カナダ最大手のスーパーマーケット。12月のこの時期になると恒例の「全てのレジの レーン オープン保証」の垂れ幕がかかります。この大型スーパー、レジはだいたい20箇所ぐらいありますが、通常時だと半分とか3分の1しか空いていません。が、クリスマスの買い物シーズンはこのようなスーパーも大バーゲンを行うほか、ギフト用のチョコレート等も山積み、人々も友人や知人を家に呼ぶ時期になるため、ショッピングカートが通れないほど混み合います。
このスーパーにも御多分に漏れずセルフレジがあるのですが、実はセルフレジの方が行列が長く、通常の人が作業してくれるレジの方が早いことが多いものです。理由の一つはレジ係の作業スピード、もう一つは支払いは一定額以下ならクレジットカードでタップするだけで暗証番号も何もいれないで処理できるからでしょう。
日本でもスーパーでレジ係の神業のようなシーンに時々出くわします。前の人がお金を出している間に次の人の作業準備を始め、カゴからカゴに商品を移すとき、箱モノや瓶ものなど同種の商品容器を固め並べ、あとでお客さんが袋詰めがしやすいようにしてくれます。私がレジで敢えてイラっとするのは現金払いの際、おつりの出てくる時間がしばし間がある点でしょうか?たぶん、あれを改善したらもっと早いと思います。
さて、最近、続けて二つのレジ無人化に関するニュースが報道されました。一つはローソンとパナソニックが開発する無人レジ。買い物カゴにあるセンサーに商品のタグを読み込ませる方式だそうで、レジにかごを置くと自動精算して袋詰めまでしてくれるとのことです。私がニュースだけを見る限り、あまり、賢いシステムだとは思えません。コンビニでかごを使う客がどれぐらいいるのでしょうか?半分以下ではないでしょうか?
個人的には購入アイテムが数個以内ならレジ打ちの人がやる方がまず早いと思います。理由はお客さんが財布を取り出し、電子マネーなり、現金を取り出すのに10秒ぐらいの時間が必要だからです。その間にレジ係が袋詰めまで完了すればよいでしょう。
特に海外の場合、レジをじっくり見ているとわかるのですが、なぜ混むのかといえばお客さんが金額を言われてから財布を取り出し、財布の中をいろいろ探し、たくさんあるクレジットから一枚を抜き出す手間であったり、小銭を寄せ集めたりするからでしょう。おまけに後ろの人のことを考えず、レジの人としゃべります。
相対的にセルフレジとどちらが早いか、といえば個人的には大して変わらない気がします。
もう一つのレジのニュース、「アマゾン コンビニ」の無人レジ化、こちらの方はもう少し面白い取り組みかも知れません。この場合はまず、ソフトをスマホにダウンロードしておく必要があります。入店時にそのスマホをかざし、そのうえで商品選ぶのですが、手に取ったものをAI、センサー、カメラなどで認識し、清算は瞬時に終わるという仕組みです。つまり、課金がスマホを通じて行うために支払いの手続きがない、ということになります。近未来的という点ではアマゾンに分があります。但し、スマホを持つこと、ソフトをダウンロードすること、電子マネーないし、登録したクレジットカードが使えることの三つをクリアしなくてはならないので若干ハードルが高いとも言えます。
どちらのニュースにしてもレジ打ち係をこの世の中から減らしていくという試みであります。理由は慢性的な人手不足。とはいえ、日本では主婦のアルバイトには絶好の仕事だけにこれがなくなると主婦は何処に向かうのか、という余計な心配をしてしまいます。
世の中から単純労働がなくなっていくのですが、本当にそれでよいのか、という疑念は私はまだクリアではありません。人間のレベルは様々です。高度な技術や能力を持つ人がいる一方、単純労働が好きだという人もいます。ロボットが駆逐していく単純労働は主婦や学生のお手軽バイトを締め出すのみならず、人間は高度な生き物であることを押し付けられている気もします。
では月に5万円稼ぐアルバイトがなくなっても人は幸せか、私はYESとは言い切れないと思います。バイト代がなければ携帯も払えないし、飲み会にも行けないかもしれません。それ以上人は働くことに一定の価値観を感じ、経験値を積み上げています。ベーシックインカムが人を幸せにするのか、私には疑問ですが、少なくとも単純労働がロボットや機械に奪われてつつある現実はすでに始まっています。ロボットほど高度ではない大多数の一般人にとっては寒風に当たらなくてはいけない時がジワリと忍び寄ってきたのかもしれません。
では今日はこのぐらいで。
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また明日お会いしましょう。
このスーパーにも御多分に漏れずセルフレジがあるのですが、実はセルフレジの方が行列が長く、通常の人が作業してくれるレジの方が早いことが多いものです。理由の一つはレジ係の作業スピード、もう一つは支払いは一定額以下ならクレジットカードでタップするだけで暗証番号も何もいれないで処理できるからでしょう。
日本でもスーパーでレジ係の神業のようなシーンに時々出くわします。前の人がお金を出している間に次の人の作業準備を始め、カゴからカゴに商品を移すとき、箱モノや瓶ものなど同種の商品容器を固め並べ、あとでお客さんが袋詰めがしやすいようにしてくれます。私がレジで敢えてイラっとするのは現金払いの際、おつりの出てくる時間がしばし間がある点でしょうか?たぶん、あれを改善したらもっと早いと思います。
さて、最近、続けて二つのレジ無人化に関するニュースが報道されました。一つはローソンとパナソニックが開発する無人レジ。買い物カゴにあるセンサーに商品のタグを読み込ませる方式だそうで、レジにかごを置くと自動精算して袋詰めまでしてくれるとのことです。私がニュースだけを見る限り、あまり、賢いシステムだとは思えません。コンビニでかごを使う客がどれぐらいいるのでしょうか?半分以下ではないでしょうか?
個人的には購入アイテムが数個以内ならレジ打ちの人がやる方がまず早いと思います。理由はお客さんが財布を取り出し、電子マネーなり、現金を取り出すのに10秒ぐらいの時間が必要だからです。その間にレジ係が袋詰めまで完了すればよいでしょう。
特に海外の場合、レジをじっくり見ているとわかるのですが、なぜ混むのかといえばお客さんが金額を言われてから財布を取り出し、財布の中をいろいろ探し、たくさんあるクレジットから一枚を抜き出す手間であったり、小銭を寄せ集めたりするからでしょう。おまけに後ろの人のことを考えず、レジの人としゃべります。
相対的にセルフレジとどちらが早いか、といえば個人的には大して変わらない気がします。
もう一つのレジのニュース、「アマゾン コンビニ」の無人レジ化、こちらの方はもう少し面白い取り組みかも知れません。この場合はまず、ソフトをスマホにダウンロードしておく必要があります。入店時にそのスマホをかざし、そのうえで商品選ぶのですが、手に取ったものをAI、センサー、カメラなどで認識し、清算は瞬時に終わるという仕組みです。つまり、課金がスマホを通じて行うために支払いの手続きがない、ということになります。近未来的という点ではアマゾンに分があります。但し、スマホを持つこと、ソフトをダウンロードすること、電子マネーないし、登録したクレジットカードが使えることの三つをクリアしなくてはならないので若干ハードルが高いとも言えます。
どちらのニュースにしてもレジ打ち係をこの世の中から減らしていくという試みであります。理由は慢性的な人手不足。とはいえ、日本では主婦のアルバイトには絶好の仕事だけにこれがなくなると主婦は何処に向かうのか、という余計な心配をしてしまいます。
世の中から単純労働がなくなっていくのですが、本当にそれでよいのか、という疑念は私はまだクリアではありません。人間のレベルは様々です。高度な技術や能力を持つ人がいる一方、単純労働が好きだという人もいます。ロボットが駆逐していく単純労働は主婦や学生のお手軽バイトを締め出すのみならず、人間は高度な生き物であることを押し付けられている気もします。
では月に5万円稼ぐアルバイトがなくなっても人は幸せか、私はYESとは言い切れないと思います。バイト代がなければ携帯も払えないし、飲み会にも行けないかもしれません。それ以上人は働くことに一定の価値観を感じ、経験値を積み上げています。ベーシックインカムが人を幸せにするのか、私には疑問ですが、少なくとも単純労働がロボットや機械に奪われてつつある現実はすでに始まっています。ロボットほど高度ではない大多数の一般人にとっては寒風に当たらなくてはいけない時がジワリと忍び寄ってきたのかもしれません。
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ヒロさんが伝えたいことは後半部分でしょう。これは「ゆでガエル理論」と似てますね。私もアメリカに住んでますから、マーケットや現金、カード事情の変化は理解してます。
効率化の問題ではなく、人間の豊かさの根源に関する問題です。適切な例にはならないかもしれませんが・・こんな話が残ってます。
「昔、電話をするときはオペレーターにかけ、オペレーターが相手方に繋ぎます。
遠距離の電話であれば、方言の異なるオペレーター同士の会話が受話器を通じて聞こえてくる。
その方言を交えた会話の一部に人情や相手の事情なりがあるんです。」
所謂、古き良き時代の「豊かさの」なのでしょう。
世界の人口が80億人に達する時代に「効率化、自動化競争ですか?」 ・??
「ゆでガエルとは痛みを感じないうち、いつの間にか死に絶える」事です。
今まで懸命に働いてきた会社から、「明日から会社に来なくていいです」と言われることと同じです。 アガサクリスティーの「そして誰もいなくなった」でしょう。