巷ではリーマンショック10周年が話題ですが、個人的には9.11も風化させてはいけない事件だと思っています。2001年に起きた事件から今年で17年。あれからも世界各地でテロは発生し、主なものでも120件ぐらい数えられます。うち8割はイスラム過激派で残りは右派過激派やクルド系が目立ちます。

今年に入ると細かいものを入れると57件程度発生しています。やはりほとんどがイスラム過激派による犯行が主流となっています。

いわゆる原理主義とはリベラルとの対比語で多元主義や世俗的な世の中と相対する関係になります。厳しい規律とストイックさがその原点なのでしょう。

現代は自由な社会が醸成され、個の尊厳を重視するようになりました。ところが先日のこのブログのようにエキストリームな世界に走ることもしばしば起きます。全米オープンのセリーナの態度もまさにこの範疇に入ると思います。これは個人ベースの行動ですが、それがグループ化した時、それは過激で規模がある行動と化し、テロリズムへと走る素地はいくらでも生まれています。

我々はテロ=イスラム過激派という理解をしがちですが、これからは誰がどんな行動を起こすのかは予断を許さないとみています。アメリカでしばしば起きる銃乱射事件も一人の人間が暴発した際に起こす行動であり、銃という凶器さえあればいつでもどこでも起こりうるものです。それは病める人が増大しているということにも裏打ちされます。

例えばアメリカで問題視されるオピオイド系の鎮痛剤。これは医療用麻薬なのですが、摂取過多になってむしろ、精神的バランスを壊しているケースもずいぶんあります。またごく最近、テスラのイーロン マスク氏がラジオのトークショーの際、大麻を吸いながら出演していました。(その時の写真がでかでかと当地の新聞に掲載されています。)尋常ではないプレッシャーやストレスから解放されるべく、薬物や大麻、アルコールなどに頼らねばならないほど不健康でアンバランスな状態にあるともいえるのではないでしょうか?

カナダでは10月から享楽用の大麻も合法化されます。(実質的にやりたい人はもうすでにやっています。)私は一種の躁鬱的な症状の人が増えてくるような気がします。たとえば私共の顧客にもいるんです。大金持ちで社会的地位のある方が全く訳の分からない行動に走ったケースもあります。歪んでいるとしか言いようがないのです。

かつては教義に基づく原理主義を突き詰めたテロがその主体でしたが、これからはほとんど無差別、無分別、非宗教的背景のテロリストが何時表れないとも限らないのかもしれません。

我々がこの世界にどう立ち向かうのか、困難を極めます。しかし、人間は一人では生きていけないという原点に立ち戻った方がよい気がします。SNSにお一人様ライフに何も困らない時代になっています。が、時として、全く家から出ない引きこもりの人が皆さんの周りで増えていないでしょうか?対話するのはスマホの向こうの世界だけでリアルの人間とはやり取りができないというオカルト映画にでもなりそうなそんな社会に片足を突っ込んでいるのかもしれません。

9.11の教訓とはテロとの戦いとの主張が多いと思います。もちろん、それは今後も続けていかねばならないでしょう。それと同時に異常行動予備軍の人は何処にでもいるという前提に立てば、人々がリアルな関係をもっと形成していくべきだと考えています。テロリストの親や近所の人たちが「まさか彼がそんなことするとは…」というコメントは常套句であります。親すら分からない子供の行動とは現代社会が如何に病んでいるのか、を裏付けるものではないでしょうか?

では今日はこのぐらいで。

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また明日お会いしましょう。