外から見る日本、見られる日本人

バンクーバーの日本人社長ヒロが仕事、生活を通じて感じた経済、経営、社会、日本人観などを綴っています。

2009年06月

新聞記事とネット記事4

今更この話題、と思うかもしれませんが、まぁ、そういわず、お付き合いを。

実は僕の友人が新聞関係のビジネスをしていて、どうやったら販売を増やせるかという話をしていてこのブログでこの話題を取り上げても面白いかなぁと思い、書かせてもらっています。

まず、新聞ビジネスの彼が僕に面白い「研究成果」を送ってくれました。それはある日の新聞記事においてネットと紙面でどれだけのカバーリングの差があるのかを調べたのですね。

もちろん、日にちや紙面により差があるとは思いますが、ネットでカバーしてるのはざっと五分の一程度しかなかったのです。

新聞とネット、あなたの情報収集源はどちらに軍配、という意識調査ではネットが優位な立場にたっています。そして、それは世界の趨勢でもあるようです。

僕は新聞とネットを別物という見方に変えるべきなのかなぁと思っています。

いわゆる深読みと事実だけさっと知る、というのでは目的意識がすっかり変わります。

例えば、解説記事を読むにはネットより新聞、新聞より専門誌、という具合に深さに応じて変えていきますよね。スポーツ新聞だってそうです。最近の事は知りませんが、僕が日本にいた頃はスポーツ新聞がやっぱり良く売れていたのです。会社での話題はまず、前日のスポーツとかね、それで、いかに詳しいかで結構、酒飲み話にも使えたりしました。

新聞を読まなくなった人の理由がコスト、古い新聞の処理、環境問題など、いっぽう、新聞肯定派は持ち歩ける、広告が楽しいなどですが、本来であれば新聞肯定派のもっとも大事なところは「深読み」だと思います。

大学三年生になるとゼミの教授から将来の就職活動のためにも日経新聞を読みなさい、とよくいわれました。実際、日経の深読みで随分知識を蓄えさえてもらったと思っています。

多分新聞記事の「偏り」、例えば右寄り、左寄り、はたまた広告主や関係者への配慮から記事が歪曲しているといった指摘をされる方も多いと思います。

それはそのとおりなのですが、すべての記事がそうだとも限らないわけでその辺は割り切ってしまってよいのではないでしょうか。

僕が最近新聞で重宝している記事が書籍案内なのです。たまに日本に行って買い込んだり(ネットで送ってもらうという手もありますが)するに当たり、書評記事があってなるほど、これは、というのがあればその新聞をびりびりと破いてかばんに入れておいて日本でそれらの本をドンとゲットする、という事も出来ます。

そう、新聞は破いて保存するというメリットもあったのです。

一番大事なのは事実を知るということよりもその事実にどういう背景があったのか、という奥深い情報をゲットし、それを自分のエキスにしていくということがもっと大事だと思います。

久しぶりにインクで手を黒く染めたくなりましたか?(あっ、そう、ならない。そりゃそうだよね。)

でも新聞とネットの情報源にもそれぞれ長短があるということを改めて考えてみるにはよい機会かもしれませんね。

今日も宜しくクリックのほどお願いします。
人気ブログランキングへ


では。

世界の中で日本人はどう評価されているのだろう4

外国に住んでいて現地の人が日本人をどう評価するかというのは日本人として実に興味があります。

ただ、ここバンクーバーにおいても日本人とビジネスをしたとか、深い友好関係を結んでいる地元の人は案外少ないような気がします。僕がここで過去ビジネスをしたときも「日本人と仕事をするのは初めてだ」という人が多く、お互い、手探りの関係からスタートしました。

長い年月を経て、僕がやってきたことは「約束を守る」という事でしょうか。ビジネスの場合、契約を通じてさまざまな「約束」を履行させられます。僕はその約束を守ることにかけては一度も相手を裏切らなかったと絶対の自信を持って言い切れます。

銀行からの借金も当局への各種分担金、負担金の支払いやさまざまな義務工事について契約書に書いてある履行期日をきちっと守り抜きました。

ですから、長い年月を経てようやく日本人って信用於けるやつなんだ、という一種のクレジットを貰ったわけです。

ウシオ電機会長の牛尾治朗さんといえば日本の財界における第一人者ですが、その牛尾さんが随分前に日本人論について寄稿をしていたのを見つけました。とても興味深く読ませてもらいました。

その中で彼が日本人の気質を定義づけています。

几帳面で完璧主義、綿密で時間厳守、傷一つ残さない、なんでもぴかぴかに磨き上げないと気がすまない

更に

約束したことは必ず守る
親切で素直で金持ちで侵略性がなくて根っこのところにものすごい楽観論がある

特にこの「侵略性がない」という意味がユニークです。

牛尾さんいわく、アングロサクソンはほんの一部の層が権力を行使し富を享受する戦略国家として強さを見せることで生き延びてきたというのです。そこには本当の平等もないし、平和もないとしているわけです。

そんな中で日本人というのは哲学者、和辻哲郎の話を引き合いに日本は「木の文化」であり、自然と共生するというスタイル、それはひいてはやり直しが出来るという楽観と生きることへの達観を持っているというのです。

すばらしい話だと思いませんか。

僕はこうやって海外で生活をし、仕事をしてきています。僕は仕事には信念を持って当たっています。ですから妥協はしません。仕事の精度にも自信があります。そういう自負を持って物事に当たっているので地元の人はそれなりの評価をしてくれていると理解しています。

日本人の批判論や海外で通用しない日本人論もたいへん多い中、牛尾さんのこの切り口は海外で生活する僕らに勇気を与えてくれるエールのようにも聞こえませんか。

もっと自信を持って頑張っていくということでしょうね。

では今日はこの辺で。ぜひともクリックのほうもお願いしますね。
人気ブログランキングへ

明日またお会いしましょう。

マイケルジャクソンとアメリカの自動車産業4

マイケルジャクソンが亡くなったことは世界中の音楽ファンを悲しませました。

彼はわずか、50歳、まだまだ健在な踊りが7月から始まるロンドン公演で見られるはずだったのに実に残念でした。

このマイケルジャクソンの死とアメリカ自動車業界の破綻が奇しくも同じ時期に起きたというのは何らかの因果だったのでしょうか。

マイケルジャクソンが元々所属していたのはジャクソンファイブ時代からモータウンレコードです。(その後、別のレーベルに移っています。)モータウンレコードはデトロイトの「モータータウン」を短縮したところから来ています。

モータウンは1959年に出来た黒人音楽のレーベルで自動車工場の規則的な音をリズムに取り入れたとされています。このレーベルから出たスーパースターは数知れず、ダイアナロス、スティービーワンダーなどアメリカのみならず世界中の人を魅了するほどの影響力を与え続けてきました。そしてもちろん、マイケルジャクソンもその一人でした。

自動車産業のメッカであるデトロイトには黒人人口が80%を超えている状況です。これは昔、フォードが機械化を進めた大量生産を開始するに当たり、黒人の雇用を積極的に取り入れたことが始まりとされています。しかも賃金や待遇がその時代においては破格であったとされていました。

それが結果としてモータウンという音楽レーベルを生み出し、マイケルジャクソンを生み出したわけです。

つまり、デトロイトなくしてマイケルジャクソンはありえなかったかもしれない、という事もあるのです。

こう考えてみると実に不思議な因縁です。

僕のブログでも書きましたが、デトロイトの復活の道のりはとても険しいものになっています。イギリスでも国営化された自動車会社ブリティッシュレイランドはわずか3年程度でブランドごとへの解体が行われました。

デトロイトも今や治安が悪化し、借り手を待つ事務所ビルが溢れています。デトロイトで職を探す人たちももうあきらめて他の町への引越しを検討せざるを得ない状況なのです。

ジャクソンファイブ時代からマイケルジャクソンのファンだった一人として謹んで哀悼の意を表します。
そしてビルの谷間で新聞が舞い閑散となったデトロイトは一時代の繁栄を過去の一ページとしようとしているのでしょうか。

今日はちょっと感傷的になってしまいましたが、どうしてもこの二つを結び付けてしまうのが「僕の悪い癖」でして。

今日も宜しくクリックのほどお願いします。
人気ブログランキングへ

ではまた明日。

トヨタの新戦略に見られるマーケティングのアイディア4

トヨタの新社長、豊田章男氏の会見を通じてマーケティング戦略の概要が明らかになりました。

これは今後のあらゆるマーケティングにとってとても参考になる知恵だと思いますので是非ともじっくり分析してみてください。

まず、トヨタの戦略です。

今まで:地域を問わず全方位で車種を揃えるフルライン戦略
今後:成熟した欧米では車種を絞り込むなど地域のニーズに合った車を迅速に提供

あれっと思うかもしれませんが、自動車業界というのはフルラインアップを揃えることを目指しており、それが出来る会社が最大手の看板を掲げられるわけです。

数年前、北米で大型トラックが売れたとき、ホンダは大型トラックが作れなかった。トラック用のシャーシ(車台)がなかったのです。その為、乗用車用のシャーシを改造してトラックを作り、フルラインアップを図った経緯もあるぐらいです。

この発想は多分何を作っても売れる時代の名残だったということでしょう。

ですが、地球単位で見てみると北米のようにクルマがあふれているところ、ヨーロッパのように環境を重視し、中小型車が主流の国、新興国のようにとにかく二輪から四輪へステップアップを目指しているところなど、ニーズがばらばらなのです。

ならば、既に成熟している国にはエントリーレベルのクルマより高級車や環境対策車のほうが向いているし新興国にはファミリーカーや商用車の方が向いているということなのでしょう。

この発想から言えることは:
市場の成熟度によってセグメント分けしていること
売れるところに売れる車を配車すること
市場の変化に速やかな対応をすること

ではないかと思うのです。

つまり「大きすぎて身動きが取れない」といわれないよう、大きいカラダながら小回りを効かせすばやく対応する姿勢をとる

まさしくこれが新生トヨタなのだろうと思います。

これは大変評価できる動きではないかと思っています。

一部の日本の読者さんからは「こんなの当たり前ジャン」といわれるかもしれません。特に小売関係の方はきめ細かく、顧客のニーズに沿った商品構成をするのが当たり前だからです。ですが、トヨタは自動車という付加価値が大きく構成部品も万単位のものを作る会社です。一日二日で方向転換できないのです。ですが、少なくともこの発表を読む限りトヨタという会社を細切れにして地域ごとの特性に合わせるという荒業を取り入れるのです。

何故ここまでの決断が出来たのでしょうか?

もちろん、アメリカの自動車業界の現実を目のあたりにしたということもありますが、僕が注目しているのはトヨタは B to C のビジネスをしてるので気がつくのが早かったということではないかと思っています。つまり法人から個人へ。

個人客へモノを売るというのは大変なのです。よくビジネスはB to B (対法人ビジネス)が出来ればいいのに、と聞きますが、逆にB to Cだからこそ市場の声がよく聞こえ対応がすばやく行なえるということもいえるのではないでしょうか。

もう一つ、大事なことは捨てる分野も必要、ということでしょうか。北米ですべてのラインアップを提供するのではなく、高級車と環境対策車にすることで会社にはマンパワーの余力が出来るのです。それを新興国で売れるファミリーカーに振り向けるということで極めて高い効率のビジネスを展開することが可能になるのです。

皆さんのご商売にもこの発想を当てはめてみたらどうでしょうか?売れないものまで売っていませんか?もっと売れるものがあるのに品揃えが薄くなっていませんか?
或いは、もっと特化したほうが良い得意な分野がありませんか?

このトヨタの新戦略はこれだけでビジネス本が一冊書けるぐらいの深い内容を持っています。

普通なら気にしない記事かもしれませんが、掘り下げ方次第でこんな風に考察できるのですね。

とてもよい記事でしたので皆さんとシェアさせていただきました。

ではまた明日。
おっと、その前に是非ともクリックもお願いします。

人気ブログランキングへ




不動産投資はいまだ健全だろうか。4

投資リスクの三分割方法といえば、定期預金と株と不動産を均等に持つ、といわれました。昔は不動産にはひょっとしたら自分の持ち家も含んでいたかもしれません。なぜなら不動産は上がるという神話があったから。

ですが、このブログでも時々取り上げさせてもらっていますが、僕自身、不動産投資に正直、やや、疑問視をつけているのです。ですから、手持ちの不動産はともかく、今後のポートフォリオにおいて不動産は基本的にはずすことも視野に入れています。

何故でしょう。

不動産は言うほど儲からなくなりつつあるということです。

一つはリターンの減少。これはカナダでもアメリカでも日本でもそうですが、投資用不動産が増えたため、利回りが下がってきていることがあげられます。それでも定期預金利息よりは高い利回りを期待できそうだということでたくさんの方が不動産市場に参入しています。

次に不動産についてまわるコストの問題です。日本ではマンションやアパートの一棟買いの場合、極めて低い運営コストが提示されていますが、不動産価値をある程度維持するためには運営コストとは別に不動産価値維持コストを計上する必要があると思います。具体的金額は不動産にもよりますのでここでは触れませんが、事業を運営するコストと不動産価値を維持するコストは違うものだということを認識して欲しいのです。

例えば、ホテルの投資を考えます。ほとんどの人が間違えるのですが、ホテルほど金食い虫の事業はありません。なぜなら、表面利回りはきわめて高いように見えるのですが、数年ごとに行なわれるマイナーな改修工事、例えば、カーペットを取り替えたり寝具や部屋の備品を入れ代える、そして、7年から10年に一度行なう大規模改修工事、部屋のデザインを新しいものに変えたり、ロビーを一新するなどの投資で目の玉が飛び出るほどのキャピタルエクスペンスを計上しなくてはいけないのです。

僕が関与したホテル事業ははっきり言って結果としてはおいしくなかったと思っています。ホテルで儲かるのは不動産が値上がりしたときだけ、といわれるぐらいなのです。

これはホテルに限らず、どのような不動産でも同じことなのです。

三つ目に不動産の減価償却と共にそれに伴う住宅ローンの付保が難しくなっていく点。ローンがつかない物件は買い手が限定されるため、結果として売りにくくなるのです。

最後に指摘したいのは住宅の総供給数と世帯数がアンバランスになっているということ。アメリカと日本では既に住宅の方が世帯数より多いわけで不動産が今後、どんどん上がっていくシナリオが作りづらいのです。

昔、不動産は有限だといわれました。今、僕は無限だと思っています。

なぜなら高い建物を作れば容積は無限に増えるのです。

株式投資をしている人ならお分かりでしょうけど、ある会社が増資をすることになると株価はドンと下がりますよね。それは一株あたりの利益が希薄化するからです。それと同じ。不動産も有限だという前提の下で価値がサポートされてきていましたが、マンションに限って言えば超高層マンションがアメリカでもカナダでも日本でもにょきにょき建っているのです。

これは不動産価値の希薄化なんです。

僕は不動産の仕事をしていますが、新規の不動産事業を今後するかどうかはあくまでもエリアの需給バランス次第だと思っています。それぐらい不動産は儲かりづらくなってきたということでしょうか。

ただ、この話、先進国のケースですから新興国ではまた別の見方が出来ると思いますけど。

すみません、今日は後ろ向きの話になってしまいました。ですが、皆さんの大切なお金ですから一応、僕なりの経験と考えを書かせていただきました。

ご批判、喜んで承ります。
でもクリックはお願いしますね。
人気ブログランキングへ

では。




非合理的な行動4

世の中「ポイント」だらけで自分でも何処でどんなポイントを稼いでいるか訳が分からなくなることがあります。

そして「ポイントの呪縛」は恐ろしいものがあります。僕がはまった呪縛はまず飛行機でした。マイルをためている方の飛行機に無理やり乗ろうとするのですね。その運賃が多少高くても気に入った日のフライトが取れなくてもそのポイントを貯めるためにその航空会社の飛行機に乗るのです。

あるときこれほどばかばかしい判断はないと思いはじめました。そこでどうしたかというとライバル会社のポイントカードもゲットしたんです。すると、僕には選択肢が出来ます。どっちの飛行機に乗ってもマイル数は加算されます。もちろんたまり方は二分の一になりますが、失効しない限り結局は同じことですからね。

行動経済学という学問があるのですが、要は人間は完璧で最も合理的な行動をいつも取るとは限らない、というのを学問として捕らえているわけです。

逆に言うと人間はいつでも非効率で間違えた行動に出る、という言い方も出来ます。

日本での価格競争は激しさを一層増してきました。そう、コンビニがいよいよ安売り競争に入るのです。

僕はコンビニでほとんど買い物をしません。日本いるときは家から200-300メートル内に4-5軒のコンビニがありますが、よほどのことがない限り買いません。なぜなら価格が定価だからです。自転車で5分も走ったスーパーは夜中の1時までやっていてスーパーマーケット価格で買えるのです。

弁当もほとんど買いませんが、仮に入用なら弁当屋で弁当を買います。それの方が目の前で作りたてをサーブしてくれますから。

ですが、日本ではコンビニがとにかく流行っています。便利をお金で買っているわけですね。ここまでは良かった。

ですが、ここからが良くない。セブンがドリンク類を手始めとしてディスカウントする計画なのです。ドリンクは約2割引きになる見込みです。当然、他のコンビニも追随ですね。

これは経済という大きな器で考えると僕はこれは残念な動きだと思っているのです。行動経済学でサポートされている「非合理な消費活動」に基づき高い価格でも買っちゃう、行く用事があるからついでに買っちゃうというスタイルから単純価格競争に移行してしまうからです。

これにより何が起きるか。

まず、コンビニの果てしない体力消耗戦が始まります。それが始まるとコンビニの本来の良さ、つまり、各社がアイディアを競って新商品や企画を出していた構造から単に値段の追求に変わることでコンビニの特徴が薄れてくる可能性があるのです。

次にスーパーマーケットとの一騎打ちが始まります。つまり、町中スーパーマーケットになるようなものです。

多分、これを読んでいる10人のうち8,9人は「いいじゃん、安く買えるなら。」とおっしゃるでしょう。ですが、もっと大きなピクチャーを描いてください。

コンビニの利益率は下がるでしょう。コンビニにジュースを卸している会社の利益率も下がります。ですが、会社は年度の決算で成長路線を示さなくてはいけません。
つまり、儲けなくてはいけません。

では、何処でコストを落とすの?

人件費しかないのです。

結局、ジュースが80円で買えてもあなたの時給も20円下がるかもしれないのです。僕はこの点を心配しているのです。

繰り返しますが、行動経済学というのは人間がファジーで非効率な行動をすることを学術的に追及しています。つまり、価格が高くてもコンビニ行くということもこの考え方の範疇だと思うのです。

非効率な行動を引き出すことで経営者は利益を上げることが出来るのです。これがビジネスのアイディアであり発想です。

安易な価格競争は日本の経済のシステムそのものをぶっ壊してしまう、それがちょっとでも分かってもらえれば幸いです。

へぇ、と思ってくれた方、是非ともクリックをお願いしますね。
人気ブログランキングへ

ではまた。

何故日本人は外に向かわなくてはいけないのだろうか?4

「白人に弱い日本人」というテーマで二回にわたりブログを書かせていただきました。このテーマそのものはもっと大きいですからまた改めてトピとして上げさせていただきますが、そのテーマを取り上げた根本的理由というのが今日のテーマ、

何故日本人は外に向かわなくてはいけないのだろうか?

に結びついてきます。

僕はこのブログで日本は成熟国、欧米とともに高度成長は期待薄で今後はより円熟度を増していくことが日本の進み方、という趣旨のことを書いたと思います。

一方で日本でお給料をもらっている方の現状は低賃金、長時間労働、過酷なプレッシャーと競争で自分の時間も少なく、家族と過ごす時間も限定される、という感じですよね。

仮に推測どおり、日本の成長率は今後、2%プラスマイナス程度で収まってしまうと今の状況は永久に改善しません。なぜなら国内需要は今後、少子高齢化で減少に向かう一方、企業は海外で稼ぐ体質をより強化するためです。つまり、海外で稼ぐ企業が国内の不振を補う構造です。

これではGMと同じ収益構造になってしまいます。GMはアメリカ国内で儲からなかったけど、中国など新興国で儲けた。だけど、最後、(国内にいた)従業員は倒産という憂き目にあうわけです。

ということはちょっと極端な話ですが、日本にいる人たちには今後、生活の改善がないということになります。

これを打ち破る方法はたった二つ。

一つ目は自分に鞭打って自分のレベルアップを図り、生き残りを図ること。
二つ目は新天地、つまり海外に出て稼ぐこと。

一つ目の「自分に鞭打つ」ということはさまざまな自己啓発本が出ていますからそちらに任せることにします。

僕は二つ目の方法、「海外に出て稼ぐ」ということを改めて考えたいと思います。

海外に出て稼ぐ、これを出稼ぎというニュアンスで捉えている方が多いと思います。東北の人が冬の間、自分の住むところから離れて稼ぎにいくというのはまさしくこの例ですね。

もっと分かりやすい話、昔、海外移民した人たちは日本での生活が苦しくなったことで日本よりも期待できるブラジルやアメリカに移民したとされています。

一方、海外に於いて移民の考え方はまったく逆のケースが多いのです。
本国での家族、親戚、広くは国民が苦しいから海外で稼いで本国に送金する、そういう考え方なのです。

例えば、ロシア人の移民は世界に散らばっています。彼らはひたすら本国のロシアにいる家族、親戚に送金するのみならず、多額の寄付を本国のしかるべき組織に行なってたりします。これはユダヤを始め、極めて大多数の海外移民が普通に行なっている流れです。

分かりやすいところでは日本で働くフィリピン人やブラジル日系人を考えてみてください。彼らはものすごく質素な生活をして、貯金を本国に送っているのです。

つまり、日本人だけさかさまなんです。なぜか。

一つは日本は裕福で国内にいるだけで十分、暮らしていけた。
もう一つは日本が鎖国をしていて日本に住まない人を非国民的に軽んじる傾向がなきにしもあらずだからでしょう。

例えば日本のサラリーマンが海外駐在を命じられたとき、断るケースが非常に多い。仮に断りきれず、駐在に「出た」としても常に日本だけを見続け、帰国後のポジションを考え、駐在期間中は休養期間である、と言い切っている人もいるくらいなのです。

なぜか。それは自分が海外駐在中に同期に追い抜かれることを恐れているからなのです。

しかし、僕は海外からみて今の日本が健全で労働意欲の湧く社会構造だとは思いません。年収200万円台でもがく人たちが「刹那的に」時を過ごしていく姿を平然と見過ごしてよいのかと思うのです。

日本は今後、少子高齢化以上のスピードでロボット化と国内産業の空洞化が起きる可能性が高いのです。つまり、ごく一部の優秀な人たちが会社をコントロールし、あとは海外で生産するか、ロボットなど機械化がより進んだ環境でモノが作られていくのです。雇用機会はより少なくなる可能性が高いのです。

僕はだからこそ、日本人は海外に新天地を見つけるというオプションを持つことが重要だろうと思っています。

いかがでしたでしょうか。
ちょっとドキッとする内容かもしれませんが、僕は信念を持って書いたつもりです。
海外なんてそんな簡単じゃない、いや、海外生活もあるよ、と皆さんもいろいろコメントがあるかと思います。皆さんのご意見、お待ちしております。

でもその前に是非ともクリックをお願いします。
人気ブログランキングへ

ではまた。
アクセスカウンター
  • 今日:
  • 昨日:
  • 累計:

QRコード
QRコード
Archives
記事検索
Recent Comments
  • ライブドアブログ