外から見る日本、見られる日本人

バンクーバーの日本人社長ヒロが仕事、生活を通じて感じた経済、経営、社会、日本人観などを綴っています。

節約

老後の1億円、作れますか?4

日経ヴェリタスに「資産1億円への道 富裕層700人調査、『投資』『堅実』カギ」とあります。1億円、遠いようで近い人もいるでしょうし、宇宙人の会話のように思う方もいるでしょう。何で1億円なのか、そのあたりの設定も気になります。老後のことを考えるといくらあっても不安は消えないとおっしゃる方もいらっしゃいます。どうやったら1億円に到達できるのでしょうか?

記事の中身は投資による収入と浪費をせずに資産を減らさないということがキーワードになっています。この手の記事にはつきものでどれも当たり前の話で秘術があるわけではありません。ただ、私がいつも思うことはこれを見てまず8割の人は支出の制限にだけ走ってしまうことです。

無駄を省くのは日本人にはお手のもの。いわゆる活用術は主婦の日々の工夫からスタートしたとも言えます。余りもので食事を作るのも風呂の浴槽の余り湯を洗濯に使うといった昔からある工夫や倹約は日本独特のものとも言えます。

それゆえにお金のことも貯める=使わないという等式が出来てしまいそうになります。ではお金を使わないとお金がたまるのか、といえば私はこの図式が必ずしも正しいとは言えません。お金を使うことでお金が帰ってくることもあるのです。

例えば人との集り。「お付き合いはお金が出ていく」とされます。では一切合切お付き合いをやめるべきかと言えばウィンウィンの関係を築ける人との接点はお金をかけてでも維持すべきです。それは「自分よがり」からの解放でもあります。一方でほどほどにしておかないといけない付き合いは「クレクレ星人」達であります。人のことを持ち上げ、いい気にさせて浪費させたり、御馳走させてしまうようなタイプは価値がないだけではなく時間の無駄であります。

やみくもに1億円を貯めるという価値観は私にはなくてこのまま90歳から100歳まで生きた時どんな生活をするのか、その自活にはどうしたらよいのか、まずこう考えます。老人ホームに入らない、あるいは1年でも遅く入居する努力はしていますか?それは健康で人とのほど良い接点を持ち続け、張り合いがあるライフを送ること、実はこれが最大のお金の節約方法だと思っています。

美酒美食、暴飲暴食を続けていれば不健康になります。それらは自制心の問題でまず自分をコントロールすることが結果としての1億円への近道ではないでしょうか?

次に投資ですが、株にしろ為替にしろ、普通の人が普通にやっているだけではまず儲かりません。ビギナーズラックで初めの数回儲かって調子に乗るとその倍返し、10倍返しが待っています。北米でカジノで遊ぶ場合でも初めの30分で大儲けして調子に乗っているとあっという間にすっからかんになるのと同じです。

つまり、小手先のサイドジョブは宝くじを買うようなものだという割り切りが必要でしょう。それよりも自分のプロフェッショナルな領域をもっと磨き上げ、独立できるぐらいの勉強をしたほうが良いと思います。それこそ週末起業ぐらいの感じの方が着実なメリットを享受できると思います。これは老後も専門を生かしたちょっとしたアルバイトが可能になるとも言えます。

次に持てる資産の活用があると思います。例えば私は商店街のシャッター街の店舗を活用したらよいと思います。「腐っても鯛」といいますが、商店街に面した不動産は一階にあり潜在価値は非常に高いのです。住居の一部だから、と思っている方、ちょっとした設計で切り離して賃貸にだすことが可能な場合は多いものです。

住宅街の人でも例えば昔取った杵柄で自宅で教室を開くこともできます。それこそ今の若い人は作法を知らないのですからお茶やお花、更には料理に掃除の仕方まで「教室」として教えてみたらどうでしょう?結構いけるはずです。

しかし、こう提案しても必ず反発があります。「人を家に入れるのはおっくうで」「後で文句を言われたら嫌でしょ」。才能を活用しないのはもったいないと思います。何もプロフェッショナルでトップを目指す教室を運営するわけではないのです。右も左も知らない人には初歩が重要です。あるいは一緒に同じものを学ぶ仲間感覚が楽しいという時代です。

こう考えると老後に1億円というよくわからない目標を設定されてうろたえるより80歳になっても張り切って生きています、という方がよっぽど健康的ではないでしょうか?1億円は貯めるものではなくてついてくるもの、こう考えた方がすっきりする気がいたします。

では今日はこのぐらいで。

ブログの応援もお願いできますか?クリックをするとブログランクアップにつながります。

北アメリカ(海外生活・情報) ブログランキングへ

また明日お会いしましょう。

消費税前の買いだめに思うこと4

50代から上の日本の人にとっていわゆる「元祖買いだめ」とは1973年の石油ショックの際、トイレットペーパーが街から消えたあの事件ではないでしょうか?歴史を紐解けばいわゆる買いだめはコメを舞台にした事件が多い気がします。しかし今やコメがなくても小麦があればよい時代となったもののトイレットペーパーはさすが戦後直後のように新聞紙で代替というわけにはいかないでしょう。

消費税が導入された時、3%から5%に上がった時、そして今回と日本人は大体駆け込み消費をすることがパタン化しています。消費税だけではなく、たばこが値上がりするとき、政府の補助金政策があったテレビや自動車の時もそうでした。つまり、駆け込みとは日本人の典型的な行動であり、消費税が上がることへのささやかな抵抗というより、半ば本能としてそういう動きに出るのでしょう。

カナダで一般消費者の行動パタンを見るといわゆる所得の少ない人ほど小口買いをし、ゆとりがある人はまとめ買いをする傾向にあります。例えば、あまり裕福ではないエリアのスーパーに行けば売れる商品はパッケージが一番小さく価格の安いものでありますが理由は手元にお金がないからであります。買い物をしてレジに並んでいると時として支払いでトラぶっているケースを見かけます。レジの合計が100ドルで支払いをデビットカードでしようと何度トライしてもデクライン(支払い不可)になる人です。その場合、いくらならOKなのか分からないので客は適当に「これとこれを除外して」とレジの人にお願いし、再度精算するという長いプロセスを後ろに並んでいる人たちの苛立ちも気にせず平気でやるのです。

そういう海外の世界を見ながら日本の様子を見ていると買いだめするほど金がある、という見方もできなくはありません。

ではトイレットペーパー。カナダでは30ロールぐらい入って1300円ぐらいですから消費税が上がろうがどうしようがこれ以上買いだめしたら置くところがないという問題に直面します。つまり、消費税増税に対抗して買いだめする方が面倒なことなのです。大体トイレットペーパーは家庭内の消費量が決まっていますから買いだめするより、必要な時に必要な分だけ購入する方が消費税を節約するより良いこともあるはずです。つまり、日本人は目先の価格で踊らされやすいともいえるのです。

最近ではあまり聞かなくなりましたが新聞のチラシをみて奥様方はあっちのスーパー、こっちのスーパーとママチャリを飛ばして目玉商品を買いあさり、10円得した、20円得した、という自慢をしていたものです。最近その会話をあまり聞かなくなったのは新聞を取らなくなった家庭が増え、チラシを見るチャンスがないこととネットスーパーの宅配を含めたネットショッピングが増えたことが原因でしょう。自転車を飛ばしてあちらこちら買いに行くメリットは奥様が自転車を通じて健康になることぐらいで10円節約するために30分時間を使うその理不尽さはあまり考えなかったのだろうと思います。

日本ではあまり論理的になってはいけない国であります。ロジックではそうだけど、実態は違う、ということは耳にタコができるほど聞かされてきました。特に私のように外国に長くいると明らかに判断基準が変わってきます。浪花節などはあり得ないのであります。(笑)ですが、賢い消費者とは何か、というのは考えるべきでしょう。狭い日本の住宅に買いだめした商品が鎮座するよりももっと大事なことがある気がします。

一方、売る側も売れるのだから値引きはそれほど強く打ち出さなくてもよいことになります。ならば、消費税増税後に需要が落ちたところで安く買うという可能性も残っています。

3%の節約は多くの家庭にとって非常に重要な意味合いがあるでしょう。が、それに乗じた売り手側の心理に踊らされないよう気を付けることも重要かと思います。

今日はこのぐらいにしておきましょう。

ブログの応援もお願いできますか?クリックをするとブログランクアップにつながります。

北アメリカ(海外生活・情報) ブログランキングへ

ではまた明日。

シリーズ お金をためたい その7 スーパーストアVSコスコ4

さぁ、今日は皆さんの生活密着型の節約です。

北米の生活は共稼ぎが基本。だから、週末にドンと買い物をして貯蔵しておく。スーパーで子供を乗せた手押し式カートに山のように買い物をしている家族連れをみてこんなに食べられるのだろうかと他人のことながらいつも不安になってしまいます。
でもその大量買いで安くものが買えるというのは事実です。その両横綱はやはり、コスコとスーパーストアでしょう。
コスコは会員制の生協みたいなところです。基本的に1アイテム一種類というスタイルがあるのはご存知?多分、それなりに厳選した商品だと思いますが、こっちのメーカーにしようか、あっちのメーカーにしようかという選択肢はほとんどなく、一種類を大量に仕入れることで安く提供する仕組みです。
スーパーストアは普通のスーパーを巨大にしたところで比較的小口売りもしていますが、基本はバルク売り。つまり、まとめ買いです。スーパーストアの買い物で一番注意しなくてはいけないのは先ずストア入り口のクーポン。次に各商品の値札です。クーポンは製造業者がオファーする値引き。一方、値札にはひとつだといくら、バルクで買うと一つあたりいくらという表示になっています。原則、バルク買いのほうがどんと安くなりますが、たまに逆のケースがあることに注意。これは、特別バーゲンでひとつに限りいくら。二つ以上だといくら(高くなる。)となります。
このバルク買いは大体、いつも同じですから、覚えてしまうと得です。お得なケースの例として卵は3パック以上買うとバルク値段。イングリッシュマフィンもそうですね。ベーグル等はバルク袋15個入りのほうがひとつ、ひとつ、トングで取るより安くなります。
では、スーパーストアとコスコのどちらが得か、という質問ですが、これは、微妙です。ただ、僕は個人的には単価的にはコスコのほうが若干安いものが多いと思いますが、バルクで買わなくてはいけないこと、商品の選択肢がほとんどないことを考え合わせるとスーパーストアのほうが一般の人にはお徳ではないかと思います。

また、余談ですが、スーパーストアはプレジデントチョイスカードを使ってショッピングすると購入価格の1%のポイントがたまりますので、実質1%引きになります。一方、コスコの2%キャッシュバックカード(アメックス)は年会費がドンと上がりますので月に250ドル程度買い物をしないと普通のゴールドカードより特になることはありません。

こんなところを気をつけていると両方のスーパーをうまく使い分けることで自分の生活に合ったセービングが出来ると思います。

次回も引き続き、生活密着型の節約の話をしましょう。

では。
アクセスカウンター
  • 今日:
  • 昨日:
  • 累計:

QRコード
QRコード
Archives
記事検索
Recent Comments
  • ライブドアブログ