日本の熾烈な競争社会で戦いに敗れたすばらしい製品、アイディアはどこに葬られるのだろうと思ったことありませんか?

僕は「無駄をなくす」という概念を徹底的に追求していくと「行くぞ」、決めた商品、製品、サービスが市場で反応が弱い場合、あっという間にお蔵入りさせるというのはもったいないと思うのです。

もちろん、自分達で自信を持ってやったのに市場が反応しなかったのはどこかに戦略の間違えがあったのだろうと思いますがだからといってすべて墓場に葬るのはどうかと思っていました。要するに敗者復活のチャンスはないのかという事です。

そうしたところ見つけました、嬉しいニュース。

ご記憶の方もあるかと思いますが、新しい世代のDVDの規格争いでソニー、パナソニックが推していたブルーレイデスクと東芝が主導していたハードドライブディスク(HD−DVD)は第二のビデオ戦争(VHS対ベータ)とまで言われた挙句、東芝が白旗を揚げました。

この話、それ以降、ほとんど伝わっていなかったのですが、実は中国でこのハードドライブディスクが猛烈な巻き返しを図っているというのです。

これは東芝と一緒にHD-DVDを製造していたメモリーテックが中国側と独自規格、チャイナブルーハイディフィニションという形で衣替えさせ、一気に販売攻勢をかけているのです。

この裏には理由があります。
? 一つは東芝などでHD-DVD開発に携わってきた研究者達の情熱が海を越えたこと
? 中国から見るとチャイナブルーハイディフィニションは独自規格だからロイヤルティを払わなくても良い。
? ブルーレイよりはるかに価格が安く、市場浸透スピードが早そうだということ。

普通であれば死んだはずの技術です。東芝は実際に放棄し、多額の損失を計上しました。ですが、東芝とは資本関係がない製造会社メモリーテックはそれを中国と合弁で売り込むことで墓場からの復活劇を遂げようとしているのです。

日本は新製品の開発競争というのは尋常ではありません。そしてそのレベルの高さはラーメンから自動車まで幅広く、そして、開発した技術、アイディアに踊ることなく、次から次へと新しいものが出てくる、まさしく、技術とアイディアの百貨店みたいなものです。

ですが、そこを勝ち抜けるのは日本の市場のニーズにあったほんのわずかの商品、サービスだけです。食品会社の新製品の数を考えてみてください。コンビニに並んでいる商品は数ヶ月で半分以上が消え、一年で8割は消えていきます。

一方、欧米にはさほど新製品の嵐は吹き荒れていません。それはそこまでして新製品に飛びつかないからで逆に言うと一度市場に浸透してしまうと結構、長くビジネスをエンジョイできるというメリットがあるのです。

僕は日本の企業はこういうところにも目をつけてみたらどうかと思うのです。つまり、

日本がダメなら海外があるさ

という発想です。もちろん、日本の高度な技術が簡単に移転してしまう頭脳流出(Brain Drain)がおきることはどこかで歯止めをかけなくてはいけません。ですが、ジュースやお菓子、レトルトから始まってアパレルや衣料、サービス業などは結構、売れるものがあるのではないでしょうか?

また、今回のHD−DVDのようにその国の需要にあった形に水平展開するということでちょっとしたギャップが埋まり、爆発的にヒットする商品になることもあります。

昨日のユニクロの柳井正氏の話のように日本人は物事を改良する能力に長けているのです。この能力を日本だけでなく、世界の市場にあわせることが出来れば日本は長期の繁栄を再度、エンジョイすることが出来ることは間違えありません。

僕はこのブログを通じて海外から見る日本を紹介していますが、海外での日本の反応や外人って何だろう、という素朴なポイントまでカバーしているつもりです。

これをお読みいただくことで皆さんの目線が少しでも変わってくれることを望んでいます。
いかがでしたでしょうか?また明日も遊びに来てください。
でもその前にぜひクリックもお願いします。
人気ブログランキングへ

では。