ブログも書きっぱなしというのはいけません。自分の考えが一定時間経ったのち、合っていたかの検証はすべきです。日本のメディアは言いっ放しのところも結構多く、「あれはどうなった」という事を責めることはあまりありません。
しかし、勉強でもそうですが、復習と反省がものをいうのです。そういう意味で一年を見直すことは重要だと思います。

その1 G20
本ブログ1月1日にG20はまとまりを欠く集まりとなる、と書かせていただきました。この趣旨はG7がキリスト教を信じる欧米が主導権を握ることで一定の方向性や帰着点を引き出しやすかったのですが、集団合議制になればなるほど物事は決められず、結果して会議そのものへの期待は小さくなる、というものでした。これはほぼその通りに推移したのではないでしょうか?

むしろ、今後は民族問題を含めたもっと我侭な動きが必ず出てきます。2011年が民主主義への賞賛の年だとすればそれはその弊害である意志決定の遅延に伴う反作用がちらちら見えてくることを想定しなくてはいけません。その例として欧州連合におけるイギリスとドイツの対立はまさにそこに根本理由を見出すことが出来ます。

その2 円高
ドル安を通じて輸出倍増計画を打ち出したオバマ大統領でしたが、昨日も書きましたとおり、ドルが基軸通貨でありドル安の輸出増以上のデメリットもあるわけで結局、ユーロとのシーソーゲームを繰り返したということでしょうか?為替予想について具体的数字はこのブログには書かないことにしていますが、別のところに書いたものを見ますとちょうど一年前に円は75円まで来ると想定しておりまして、これはほぼビンゴだったと思います。

何故そう予想したかといえば超長期の円ドルチャートで円高になる方向性が見えていました。ですがドル円が市場最高値をつけた頃、円が60円台や50円台になると言っていた人がいましたが当たるとは思っていません。世の中、そんな一方通行はないものです。

その3 オリンパス
事件発覚後間もない10月22日の僕のブログにはこう書いています。
「菊川会長を中心とした一部経営上層部がダミー取引をしたのではないかと思われます。それが何かの損失補てんなのか、特殊な人脈の中で行われた「ある費用」なのかまだ、それは開示されていませんがいずれわかることでしょう。ケイマンを経由した取引であるとか、情報開示に対して非常に抵抗しているところからすれば当局の強制調査など強権をもって対応するしかなさそうです。」
更に、
「(菊川元会長とマイケルウッドフォード氏は)喧嘩両成敗になると思っています。会社の本来の価値と事業は特別に遺棄しているわけではありませんから現経営陣が早急なる幕引きを計り、本業の信用の回復にまい進することでオリンパス事件は収まることになるとみています。」

実際オリンパス事件は現時点で幕引きに向けた動きが見られます。多分、S社かF社が増資を引き受けるなどで終わります。上場は維持される公算が高いと思いますがウッドフォード氏の芽はないと思います。何故なら四半期決算を見てもウッドフォード氏の経営手腕がそこまで評価出来るのか不明瞭であるし、そこまで優秀なら既に別の会社にヘッドハンティングされているでしょう。

その4 欧州
最後にヨーロッパ。僕は欧州連合首脳会議が12月8日から行われ、その結果を踏まえ、今年はそこまで、あとはクリスマス休み、としました。市場はもっと動く、と予想した方もいるようですが、実際沈静化しました。繰り返し言うようですが、「ニュースがあるから市場が動く」のです。クリスマスは宗教的な儀式であり、日常のゴタゴタから解放されるときなのです。そんなときは何も起きないのが当たり前であります。

では今後はどうなるか、それは年初に書くブログにて書かせていただきます。

私は特別に内部事情を知っているわけではありません。むしろ、事情通の方が予想を外すことがあったりします。なぜなら、その特殊情報がいかにも判断に大きな影響があると勝手に想像してしまうのです。世の中、エキストリームにはなりません。必ず、議論の中である一定のしかるべき方向性に行くようになっています。それを読み取れれば誰でもある程度の確度を持った予想は立てられるものだと思います。

ということで今日はこのぐらいにしておきましょう。

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ではまた明日。