日本の政治はつまらなくなりました。安定政権は結構なことなのですが、激しい議論の中で与党が磨きをかけていくところに更なる飛躍があるものです。日本では社会構造上、奴隷など「搾取」が海外に比べてほとんどない社会だけに資本側と労働側に立つ二大政党制はあまり根付かないことは事実です。それにしても民進党の凋落ぶりはつい5年前までは政権を取っていた政党とは思えないのですが、何をどこで間違えてしまったのでしょうか?

蓮舫氏は党首になるときから二重国籍問題で世間を騒がせていたのですが、それでも党首になったのはそれが既定路線であり、人材の払底で代替え案もなかったというのが実情でしょう。個人的には「女性活躍の時代」が声高に言われていたことで民進党も存在感をアピールできる蓮舫氏というストーリーになったと思われます。

蓮舫氏で本当によいのか、と感じていた民進党議員もその時点では我慢をしたものの今や、リーダーシップとは程遠い党首ぶりに頭を痛めていることでしょう。国民からそっぽを向かれる以前に民進党議員から先に三行半を付けられたような形になり始めました。

政治家、特に党首が決定的に打撃を受けるのは選挙結果であります。洋の東西を問わず、選挙での負けで党首が辞任することは往々にしてありますが、それ以外で辞任するケースは不祥事を除き案外少ないものです。

となれば次のめぼしい選挙とは都議選であります。ご承知の通り、都議選では民進党どころか、自民党すらその基盤を危うくさせるとみられる小池百合子知事率いる都民ファーストの会が一定数の議席を確保するとみられています。都民ファーストの会に議席献上する分、既存政党は議席を減らすマイナス効果でしかありません。

現在、都議会では旧民主党系と旧維新の党系が合体した東京改革議員団は18名(民主系14名維新系4名)を擁していますが、議席数を大幅に落とす大敗を喫する可能性も否定できません。

その夏の陣に向け、蓮舫氏は民進党にとって最大支援団体である連合の神津里季生会長に面会したものの「2030年原発ゼロ」から「2030年原発ゼロ」に前倒しを主張し、連合の会長と激しく衝突、その後の連合は民進党との意見交換会を突如キャンセルする事態となりました。

なぜ、蓮舫党首は不人気なのか、ですが国籍問題を挙げる方も多いと思いますが、私はズバリあの性格と言い回しなのだろうと思います。たいして調べてもいないのに門切り調で上からの目線は議論する相手に失礼で不快感を与えます。いや、相手のみならず聴衆にも良い印象を与えません。彼女の主張は敵を作る一方になってしまうのです。

蓮舫氏の国籍がどこであろうと唯一はっきり言えることは彼女のメンタルが日本人固有のものではありません。私のように海外に住んでいるとよくわかるのですが、非常に自己主張が強い方であります。日本人の国際結婚で男性が海外女性(特に白人)と結婚する比率が極めて少ないのは日本人男性はこのタイプのメンタリティが苦手なのだろうと思います。これを民進党そのものにあてはめると蓮舫氏だけが浮き上がってきて党としての団結力が細ってきているように見受けられます。

同じ主義主張の仕方でも小池百合子知事は相手に喋らせる「会話の間」のテクニックがあります。言い換えれば小池さんが議論する様子を見ると相手がいつの間にかネズミ捕りに「捉えられてしまう」感じなのですが、蓮舫氏は初めからマシンガントークでけんか腰なので相手が隙を見せず、結局何も奪えないようなタイプではないでしょうか?

「NO2ではだめなのか」でも言い方次第であって「仮にNO1が取れなくても続けられないのか?」といったような表現の仕方はあるでしょう。

民進党のトップの選び方ですのでこれ以上何も申し上げませんが、私は日本の政治をもっと面白くしてほしいと考えていますので何処でもよいので与党のブラッシュアップと緊張感の維持のためにも有望な野党が早く力をつけてもらえたらと本気で思っております。

では今日はこのぐらいで。

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また明日お会いしましょう。