カジノを合法化するかどうかの議論は超党派のカジノ議員連盟を含め、折に触れて話題に上がっています。しかしながら、地元や世論の強い反対の声もあり、なかなか実現していないのが現状だと思います。ではカジノ合法化は夢と消えるのでしょうか?

皆さんの中でラスベガスに行ったことがある人はどれぐらいいるでしょうか?そして、そのイメージはどんなものでしょうか?

日本人ならすぐにルーレットやスロットマシーンを思い浮かべると思います。しかしながら、ラスベガスに行く人でギャンブルをする人の割合は72%(2012年)にとどまっています。これは2008年が85%であったことを考えれば大きな流れの変化を見て取れます。また、一人当たりのギャンブルに費やすお金は480ドル程度でこれもトレンドとしては低下傾向が見られます。

ではラスベガスに何をしに行くのでしょうか?確かにその目的は観光やレジャーが主でありますが、一方でコンベンションも実に盛んなのです。2012年には21000以上のイベントが開催され約500万人が参加しているのです。つまり、全米からラスベガスにビジネス目的でやってくる、ということなのです。

さて、ラスベガスでビジネス以外に何をするか、といえばアメリカ人は日本人が一般的に持ち合わせているギャンブルのイメージばかりではないと思います。確かにギャンブルはコアなファンが支えているものの実態としてはショーやコンサートなどを見ながらアダルトエンタテイメントを楽しんだり、グループ旅行で大いに盛り上がるという中でギャンブルが補助的にその雰囲気を盛り上げているということではないでしょうか?なんといってもラスベガスはまさに大人のディズニーランドですから。

全米で最大級のホテルが立ち並ぶその姿はアメリカの中でも異質な存在ではないでしょうか?ひとつ一つのホテルが巨大なエンタテイメント施設となっており、そのようなホテルが林立しているその眺めは明らかに人工的でアメリカンエンタテイメントを楽しませるための要素が多分に含まれています。

日本でカジノ解禁論はカジノそのものがあまりにも注目され、本来あるべきリゾート論や総合エンタテイメント施設という発想が十分に反映されていない気がいたします。考えてみれば日本で最も手軽なギャンブルであるパチンコも行く人は行きますが、興味ない人は近寄りもしないでしょう。そのパチンコも熱心なファンも多いでしょうけど時間つぶしといった消極的理由での顧客も多いのではないでしょうか?ならば、カジノをそれなりに楽しめるエリアとして開発することで多くの楽しみの中から選択肢の一つとしてのカジノとなれば発想は大いに変わってくると思います。

カジノには確かにお金が落ちるといわれていますが、多くは巨大なショッピングセンターを併設していたりして老若男女が楽しめる場であることは間違いありません。また、運営は世界で5-6社がそのシェアを牛耳っているわけですから青少年への影響を含めた厳しい管理は可能だと見ています。(逆に日本には運営費が入ってこないので儲からないということになるのかもしれませんが。)

カジノ解禁論、もう少し裾野を広げた議論をしても面白いのではないかと思います。

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ではまた明日。