アマゾンのジェフ ベゾスCEOはかつて株式市場から大いに叩かれたことがあります。「今年こそは儲かって配当があると思っていたのにまた新規投資でお預けか!」と。彼はキンドルやクラウドストーレッジサービス、更には配達にドローンを活用するアイディアに真剣に立ち向かいます。その度に世の中は「またか」という声に包まれるのですが、彼はそれを何らかの形で業績に上手く反映させ、圧倒的存在感を見せる才能を持っています。

アマゾンの株価は2009年ぐらいまでは100ドルに達することはありませんでした。それは2001年まで営業赤字が続き、ようやく黒字化してもキンドルへの投資負担が重く、投資家から十分な信頼を勝ち得ていなかったかもしれません。ところが、株価だけをみるとその頃から着実に上昇基調になり、直近でほぼ950ドルに達しています。つまり、8年弱で10倍の株価になっているわけです。

日本の新興市場でも時々株価が突如10倍ぐらいに跳ね上がるケースはありますが、アマゾンのように時価総額43兆円の会社となればまさに企業成長そのものである、とも言えるでしょう。

そのベゾフ氏は富豪ランキングでマイクロソフト創業者のビル ゲイツに次いで第二位になったようです。そろそろアマゾンも配当をするようになるのでしょうか?

同じような成長する会社にはテスラやスペースXのイーロン マスク氏も思いつきますし、日本では孫正義氏、日本電産の永守重信氏がアメリカの成功者型の成長を遂げているようにみえます。(ユニクロの柳井氏はビジネス展開のエリアが衣服に限定されていますが、孫氏や永守氏の場合には時代に合わせたフレキシビリティを持っている点が圧倒的相違点だと思います。)

ではこれらの大経営者にみられる特徴は何でしょうか?

私が感じるのは多少の成功では胡坐をかかない、という点でしょうか?圧倒する投資がインフラ化することによりその会社のサービスがないと困る状態にすることであります。そのために孫正義氏は通信を主体に様々なサービスを抱き込むインフラ化を進めていますし、英国のアーム社の買収は垂直展開を目指し、「絶対的垂直展開」を図るものでありましょう。

永守氏も世の中にモーターがないところはない、という発想から次々とM&Aを進めています。思いつくであろうあらゆる機器にモーターが存在することは意識してみないと分からないものですが、皆さんの家にもモーターは最低でも10ぐらいは存在するはずです。探してみてください。

私は圧倒するレベルまで引き上げる能力はどうやったらできるのだろうか、と思うのですが、上に掲げたすべての会社の創業者はカリスマの塊のような存在です。その人たちが非常に明白なビジョンと成長意欲と再投下マネーという実弾で市場を制覇します。孫氏が大型投資をすると発表するとソフトバンクの株価はしばしば10%以上下落するという災難を経験しています。それは投資家が疑心暗鬼になるからでしょう。それぐらい常識では計り知れない経営判断ができることが圧倒するレベルを作り上げるのだろうと思います。

キーは事業が時代と共にフレキシビリティを持たせられることだろうと思います。例えばスターバックスはコーヒーからどう発展的脱却ができるか、そのピクチャーが描けないと私にとって「ものすごい会社」になりません。

逆に私のような零細の会社を営む者にとっては誰もやっていない新しいビジネスを小さいながらも打ち出す面白みがあります。これが刺激であり、経営者を止められない理由でもあります。規模は小さいですが、大カリスマ経営者を私は見続け、手本にすることはどんな経営本を読むよりもためになると考えています。

では今日はこのぐらいで。

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また明日お会いしましょう。