昨年の6月にこのブログで菅政権の第一印象なるものを書かせていただきました。同政権の終焉を目の前にして今それを読み直してみると当たっているとも当たっていないともいえませんが大きくはずしてはいなかったと思っています。
その一節で「菅政権が『幕間つなぎ』という見方もありますが、僕は案外長くなる気がします」と書かせていただきました。これは1年3ヶ月の政権を期間としては短いもののその間にあった数々のハードルとバトルを考えれば良くここまで引き延ばしたものだという点で長かったと思っています。
野田佳彦新首相は党首に選ばれた直後の挨拶から自分の在任ターゲットを2年と設定している、と理解しました。つまり、次の選挙までは解散をせずに自分の色の絵を描くつもりで首相在任期間の工程を作成しているように聞こえました。
その間に彼が直面する最大の問題は消費税上げを具体化し、財政問題にどう切り込んでいくのか、その手腕が問われることでしょう。財務大臣としてのイメージが強く、彼の政治的手腕も経済、財政を中心に展開していく可能性はあり、その場合、外務大臣に誰を据えるか、自分の分身としてある意味、もっとも重要な組閣の一人になると思っています。更に財務大臣の起用も興味あるところです。
ニュースを見渡したところ、全体的に彼の手腕への判断に苦しむ、というニュアンスが多い気がします。特に海外においては彼のアピアランスがあまり無かったせいかもしれませんが、ほとんどコメントなしですのである意味、新首相は肩の力を抜いて仕事に取り掛かれるでしょう。
最近、世界の国家元首は「変わりっぱな」の支持率が最も高く、そのあと凋落傾向になりやすいようです。イギリス、フランス、アメリカ、韓国などほとんどでその流れです。その点、野田新首相のポピュラリティに関して勝手に予想すると案外低いだろうとみています。なぜなら、増税をはっきり打ち出しており、国民から支持されにくいことは目に見えているからです。
が、裏返して言うと新首相は日本の財政がいかに痛んでいるか、そして、このまま放置するとどうなるかということを財務大臣を通じてはっきりと理解し、それを首相という立場から手術しようとしていると考えれば新首相の向かうべき方向としては正しい気がしています。
たとえは悪いのですが、日本という初老の先進国はガンにかかっているものの放置し続けたがようやく少なくとも手術台に上げて腹を開くところまでやってくれる人が現れた、ということでしょうか?問題はそのオペの腕前でここはわかりませんが(笑)。
また、増税は僕は結果としての対応であって、財政再建を図る極めて有効な手段が見つかるようなら回避することは大いにありえると見ています。
それ以上に僕は新首相の喋りの「うまさ」を感じました。上手です。応援していた人には申し訳ないですが、前原氏のスピーチはかなり劣っていました。奥行きのある喋りが出来る人は人間の深さを感じます。その点、一部のメディアが新首相を否定のトーンから紹介していますが、僕はそれはメディアの懲りない自虐的記事としか読めません。
日本の選ばれた首相なのですから民主党であれ誰であれまずは盛り立ててあげることが大事です。一歩も歩く前から足を引っ張るのは正義に反すると思います。
まずは彼の手腕に期待したいと思います。なぜなら、日本の未来を託すのはまずは首相しかいないのですから。
今日はこのぐらいにしておきましょう。
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ではまた明日。
その一節で「菅政権が『幕間つなぎ』という見方もありますが、僕は案外長くなる気がします」と書かせていただきました。これは1年3ヶ月の政権を期間としては短いもののその間にあった数々のハードルとバトルを考えれば良くここまで引き延ばしたものだという点で長かったと思っています。
野田佳彦新首相は党首に選ばれた直後の挨拶から自分の在任ターゲットを2年と設定している、と理解しました。つまり、次の選挙までは解散をせずに自分の色の絵を描くつもりで首相在任期間の工程を作成しているように聞こえました。
その間に彼が直面する最大の問題は消費税上げを具体化し、財政問題にどう切り込んでいくのか、その手腕が問われることでしょう。財務大臣としてのイメージが強く、彼の政治的手腕も経済、財政を中心に展開していく可能性はあり、その場合、外務大臣に誰を据えるか、自分の分身としてある意味、もっとも重要な組閣の一人になると思っています。更に財務大臣の起用も興味あるところです。
ニュースを見渡したところ、全体的に彼の手腕への判断に苦しむ、というニュアンスが多い気がします。特に海外においては彼のアピアランスがあまり無かったせいかもしれませんが、ほとんどコメントなしですのである意味、新首相は肩の力を抜いて仕事に取り掛かれるでしょう。
最近、世界の国家元首は「変わりっぱな」の支持率が最も高く、そのあと凋落傾向になりやすいようです。イギリス、フランス、アメリカ、韓国などほとんどでその流れです。その点、野田新首相のポピュラリティに関して勝手に予想すると案外低いだろうとみています。なぜなら、増税をはっきり打ち出しており、国民から支持されにくいことは目に見えているからです。
が、裏返して言うと新首相は日本の財政がいかに痛んでいるか、そして、このまま放置するとどうなるかということを財務大臣を通じてはっきりと理解し、それを首相という立場から手術しようとしていると考えれば新首相の向かうべき方向としては正しい気がしています。
たとえは悪いのですが、日本という初老の先進国はガンにかかっているものの放置し続けたがようやく少なくとも手術台に上げて腹を開くところまでやってくれる人が現れた、ということでしょうか?問題はそのオペの腕前でここはわかりませんが(笑)。
また、増税は僕は結果としての対応であって、財政再建を図る極めて有効な手段が見つかるようなら回避することは大いにありえると見ています。
それ以上に僕は新首相の喋りの「うまさ」を感じました。上手です。応援していた人には申し訳ないですが、前原氏のスピーチはかなり劣っていました。奥行きのある喋りが出来る人は人間の深さを感じます。その点、一部のメディアが新首相を否定のトーンから紹介していますが、僕はそれはメディアの懲りない自虐的記事としか読めません。
日本の選ばれた首相なのですから民主党であれ誰であれまずは盛り立ててあげることが大事です。一歩も歩く前から足を引っ張るのは正義に反すると思います。
まずは彼の手腕に期待したいと思います。なぜなら、日本の未来を託すのはまずは首相しかいないのですから。
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