この時期、当地のラジオでは通常の放送を止めて一日中クリスマスソングを流す局があります。これを聴くといよいよ今年も来たのか、と思います。週末には10日後に迫る29日のブラックフライデイに向けてセールの口火が切って落とされ、ショッピングモールには既に人が溢れています。

そんな暖かいムードの中、世界の主要国では株価指数が高値追いとなっており、様々な見解が飛び交っています。私は11月6日の当ブログで「疑心暗鬼な株高」としながらも「年末に向けて堅調な株価は期待できるかもしれません。株価があと1000円ほど上がれば1991年以来の高値更新になります」と書かせて頂きました。この数日間、日本の株式市場が堅調なのは7-9月決算発表が終わり、投資家たちが落ち着いて取引ができるからで好業績銘柄の上昇や売られすぎた銘柄の買戻しが目立ちます。

疑心暗鬼であれ、何であれ株式市場の上昇は全体のトーンを明るくします。私は中学2年生の時から相場と向き合って来ており、市場の動きは私のDNAに刺激を与えるのです。特に年末のラリーでは盛り上がることが経験則で十分わかっています。

では、残り約6週間となった今年はどんな絵図になるでしょうか?

個人的には24286円というバブル崩壊後の高値は年内に更新するとみています。18日の終値が23416円ですからあと900円弱ということになります。なぜそこまで強気なのか説明します。

まず、外部環境が全体的に大きく好転しています。米中の通商交渉はずっと「嘘つき狼」だったのですが、今回は行けるようなムードがあります。時期はアメリカによる関税のさらなる引き上げが迫る12月を目論んでいるように見えます。もちろん、来年の大統領選挙対策もありましょう。民主党有力候補者エリザベス ウォーレン上院議員への厳しい批判が著名人から増えてきたこともあり、不安視された社会主義化へのムードを吹き飛ばす感じもします。

次に中国経済ですが、底入れの感があります。中国はまだまだ消費財が広く国民に行き渡っていませんので景気循環がより明白に出るはずです。指数的には個人消費は悪くなく、アメリカの関税責めにもよく耐えています。そんな中、一部製造業では回復の兆しが出ていており、経済指数は今後好転する可能性を見ています。

ドイツは恐れられていた2四半期連続のマイナス成長を回避(7-9月は0.1%プラス)し、一息つきました。英国は12月12日の選挙に注目が集まりますが、現状、保守党がリードしており、離脱問題以前のレベルである政権交代による国政の不安定化には一定の歯止めがかかっている状況です。

日本国内を見ると引き続き外国人投資家の日本銘柄への物色傾向はあり、投資余力も今年の売却額から見ればまだ買い余力が残っています。日銀のETF買い余力もまだまだあります。このあたりは株価の下支えになるでしょう。

もう一つは投資対象の目が若干変わってきている点があります。アメリカに主導される形でGAFAのようなグロース株(成長株)からバリュー株(割安株)に目線が移ってきている気配があります。日本の製造業がしばしダメ出し状態だったのですが、そろそろこちらも底入れ感が出るのかもしれません。

日本は2020年のオリンピックという一大イベントを抱えており、訪日外国人も順調な伸びとなっていることから総仕上げ的な活況となるのかもしれません。そうなれば年末年始により明るいムードとなり、実感なき好景気を国民の皆様も感じることになると思います。大手企業の冬のボーナスも過去最高水準となる見込みでマネーに関してはリスクオフとなりそうな気配を感じます。

では今日はこのぐらいで。

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また明日お会いしましょう。