小島ファッションでマーケティングの小島健輔代表が面白いことを主張しています。

「ユニクロはファッションにロマンを持ち込まず、機能を前面に打ち出して大成功しました。退化する消費と理想を追わないモノ作りが見事にはまったのです。このビジネスモデルが海外、特に中国などの新興国で通じるかといえば私は難しいかと思います。…ピークアウトした日本の消費にあわせて作られたアイテムは新興国の人にとっては地味な製品であり憧れとは言いがたいのではないでしょうか?」

さて、この記事の事を一晩考えてみました。単にユニクロの成功に対する批判的見識なのか、それとも正しい見方なのか?

ではユニクロが海外で成功しているか?決算のセグメントから見ると2010年8月期予想で海外部門は730億円の売上げに対して予想利益が65億円。2008年から海外事業が黒字転換して順調に伸びています。

但し、利益率でみると国内事業に対して海外はまだ半分程度。また売上げ増も進出国と進出店舗が増えていることで伸びていますので数字の読み方は難しいところです。

さて、小島氏の意見はブラフ(bluff)なのでしょうか?僕はそうとも思っていません。

論理的には小島氏の意見は正しいと思うのです。ユニクロはイギリスに当初進出しましたが、失敗、大幅に店舗数を削減して今に至っています。ニューヨーク店も昨年でしたか、オープンしましたが、特に目立った展開をしているとは聞いていません。

小島氏は新興国では地味すぎる、といっていますが、これは先進国でも同じ。今、海外のファッション、特に女性ものはユニクロ並みの価格でいくらでもゲットできます。ではで選択する基準は何か?女性なら着てもワンシーズンかツーシーズンです。そこに求めるのは「あっ、新しいの買ったの?素敵ね。」という友人からの言葉。あまりにもベーシックではつまらなすぎる、と言ったらどうでしょうか?

小島氏はユニクロスタイルのビジネスが日本に蔓延している、という趣旨の事を述べています。ビジネスを根本から覆すような大ヒットがないというのです。

電子機器もほとんどアップルなどのモノマネ。確かに使い勝手などを日本仕様にすることでいかにも日本製は良いという評価があるようですが、僕はオリジナリティにあふれる商品を開発する日本の企業があまりにもなさ過ぎると思うのです。

ユニクロはビジネスとしては成功です。これは間違えない。日本の縮む社会にベーシックという言葉はあまりにもフィットしたのです。ですが、それが日本を代表するビジネスといわれては必ずしも嬉しくはない、という小島氏の正論には思わず、なるほどと頷いてしまいました。

「感性を圧縮するな」というその言葉に重みを感じないわけにはいきません。

皆さんはユニクロに対してどういうイメージを描いていらっしゃいますか?

という事で今日はこの辺で。
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ではまた明日。