外から見る日本、見られる日本人

バンクーバーの日本人社長ヒロが仕事、生活を通じて感じた経済、経営、社会、日本人観などを綴っています。

2009年08月

ヒロの選挙解説です。4

予想された民主党の勝利ですから開票結果をみて特段驚きもないのですが、ここに至った経緯をいつものとおり違う切り口で考えてみましょう。

実は僕はこの原点を探る為、1789年フランス革命までさかのぼって勉強してみました。なぜフランス革命か?実は巷にいう「右」「左」の原点はそこにあるのです。
そして、世界中で右、左の歴史が始まったわけです。日本も明治維新を原点としてその考え方が徐々に浸透してきています。ですが、明白な右、左の表現はもう少し後になるようです。

さて、歴史の流れを見ていくと右、左の考え方は時間とともに左に向かっていく傾向にあります。

例えば日本の戦前までは政友会とか民政党といった日本のかつての二大政党は中道左派に考えられています。当時の中道右派が官僚、財閥、軍人といった人、そして、極右には226事件を起こした青年将校だとか、玄洋社(日本の右翼発祥の元)でした。

ところが戦後体制になったということもありますが世の中がどんどん左によってくるのです。ですからいわゆる政党は中道右派、左派になってきており、極右は存在否定されてしまうわけです。

世界をみても中道左派が今や主流になりつつあります。ではこの中道左派とはどこから来るのでしょうか?はい、ここで話を1789年に戻します。フランス革命のスローガンは自由、平等、友愛です。そしてこの「友愛」がポイントです。原書ではフラタニティでこの語源のラテン語の本来の意味は兄弟愛、つまり、学術的な正しい意味合いは「同志的結束」となるそうです。

難しい話が続きました。

結論を急ぎましょう。以上のストーリーをバックグラウンドとしてポイントとしてあげておきます。

○ 世の中の流れは左に向かっている。そして、世界が平和でかつ、経済的に一定以上の水準と成長があれば原理主義などを基点とした極右的な発想は本来であれば沈静化します。

○ フランス革命のスローガンからは究極的には個人主義を善とすることになり個人の幸せを最大のよりどころとします。この考え方から小泉さんは靖国参拝を善として、野党の批判をかわしたのです。

○ 僕のブログで時々指摘しているとおり、日本は非常に経済的に裕福で恵まれています。平等であり、部落など歴史的な格差問題も歴代の政権が苦労して格差を埋めてきました。つまり、この先にあるものは国民すべてに於ける人生の幸福感であり、満足感なのです。それを人は求めたわけです。

○ 自民党が大敗したのは本来徐々に左に傾きかけていた世の中の趨勢に対して力づくでそれを押し切っていただけのことだと思います。ですから、小泉さんが自民党をぶっ壊すといったのは既に壊れていたのを知っていたわけですがその後を次いだ安倍さんがその意を全然汲み取れなかった。そういう意味で麻生さんよりも安倍さんが本質的には自民党を壊したと考えるべきです。

○ 今回のランドスライド的民主党の勝利はそれらのバックグラウンドを踏まえて一気に加速化した「自民党おろし」であり、民主党万歳の色彩はいうほど強くないと思います。

以上より、「本日、歴史的転換を迎える」と産経新聞は涙を流しながら紙面を書いているわけですが、(産経はもっとも右寄りです。)本来であればそれはもっと以前からあった事象であり、収まるところに収まったという感じです。

元来、自民も民主も政策的には若干の右、左はありますが、政党政治ゆえの人気取りからそうそう「片方には寄っていけない」、という筋書きがありますから、これで日本が変わったというほどではないというのが個人的印象なのです。

僕は以前からいっておりますが、お祭りは今日で終わったわけでこれから日本経済を含め民主党の本当の力量が試されるときなのです。支持率は今日がピークだったということにならないことを祈ります。

3ヵ月後、6ヵ月後の状況をぜひともみてみたいものだと思います。

長くなりました。

これが僕の今回の選挙の総括です。
いかがでしたでしょうか?ご意見、お待ちしております。

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では。

仕事のレバレッジ4

レバレッジ=「てこの力」を仕事に生かそうという手法はビジネス本にゴマンと出ています。特に本田直之さんのレバレッジシリーズはシリーズ総販売数100万部突破といいますから如何にレバレッジに皆さんが興味あるかということかもしれません。

僕も仕事にはなるべくレバレッジを使うようにしていますが、具体的にどういうレバレッジを効かせているのか僕の例をご説明します。多分、一般書物とは違うアプローチだと思いますので念のため。

僕のレバレッジ実務は「ミクロを押さえマクロを判断」することです。

仕事の作業には細かい数字やデータの積み上げが大きな数字となり結果となるわけです。

結果を判断するのにその積み上げデータが間違っていたらどうしますか?
正しい判断は出来ません。

そこで僕は最小のデータや数字をすべて押さえてあります。
後はその数字をどう加工するかだけです。

経理の数字が欲しいのか、予算が欲しいのか、予実算が欲しいのか、すべてがほぼ自動かわずかな処理で出ます。なぜなら数字の元データをすべて把握していますからそれを横に並べるのか、縦に並べるのか、掛けるのか、割るのかその算式を入れさえすれば答え一発なのです。

マクロの世界というのは会社を経営するに必要な作業は何か、を判断することです。
そして、その裏づけはまず、数字が物語るのです。

設備投資をする、固定資産を買う、すべて経理上の数字、ないし、キャッシュフローを参考に判断します。その際のベースがミクロの積み上げです。これが瞬時に出てくれば経営者としての判断はきわめて早いわけです。

この判断の早さがレバレッジになるのです。
判断を早くすることで弱いところの対策をすぐに行なえるし、適切な指示を出せます。強みを更に強くすることも出来ます。目先の売り上げや経営動向の想定も比較的簡単に出来ますし、かなりぶれない判断も出来ます。

例えば、僕の2009年度のグループ会社の予実算対比は1月-7月累積でブレは5%程度に収まっています。それは業績予想がしやすいようデータが揃えてあったからなのです。

そして今、ほぼ予想内。ですから、僕はあわてず、次の事業戦略なり、成長路線への準備などを進めることが出来るのです。

レバレッジをするには作戦司令塔の自分が落ち着いて間違えなく判断できることが最前提にあります。てこの原理ですから正しい判断であればそれが数倍の正しい成果として返ってきます。ですが、ベースが間違えていたら、それは数倍の損失になって変えてってくるということも知っておかなくてはいけません。

レバレッジであるからこそ、ベースの数字、データは確実にプリサイスでなくてはいけないのです。その前提があってこそレバレッジの効果があるということなのです。

部下に指示をして作業をさせるというのはレバレッジの最たるものです。ですが、その部下が間違った作業をしたらその部下はまた間違えます。つまり、「糸電話状態」で仕上がったものは全然違うものになってしまいます。

小規模事業主で2軒目のハードルというのを僕は時々このブログで指摘しています。まさしく、司令塔の指示がきちんと反映されないと2軒目は失敗します。なぜなら2軒目は自分が四六時中、目を光らせられないから誰かに任せるわけです。その時、司令塔の指示の正しい理解と準司令塔として部下への正しい指示が行なわれないことが往々にして起きているということを指摘して今日のブログの終わりにしましょう。

今日の格言
レバレッジはミクロを押さえよ

なんか、格好いいですね。僕のブログも100万人に読まれるよう頑張っていかねばなりませんね。これもレバレッジを効かせた方がよさそうです。ははは。引き続き、応援してくださいね。
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ということでではまた。

リバイバルでヒットを作る4

最近の売れ筋のお菓子、デザートに僕らが昔親しんだ名前が結構あるらしいですね。

フルーチェ、アイスの実、MOW など。

以前、最近のコンビニでは商品は3週間で入れ替え戦が起きている、ということを書きました。食品会社や料飲会社では星の数ほどの新製品を投入し、宣伝し、そして、その結果を販売開始日からわずか数日の結果で一軍に残れるか、二軍落ち(ディスカウントスーパー行き)か決定しているそうです。

当然ながらメーカー側からすればヒットをたくさん打ち出したほうがマーケティング費用も少なくてすむわけで経営にもプラスです。

そこに出てきたのがいわゆるリバイバル商品。

別にお菓子に限ったわけではないと思います。一般生活に密接に結びついているものは時々リバイバルを出しているようです。

特にお菓子やデザートなどはある意味、世代交代してしまえばその商品を手にする人はまったく新しい世代の人で新鮮味があるわけです。

昔ヒットしたこの商品がまたゾンビのように出てきた、といわれてしまえばそれまでですが、それにデザインを多少変更させたり、何か、フレーバーを加えたりすることですっかりリノベーションすることが可能なのでしょう。

経営者からみればもてる資源はすべて使い切ることが重要です。
会社における資源というのは

現在の販売物品
人材
ノウハウ
資産
それに過去に販売してきたさまざまな商品

であるわけです。過去にヒットがでて、ずっとヒットし続ける商品もありますし、上述のようにしばらく休んでまたヒットするものもあります。それは会社の戦略に応じて掘り起こせばよいのだろうと思います。

以前、日本酒の醸造元が伸び悩む日本酒販売を世界に売り歩るき販売量を飛躍的に増やした話をしたと思います。
これももてるノウハウと酒という商品をリバイバルさせ、売り先を変えるというマーケティングにより生き返らせるわけですね。

もう一つ。東京界隈ではホテルの稼働率が相変わらず低迷しているのですが、その中でこのところウィナーは何を隠そう「京王プラザ」ホテルなのです。このホテルは高い稼働率が続き実に先月は95%を越えているのです。他の高級ホテルや外資系がひどいときには30%台から50%台でありながらこれだけ高い稼働率を維持しているのはやはり、アジアの観光客に的を絞った販売戦略なのです。

このようにちょっとした応用でそれまでの努力の何分の1かで同様の成果を得ることが出来ることもあります。

新しいことを始めるのにいつも常に新しいものが有利というわけではありません。
目立つことと堅実に儲けているというのは別問題です。

商売をする人ならばやはり応分の利益は欲しいものです。
その為のヒントとして最近読んだ記事から話を展開させてみました。戦略構想トランプのカードの一枚として使えればよいですね。

いかがでしたでしょうか?
よろしければまたクリックのほう、よろしくお願いします。
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では。

サラリーマンの特権4

サラリーマンを20年やって思ったことは自分では絶対に選択しないような経験を半ば強制的にやらされたことと、なぜか、それが後々に為になったり、役立ったりすることが時としてあるということです。

僕の時代と今はだいぶ違うでしょうから単純比較が出来ないと思いますが、僕がサラリーマンをやって今となってはよい経験をさせてもらったと思うこと、いくつか書き出します。

転職でやりたくない仕事に就いたとき。
転勤で行きたくない場所に住んだとき。
出張で上司とファーストクラスにのったとき。
海外主張で5つ星のホテルに泊まったとき。
飲み会で歌いたくない歌を歌わさせられたとき。
同僚と口論で一年間口を利かなかったとき。

などなど…

書き出したらキリがありません。
ですが、それらさまざまな経験は会社という仕事家族とともに共生していること、そして、そこには喜怒哀楽があり、自分のわがままは通じないということだったと思います。

今でも思い出しますが上司と酒を飲んだ日、帰路につく直前に「酒を飲んだ次の日は若いやつが一番先に会社に来るもんだ。」といわれ、こりゃ、体育会よりもきついな。」と思ったぐらいですが、上司が自分のオヤジの様な人でしたからオヤジからいわれているみたいでその「言いつけ」を忠実に守ったものです。

それら、よい経験、悪い経験は日を追うごとにその気持ちが薄くなりいつかは忘却のかなたに去ってしまうのですが、皆さんがあと10年ぐらいしてふと、振り返ったとき、あのときの経験が自分の今の行動の基礎になっていると気づくことが多いと思います。

そう、経験というのはパイ生地を一枚一枚重ねていくようなものです。年輪という人もいます。その経験は見えない自信や判断力のベースになっていることが多いと思うのです。

そして、価値観が形成されていきます。

これをお読みの方もサラリーマンの方が多いと思います。僕のように自営と違い、サラリーマンの方がうらやましいと思うのはその組織の中でルールを守り一定のリスペクトをすべての人に置きながら生活し、一定の道徳観を身につけていくことかもしれません。

日本の企業の強さというのはこういう一面もあるのでしょう。
強大な一体化した組織力というのは大きな力を前向きに発揮するときにはとても強い。

まさしく日本を支えている企業戦士なのでしょう。自営をやってふと、サラリーマン時代に学んだことをもう一度復習しなくてはいけないと思い返してしまうことがあるのは僕だけでしょうか?

ということで今日はここまでです。
ぜひとも皆さんの強力な応援で僕に力をつけて下さいね。
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という事でではまた。

国内過当競争からの脱却には。 韓国を例に。4

おとといのブログで僕は日本経済を活性化させるためには国内の価格競争から脱し、海外市場へその力を発揮することが一つの手段ということを述べたと思います。

韓国では90年代後半、産業再編成で同じ分野同士の競合を避けるため、競合会社にその事業の強制売却を迫る、という政府主導型の経済構造調整をしました。

その結果、テレビならサムソン、白物家電ならLGといった具合に国内外での過当な競争を避け、更に海外市場でその分野での圧倒的強みを持って市場占有率を高めていきました。

日本国内では案外、見えづらいのかもしれませんが、海外にいると韓国の力というのは爆発的なものがあります。

人口4700万人弱のこの国の危機感というのは日本の比ではありません。

最新技術品は日本に劣っています。
価格帯は中国に劣っています。
ならば韓国には何が残っているか?

僕はこの答えは「外から稼がなくては本国が持たない」という全国民レベルでの危機感が強力な営業力を生み出しているのではないかと思うのです。

海外における韓国勢の営業攻勢はすさまじいものがあります。そして、それが海外市場で着実に浸透してきているのです。ある意味、迫力が違う。

ご存知の通り、韓国の家庭における子女教育への熱意は高く、海外にその子女を送り出すケースも多いようです。そして、その子女たちはよく学びます。

韓国のスポーツ選手を思い出してください。結構、皆、素晴らしい英語をしゃべります。英語をしゃべるというのは現地の文化や社会に溶け込んできていると考えてもおかしくないでしょう。それが異文化の中でよりたくましさを磨き上げるのだろうと思います。

一方、ニッポン。
駐在には出たくない、だって、出世街道から外れるじゃない。

僕にはいまだにこの発想が分かりません。

ならば株式会社ニッポンの人事部は海外駐在者にエキストラポイントを与えるぐらいの人事革命を起こさなくてはいけません。そう、その対応の変化で日本のサラリーマンのマインドは簡単に変わります。「そーかー、海外に行けば海外手当てがついて出世も早まるのか。」

例えば日本のコンビニエンスストア。日本のデパートと同じでいよいよ下降線となってきています。売り上げ1兆円を超える4大コンビニチェーンで激しい戦いをしていますが、一部のコンビニは既に相当数のアジア地区展開を図っています。

では質問です。何故、日本のセブンイレブン(親会社)はアメリカのセブンイレブン(子会社)のてこ入れをしないのか?何故他のコンビニチェーンは北米進出を図らないのか?

いろいろ理由があると思います。ですが、日本企業にとって欧米進出はハードルが高いのだろうと思います。腰が重いというか。

そこを乗り越えることで日本の経済がもっと活力あるものに変えることが出来ると思います。

日本企業も少しずつですが、海外進出を目指し始めているようです。ヤマト運輸のアジアでの宅急便事業もそうでしょう。アジアは非常に大きなマーケットですが、韓国、中国も同じ土俵で戦うわけですから競争も激しい。ならば海外はアジアだけではないということも戦略としては一案だと思いますが如何なものでしょうか?

ということで今日は頑張る韓国を例にブログを書き進めてみました。

どうぞ今日も応援よろしくお願いします。
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ではまた。

あなたにとってアメリカって何?4

僕にとってアメリカは希望の国でした。
80年代初頭、ロスアンジェルスの太陽に異様なまでの憧れがあったものの自分が経験したのは東のアメリカでしたが。

多くの日本人にとってアメリカ=外国ぐらいの強いイメージがあると思います。
コカコーラやハリウッドムービーからプロレスやアメフトや野球などのスポーツ、ラスベガスのショーなど生活文化面での強い影響を否定する人はいないでしょう。

僕はアジア諸国の中で日本だけが独特の文化を形成していると思っています。そして、白人から見ても日本というのはアジアの他の諸国とは一線を画しています。

それは一つ目に戦前から日本は世界最強国の一つであり、経済的にもヨーロッパ諸国を抑え、トップクラスに君臨していたという潜在的実力がまず歴史的バックグラウンドを作ったのでしょう。

二つ目に第二次世界大戦が終わってGHQの支配下になったとき、マッカーサーですら驚くほど日本人は従順に米軍に従ったのです。そして、自立能力をつけた後も歴史のページを刻んだ日米安保などを通じて日本とアメリカの切れない関係は続いてきました。

経済の関係だけ捉えても80年代日本車の焼き討ちや不動産を買いあさった「株式会社日本」に冷たい視線があったものの90年代の不況に入ると逆にM&Aを通じてアメリカは日本の企業に次々と資本参入してきたわけです。

この間、経済規模世界一と世界二位が太平洋という海こそあれ実質隣国として切磋琢磨してお互い励ましあい、ライバル意識を持ちながら今日のポジションを作り上げたわけです。

日本にはマクドナルドをはじめ、外食が氾濫する一方、こちらのマクドナルドでは照り焼きマックチキンをあたかも日本から直輸入したようなコマーシャルで強烈に売り込んでいます。最近、カナダ人にお礼されるとき、やけに頭を下げるなぁ、と思っていたらあのコマーシャルのせいなのですね。

話を元に戻します。

日本は日本だけで生きているわけではありません。

食料の自給率は40%程度です。
工業製品の大半の材料は石油などの輸入品です。
日本の工業製品は海外に輸出して儲けています。

では、どの国と仲良くするのがよいのでしょう。
目先、中国が絶対的に力をつけます。その際、どこまで中国にブラックボックス状態で製品を売り込むことが出来るかが日本の成否を占うところでしょう。

ですが、アメリカを忘れてはいけないということも考えて欲しいのです。
中国は当面、内需拡大で輸出向けの余力は無いかもしれないのです。その間、しっかりと海外で市場を抑える必要があるのです。日本の場合、それがアメリカなのです。

なぜならばアメリカと日本は阿吽の呼吸の関係であること。
日本が不得手なマーケティングをアメリカがやってくれること。
アメリカの圧倒的な影響力にアクセスがあること。

ですから、僕は巷で言われるような日本はアメリカの属国か、といった議論にはまったく賛成できないのです。共存共栄なのです。アメリカが強いときもあるし、日本が強いときもある、そう、ライバルでよい発展的関係を続けてもらいたいと思うのです。

いかがでしたか?
アメリカ在住の方もたくさんいらっしゃるでしょう。ぜひともご意見、お聞かせくださいね。
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ではまた。

日本経済に黄色信号4

日経新聞一面の特集、「大転換」を読んでいて「まずい!」と思ったのは僕から上の世代だけでしょうか?

「大転換」の二回目ではトヨタの危機を記事にしています。

09年上半期、販売台数トップはフォルックスワーゲンに。
フォルックスワーゲンは中国で65万台(トヨタ25万台)!
フォルックスワーゲンのブラジルでのエタノール車販売は24万台
08年のトヨタの決算は大赤字、一方、フォルックスワーゲンは黒字。

そしてご承知のとおり、フォルックスワーゲンはポルシェまでもその傘下に引き入れ更に販売台数を伸ばしています。

僕は自動車のテーマが多いのですが、これは製品の材料や部品より話が分かりやすいのであえて例えとして多く使わせてもらっています。

この記事を読んで僕の中では化学反応を起こした薬品状態でした。思わず、顔もゆがんでしまいました。

僕が懸念していることを述べましょう。

何度も言っているように日本は外国から材料を輸入し、それを加工し、海外に輸出するスタイルのビジネスが得意でした。そしてそれは今でも同じです。

60年代、70年代は働けば働いた分だけ売れました。だから、長時間労働もいとわず、その代わり報酬やおまけ=会社の福利厚生なども多かったのです。

ところが90年代に入り、モノが売れなくなった。だから、会社の贅肉を切り取り始めました。次に社員を派遣に切り替えました。社員はサービス残業ばかりで時給に直したらあら、派遣さんと変わらないじゃない、という状況です。

つまり、日本はヘタってしまったのではないかと思うのです。会社という組織はそこそこ儲けているけどその犠牲には低賃金、楽しさ、夢がない冷たい労使関係がベースとなっているからでです。

そこに巨人、中国が目を覚まし、動き始めたわけです。中国のパワーは人口が多いだけではありません。働けば働くほど欲しいものをゲットできるのです。この「国レベル」のインセンティブと前向きマインドに日本はどう戦っていこうとしているのでしょうか?

僕らより上の世代はある意味、働く楽しさを知っていました。働けばこれが買える、旅行にいける、うまいものが食べられる、といった「にんじん」がいっぱいぶら下がっていました。

今、若い人に「なぜ働くのか?」と聞いても「生活の為」という返事が多いと思います。そんな事でよいのでしょうか?

今回の選挙ではバラマキ選挙と化し「どっちの水が甘いか?」といったレベルの戦いをしています。ですが、このような切羽詰った経済現状をみて、「ばら撒いている」余裕などあるのでしょうか?

僕が経済大臣ならこうします。

○ 従業員に働く楽しさを与えよ。賃金体系ににサービス残業を認めさせるな。
○ 企業は国内競争はほどほどにして早く、海外の主要マーケットを押さえよ。
○ アメリカ市場は絶対に中国に明け渡してはならない。より密接な日米関係のもと、日本製品の優位性を維持せよ。
○ 政府は国レベルでの営業をもっとかけよ。他国はどこでももっとやっている。
○ 日本人は海外があっての日本であり、あなたの生活であるということをもっと認識すべき。
○ 国際人を養成するプログラムを提供せよ。
○ 日本企業は安売り競争に目を向けすぎた為、本当のマーケティングを忘れている。知恵でモノを売る努力をせよ。
○ 東京をアジアの金融、経済センターとしての投資せよ。

いかがでしょうか?
僕が日本経済に黄色信号といっている意味が少しでもご理解いただければ幸いです。
明日もこの総括内容から一部についてもう少し、触れてみたいと思います。

宜しく応援くださいね。
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ではまた。
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