子供のころに見た衛星の発射や宇宙に人が行くという数々のシーンは「すごいなぁ」という強い刺激と共に大いなる夢を与えてくれたと思います。その刺激がたたってか、高校の時には天体望遠鏡を2台買い、糸川英夫さんが初代代表幹事だった日本ロケット協会なるところにも一時期、会員として所属したことがあります。ロケット協会の内容はあまりにも高度で結局門戸外の私にはさっぱりわからず、参加することに意義があり、ぐらいでした。

その後、アメリカが月面着陸計画に対してひと段落させたこともあり、やや宇宙に対する興味も薄れていたのですが、最近、衛星を飛ばすビジネスが加速度的に進化してきた点にこれは次の次のビジネスの大きな担い手になるのだろうな、と感じています。

アメリカでは先日、イーロン マスク氏率いるスペースX社がファルコンヘビーの打ち上げに成功しました。この特徴はなんと64トンまでの荷物を地球の軌道上に飛ばすことができるというものです。これは今までの2倍の積載量であり、且つ、低価格での運用という点において画期的です。

イーロン マスク氏といえばテスラの創業者であり、ワシントンとNYの大深度移動システムのアイディアも披露してい ます。彼はそういう意味で天才型ビジネスマンの一人でしょう。ではその絶対的ライバルといえばアマゾンのジェフ ベゾス氏ですが、彼もまた「ブルーオリジン」社なるものを作り、宇宙観光を目的とするようなビジネスを標榜しているようです。

日本では堀江貴文氏がまだ留置場にいる頃から宇宙へのあこがれを口にしていて、昨年失敗こそしたものの初の打ち上げ実験にまでこぎつけています。三者似たような雰囲気があるとすれば三歩先を読み、先手先手の勝負に挑むという点でしょうか?堀江氏は違うのではないか、と異論はあるかと思いますが、それはライブドアで痛い失敗をしたからであり、あれでつまずいていなければイーロン マスクやジェフ ベゾス氏ほどまでとはいわないまでも面白い経営者になっていたと思っています。

では、近未来の宇宙開発で何が期待できるかですが、かつて宇宙移住計画なるものがありました。地球上に住めなくなるような異変が起きて宇宙に逃げるとか、人口爆発で住むところがなくなるといった話もあったと思います。

現時点では少なくとも地球の軌道上でのビジネスが面白くなりそうな気配が濃厚です。私はよく「俯瞰する」という言葉を使いますが、まさに上から見る地球は情報発信、制御のみならず、人体への影響や居住空間としての検証もあり得るでしょう。NASAで研究が進められている宇宙栽培の農産物が具現化したらすごいですね。

私が魅力に感じているのは地球の表面積に対して軌道上は極めて大きな面積を持っている点と軌道が地表から2000キロ程度の低軌道から36000キロの高軌道まで大きな幅があり、利用価値と利用エリアがほぼ無限にあると考えられるからです。

宇宙に行って何するねん、と言われたら私もぱっとは答えが浮かびません。しかし、軌道上に地球より快適で健康に良く、長生きできる環境が備わった住宅があるとしたらどうでしょうか?つまりここまでくると我々の知っている世界から常識観は全て捨て去らねばならないのでありますが、そういう時代がいつかは来るのだと思っています。

もしかしたら50年、100年後かもしれないその次のビジネスの一手に向かって企業が動き出したというのは素晴らしいことであります。では最後に日本です。宇宙開発を進めるならロケットの発射基地を民間で持ち、ビジネスロケットの発射環境を整えねばならないでしょう。日本にはメジャーな発射施設は種子島と鹿児島の内之浦の2か所しかなく、双方とも国が管理するところです。(ほかに秋田、北海道、新島にもあります。)民間ベースでロケットがポンポン飛ばせるようなインフラの整備は宇宙開発の第一歩目だと思います。

また、衛星軌道を通じたビジネスを立ち上げようという起業マインドをもった若者も育ってほしいと思います。天気予報や自動車のナビゲーションなど我々の生活に何気に入り込んでいる情報は衛星を介しているのだという認識は少ないでしょう。私にはもっとすごいことができる時代がやってくると信じています。

日本のロケットと宇宙開発能力に私は期待してます。

では今日はこのぐらいで。

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また明日お会いしましょう。