アメリカと日本の関係、というのはとてつもなく巨大なテーマです。それだけで本が書けますよね。
それを今日はこの短いブログでさくっとお勉強してみましょう。

歴史的には戦争後、GHQが日本を立て直したことになっています。実際にはそれだけでなく、日本がソ連の共産主義に飲まれるのを防ぐ目的がありました。

日本はその後、朝鮮戦争という経済にとっては特需を生み出す運にも恵まれ、一気に高度成長期に入るわけです。その際、忘れてはいけないのが日米安保です。

この延長をめぐっては60年安保、70安保と二つの激動の時期を乗り越えてきています。安保なんてもう、知らない人がほとんどでしょうね。

さて、その後は日本とアメリカの関係は蜜月となっています。

その流れからすると日本はアメリカに恩があるといえばあります。今の日本はアメリカが手助けしてくれたことであるわけです。一歩間違えば日本も北朝鮮と同じ様な国になっていたかもしれないのです。そう考えると恐ろしいでしょう。誰も指摘しませんけどね、こんな事。でも、本当はそういうこと。

で、今日、僕は日経ビジネスをいつものように読んでいて背中がぞくっとするぐらいの衝撃をうけた記事を見つけました。「編集長インタビュー」で三國事務所の三國陽夫氏です。

その中のたった一言が僕のハートを捕らえました。引用します。「ケインズが「ベルサイユ平和条約の帰結」という論文に書いていたように二国間の巨額債務は決済されない。」

おいおい、これはタイヘンです。僕はケインズの「平和の経済的帰結」を読んでいませんでした。急いで内容チェックした限りでは要するに第一次世界大戦の戦勝国がドイツなど負けた国に巨額の戦債を負担させるベルサイユ条約はドイツを破滅させるからいかん!、といってケインズがイギリスの代表を降りた所から始まった話です。

三國氏はこれをベースに日本が現在持っているアメリカの国債、約100兆円程度だと思いますが、を債権放棄せよ、といっているのです。

100兆円をあきらめろって?おお、過激!日本人、みんな民主党員になるな。

ですが、ブームになりつつあるケインズの理論、そして、「平和の経済的帰結」を無視したことでドイツがヒットラーを介し第二次世界大戦に突き進んで言った事は間違えない歴史です。とすれば、アメリカの莫大なる借金を放置すればアメリカはとてつもないことをやらかすのだから債権国である日本や中国はその分、棒引きせよ、というわけです。もちろん、政治的駆け引きを伴いながら、という事でしょうけど、読んでから数時間してもう一度、この記事に向き合ったとき、もしかしたらまんざら、ばかげた発想でもないのかもしれない、という気がしてきました。

それは世界の中の日本のポジションを考えたとき、日本はアメリカ以外に頼るところがないのです。日本とアメリカの関係をいろいろな形で表現しますが、僕は現代における関係は兄弟だと思っています。アメリカが兄ね。弟の日本はアメリカに工業製品を提供すること、日本はアメリカから守ってもらうことで相関関係を結んでいたわけです。

ですが、工業製品はいまや、韓国、中国、台湾など、他の国も大量にアメリカに輸出し、日本は十分な恩恵を受けられなくなってきたのです。

ならば、昨今議論されているアメリカとは距離を置き、日本は中国や韓国と仲良くできるかというとこれは表面的な話と実態的な話では極度の格差があり、そう簡単ではない。

だから、日本はいつまでもアメリカにおんぶに抱っこなのです。日本がバブル崩壊の時、アメリカのファンドが日本企業に投資しまくりました。

今、そのアメリカが苦しんでいるなか、日本はアメリカに再度投資を振り向けています。という事は政府が巨額の債権放棄をしても民間がその分を稼ぎなおせばよいわけ。

たとえば、GMの美味しいところをトヨタなりホンダがもらう。名実、杯を交わした関係にしてしまうというのも日本がドボンしない考え方の一つではないでしょうか。

長くなりました。そして、ちょっと難しくなってしまいました。
ごめんなさい。ですが、今日のこの提言とブログは非常に大事な内容を含んでいると思っています。分かりにくいかもしれませんが、丹念に読んでみてください。

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では、また。