、楽になったから更に予定を入れるかというとそれはしない。つまり、自分へのご褒美で年の後半はスピードダウンをしながら少しゆっくりするというスタイルです。一方、逆に予定より遅れが生じるとその逆で年末まであわてなくてはいけないことになりますけど。

またプライベート、人生設計も大体このプランどおり。何回日本に行って何をするとか、今度のマラソン大会では何分で走るとか、その為にどういうトレーニングをするとか、全部組み込んでしまいます。

一見、がちがちでつまらない人生と思われるのですが、別にこれにすべての命をかけているわけではなくて、これを柱に毎年、悔いのない時を過ごしたいと思っているだけです。未達なら未達でやむを得ません。全部が全部、予定通りいったら僕はロボットより有能になります。大体、達成率は7割。つまり、10のうち3つは出来ないのです。だけど、柱があるというの楽なのですよ。自分の進むべきガイドラインですからね。

まずは自分の一年を反省してみます。そして、改善したいと思う分野をどんどん箇条書きにしていきます。これを分野ごと、例えば、仕事、プライベート、世の中の動きの予想などの項目別にどんどん書いていくのです。

僕の場合、設定項目は公私あわせて大体20ぐらい。これを一年の反省日記と抱負として大体、5−6ページの文章にしてしまいます。A型人間といわれそうですが、僕は人生後半戦に突入しているからこそ、今をきちんと歩んで生きたいと思うのです。でも僕はこれを若い方に実践してもらうとその凄みがきっと分かるときが来ると思います。

時間はたっぷりあります。これからひと月かけてゆっくりと一年の反省と来年の抱負をあなたの日記に書き記してみてください。きっと見えないものが見えてきます。

ためになったと思う方、是非ともクリックしてくださいね。
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ではまた。

北米もいよいよ、デフレの時代に?4

あちらこちらの記事で北米のデフレへの可能性が指摘されています。

まぁ、一般消費者にとって物価が下がるのだからいいのではないかといいますが、あなたの給料はもっと下がり、生活水準自体が下がるのですから良いわけはないのです。

例えば、あなたが月に3回飲みに行っていたとしたらそれが2回になるかもしれないし、買い物もコスコなどでまとめ買いになるかもしれません。

実際のところ、ウォールマートやコスコは業績が安定していてウォールマートの時価総額は世界でも有数の会社となってきました。

このデフレ、つまり、物価が下がっていく状態は、日本ではバブル崩壊後に経験していましたが、なかなかこれから脱出できない状態が続いていました。これを経済学ではデフレスパイラルといいます。日本では昨年辺りから諸外国からの輸入物価が上昇したことでインフレ圧力が生じて形の上ではデフレ脱却ということになりました。

しかし、この脱却の仕方は輸入インフレですのであまり「良し」とされていないものですが。

さて、北米が本格的にデフレになると購買力が低下しますので高級品の売れ行きがドンと落ちます。アメリカやカナダの物価は正直、日本の購買力平価でみると高めでしたし、アメリカ人の消費マインドの高さは昨今に始まったわけではないのでアメリカが始めて経験するであろうデフレに対する恐怖心というのは僕は人並み以上にあるのです。

例えば、消費者はモノを選別するようになります。選別の際、値段と共に性能を比較し、価値のあるものを見定めようとします。しかし、これが日本にはプラスになる可能性があります。

なぜなら、日本の商品の物価は諸外国(特に中国など)のそれに比べ2−3割高いのだろうと思いますが、それ以上の価値と品質があります。製品購入の満足度も高い。例えば、自動車などは日本車が市場を制覇するチャンスすらあると思っていますので僕は日本の自動車業界は表向きとは裏腹に虎視眈々とその日に向けた準備をしているものと思います。

一方、デフレ経験の長い日本においてもここまで物価が下がるのかと驚くのがコインロッカーとパチンコ。日本の皆さんも気がつかない人がいると思いますが、コインロッカーの値段は下がりましたよね。(もしかしてずいぶん前?)

でも何よりパチンコ屋の値下がりはすごい。僕は25年前にパチンコを少ししたっきりですので「通」ではありませんが、玉が今、1円からなんですね。昔は4円だったのですよ。これだと稼ぎも小さいけど、長く遊べるというわけ。

日本でもう少し下げるべきだと思うのがタクシー代と教育費かな。僕の友達が嘆いていました。どんなにデフレになろうとも、塾代は下がらないんですよって。

確かに僕も日本にいたとき、塾のパンフレットやチラシなどをチラッと見ましたが、あれは暴利ですね。僕が仮に英語学校をやったらその半額でやります。(笑)

タクシーは多すぎます。というより、乗る人が少なくなったのだろうと思います。この前も土曜日の夜の六本木、午前1時にタクシーは街にあふれるほどの空車でした。だったら少し台数を減らすべきですよね。でも、本当は値段を下げて皆さんに終電を気にせずに遊んでもらうほうが経済効果は高いのだけどね。

デフレ先進国の日本はこれから突入する北米のデフレに対しさまざまな戦略を取ることが出来ると思います。「アメリカよ、おまえもか」というのではなく、「よっしゃ、ここは一つ、日本の出番だな」という意気込みでいきたいですよね。

日本の皆さんで身の回りでこれは値段が下がったなぁとかこれはもっと下がるべきというものがあればぜひともコメントくださいね。
では、三連休、最後の日を楽しんでください。
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では。
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