外から見る日本、見られる日本人

バンクーバーの日本人社長ヒロが仕事、生活を通じて感じた経済、経営、社会、日本人観などを綴っています。

維新

終わった橋下市長の時代4

意味のなかった大阪市長選挙は23%台という史上最低の投票率で対抗馬らしき相手がない中、橋下徹氏が再び、市長の座に就くことになりました。橋下氏は投票率が1%でも0.5%でも勝ちは勝ち、という趣旨の発言をしていましたがそれはいかにも弁護士出身らしい論理を振りかざした味気のない橋下色で満ち溢れていると言えましょう。

なぜ、大阪市民がここまでそっぽを向いたか、それに橋下氏も松井氏も答えていません。私は個人的には維新がダメになったとは思っていません。党の方針は論理的であり、一定の支持は得られることは間違いありません。ですが、その顔役となる橋下氏そのものの人気が剥げ落ちた、いや、むしろ、嫌われつつあるということを強く認識しなくてはいけないでしょう。

氏が高い人気をもって大阪で活躍できたのはそれまでと異なる手法で悪を退治していったからであります。勧善懲悪は日本人は大好きでそれを格好よいヒーロー的な目線で捉えていました。日本人は個性を出さないことを一つの美徳とする傾向がありますが、その中で目立ち、かつ、格好良い行動をすればそれは広く受け入れられるものの長くは続かないというのも日本の特徴であります。しかも人気のバロメーターが高くなればなるほど下がるときも激しくなる傾向があり、橋下氏は残念ながらそのパタン通りの展開となってしまったのです。

今回の選挙を見ても有力候補がない中での戦いとなれば彼が真の意味で信任されたかどうかは彼が5割以上の投票率を確保できるかどうかということだったはずです。つまり、半分以下ならば橋下氏不信任という市民の声だったとも言え、橋下氏は大金をかけて市長選に挑んだわけですから投票率が自分への信任だと自分への縛りを当然つけるべきでした。しかし、1%でも当選と言ってしまったところにはもはや唖然とする以外のどんな言葉を帰せばよいのでしょうか?

橋下氏がもしも創立者として維新の会を更に発展させたいのならば橋下氏は現職を降りるべきです。大阪市議会のもめ事も橋下氏不信から来ています。

大阪都構想については悪くはないと思っています。橋下氏の無駄な支出を止め、財政を健全化させるという発想は正しい方向にあります。一方、自民を含めた他の党は橋下氏に同意しないという一種の子供の喧嘩の様相となっています。このままでは今までの敵対関係は何ら変わることはないでしょう。そういう意味では橋下氏が大阪都構想を進めたいのか、橋下徹の存在をアピールしたいのか、という点で間違った選択肢をしているような気がします。私なら早くバトンを次に人に託す準備をするでしょう。

人間の華ある時など時間的には知れています。多分、5年ぐらいでしょう。それまでの努力の成果が一気に開花するのですが、花は咲かせると多大なるエネルギーを使います。咲き乱れる花ほどその命ははかないのです。ましてや異色のやり方で注目を集めた以上、そのカラーが何年も続くかといえばそんなことありません。例えば日産のカルロス・ゴーン氏は稀にみる経営能力を持った人物ですが、最近では正直、その力が大きく衰えてしまいました。自動車業界の中では負け組になりつつあるのは同社がゴーン体制の殻を破れないからであります。なぜ殻を破れないかといえば彼を守る人がいるからです。そして、トップは踊るからなのです。

自分の力量は自分で判断し、力が落ちる前にバトンを渡すことが政党にも企業にも必要です。そういう意味では橋下氏がしがみつくその姿は私には憐れという感すら思えてしまうのです。

今日はこのぐらいにしておきましょう。

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ではまた明日。

都議選の結果から思うこと4

夏の参議院選の前哨戦ともいわれた都議選は予想通り自民党の勝利でしたが、中身をみるとなかなか興味深いものがありました。

まず、自民党が公明党とともに全勝という快挙はアベノミクスによるところが大きいのは間違いありません。しかし、私にはそれよりも閉塞感の中、何か新しい前向きのこと求める都会の考え方の流れを汲んだような気がします。選挙は世界どこでも都市部とそれ以外の地域では反応が違うものです。都議選ではビジネスを中心とした考え方が主流を占めることが多く、今回の自民党の勝利は景気対策に対する強い期待がストレートにでたと言えばそれまででしょうか?

それに対して民主党の惨敗とは党としてのテイストが出せなかったことが大きく響いたと思います。民主党が国政で第一党となった時、自民党との違いを引き出したことに勝利の要因があったはずです。ところが、その後、民主党は自民党に擦り寄ることで国政をどうにか進める方針に転換しました。特に消費税引き上げはその典型だったのですが、それは民主党にもやは自党だけで引っ張る力が欠如してしまっていたからと言えるのです。

それは逆に言えば、自民党が民主党をむしばんでいったとも言え、12月の衆議院戦で民主党は朽ちてしまったともいえるのです。その後も民主党の声はあまり聞こえず、自民党に対立する提案も目立たず、結果として都議選でも全くいいところなし、という結果に陥ったのだろうと思います。

それよりも共産党が第三党になったという点は大いに注目すべきでしょう。

都民も全員が自民党ファンではないので主義主張によっては当然、アンチ派が受け入れられなくていけません。それが今回、共産党だったということではないでしょうか?反原発やアベノミクスへの懐疑的な人たちが各党の主義主張を並べた結果、消去法で選んだのが共産党ということかと思います。

勿論、これは消極的理由であり、東京が共産化するような前ぶれではありません。たまたま、民主党が弱かったのでこうなった、ということです。

さて、私が一番注目していた維新ですが、2議席確保しました。3議席から減らした、というネガティブなトーンが並んだメディアの報道ですが、私はどちらかといえば、「議席を取れて良かったですね」と申し上げたいと思います。
もともと、維新のおひざ元は大阪であり、東京ではそれほど人気があったわけではありません。ただ、石原氏が共同代表となったことで東京にも一定の影響を与えたとすれば、今回の2議席は石原さんの功績だったと私は考えたいと思います。

橋下代表が引責するかどうか、という点に関し、慰留するようです。それはそうしないと党そのものが崩壊するリスクを抱えることになるからでしょう。石原氏も高齢であり、一人で東京、大阪という基盤や考え方が全く違う所をコントロールするには厳しいものがあります。となれば、参議院選を前に橋下氏が辞めることは仮に選挙結果が芳しくないものになるとしても、辞任は許されないということなのでしょう。

最後に自民党ですが、私は少し前のブログで自民党は勝つと思うが積極的な勝利ではないかもしれない、と記しました。数字から見れば圧勝ですが、自民党が美酒に酔いしれていてはいけないと思います。野党がほとんど壊滅の状態であるからゆえに自民の絶対的コントロールは日本をある意味、エキストリームな方向にもっていくことが可能になってしまいます。それはかつて、日本が大きな間違いを引き起こしたことを思い起こしながら誰のための政治かよく考えて都政、国政を全うしてもらいたいと思います。

今日はこのぐらいにしておきましょう。

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ではまた明日。

都議選、注目の自民と維新4

6月23日に投開票が行われる都議選が間近に迫ってきました。14日に公示ですが、今回の都議選は今までにも増して注目される可能性が高いかもしれません。それはアベノミクスで勢いに乗る自民党が当面のゴールとみられる1学期の期末試験となる参議院選に向けた中間試験となるからです。

一方、成績が低迷しそうなのが維新となりそうですが、私は自民も維新も同じぐらいの危機感を持った方がよい気がしております。

まず、自民ですが、春先までは国民がアイドルスターを見るぐらいのまなざしでアベノミクスを称賛し、黒田日銀総裁の采配ぶりを評価してきました。ところが、明らかに風向きの変化を感じたのは憲法改正議論だと思います。安倍首相は勢いで96条改正を参議院選の主戦場とするプランでした。これは政権発足時から変わっていなかったはずです。そのためにまずは経済のテコ入れを行い、外交についても相当の積極攻勢をかける準備を周到に行ってきました。特に東南アジア外交とロシア外交では成果があったと思います。

ところが日中関係の緊張を反映させて憲法改正突破を狙ったのですが、これは中国が一歩上手かもしれません。中国は当面、尖閣を刺激しないことで日中関係に落ち着きを持たせ、結果として日本国民に憲法改正議論の熱を冷ませる戦略に出ると見ています。実際にオバマ大統領と習近平国家主席の会談で尖閣は外交的に解決する努力をするとしましたのでまさにその思惑通りとなってきます。

日本国内でも憲法改正議論に関しては慎重派が改憲派をかなり上回っているので現状ではこれを突破口に参議院選を勝ち抜く材料にしにくくなってきているとみています。となれば、昨年12月の衆議院選の勢いを7月の参議院選に持ち込めるか、というのがポイントになってきます。

ところが、5月23日からの株式市場、さらには為替市場における激しい値動きを伴う下落傾向(為替は円高方向)で少なくとも現時点で黒田采配のプラスはほぼ帳消しになってしまっています。おまけに11日の日銀政策会議での失望感は大きかったと思います。専門家は黒田総裁が着任早々、「でかいのを一発どんとやって小出しはしない」というスタンスを知っていましたので今回も何もしないだろうとみていました。が、案外、海外がそれに大きく失望した点を見逃してはいけません。それゆえの2円近い円高となっているのです。

よって、安倍政権が中間試験の都議選、期末試験の参議院選を勝ち抜くには都議選においては一夜漬け的な即効性ある対策が、参議院選に向けては成長戦略の追加措置がなければ自民党への支持は消極的サポートとなってしまうでしょう。

一方、維新ですが、個人的には存在を否定したと思っています。関西を中心に橋下人気で国政に打って出たところまではよかったし、彼を坂本龍馬的なポジショニングにしたのはむしろ、民主党政権下で夢や改革に飢えていたからこその反応だったのではないでしょうか?しかしアベノミクスなどで自民党に圧倒的な注目が集まれば維新の人気を支えた根本的理由が存在しなくなるのです。勿論、一部のコアな支持層はサポートすると思いますが、国政に影響を与えるという力はもはや、見出すことができないように思えます。

個人人気で走ってきた維新は組織体への移行が十分でなかった、そして、その間に支持層を大きく落としたということでしょう。

総括すれば、中間試験の都議選は自民が想定通りの圧勝になるとは思いますが、支持者の心の内は微妙に揺れ動くかもしれません。よって、7月の参議院選に向けた周到な準備がなければ国民の政治離れを再び引き起こす可能性すらあると思っています。

日本はドライブするのに非常に難しい国です。人気があればあったで必ず叩かれるようになっています。アベノミクスもいまや守勢であります。ましてや維新は激しい逆風下での戦いとなるでしょう。日本は常にヒーローを求めながらも歴史的に英雄がほとんど輩出されていないお国柄ともいえそうです。

今日はこのぐらいにしておきましょう。
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日本の政党、各党さまざま4

12月26日、自民党による政権が復活します。閣僚もほぼ決まり、経済再建と外交に期待感が集まります。一方、25日に行われた民主党の党首選は寂しい感じでいまや、マスコミの取り扱いは野党に下野した以上に注目度が下がり海江田万里氏の記者会見も歯切れが悪かったように感じます。

むしろ、週刊誌が大喜びしそうなのが未来の党でしょうか?嘉田代表はある意味、選挙直前に注目を浴び、メディアに露出しまくりながらも選挙戦では卒原発に対して冷ややかな目が注がれ、蓋を開けれ見れば公示前61議席からわずか9議席に減らす敗北で同代表の手腕は大きく疑問視されました。更に嘉田氏の「本業」である滋賀県に於いて県議会で党代表との兼任に厳しい疑問の声が上がり、最後のとどめは24日夜の未来の両院議員総会でした。

嘉田氏が考えたのは自分が滋賀県知事にプライオリティを置くために阿部知子氏を共同代表にしようとしたものの議員総会で反対のみならず、小沢派が大半を占める同総会で小沢氏を共同代表へ推挙する案が出された時、私は未来は崩壊状態になる、と確信しました。

一番厳しいのは嘉田氏で未来の代表としても滋賀県知事としても厳しい批判の声と反対派を抱え込むことになり、ご本人自身の舵取りがもっとも難しい状態となっています。

ところで維新の方もいまひとつギクシャクしている気がいたします。大阪と東京は文化がまったく違う中で双方のトップがある意味面子をかけた駆け引きが続く中で落としどころがあるのかどうか、かなり疑問視しております。大阪には独特の問題があったわけでそれを解決してきた橋下氏の手腕は大阪での圧倒的な強さでありましたが、全国レベルではないことは選挙結果から見ても強くその傾向が出ています。一方、石原氏は大所高所から独特の政治感をもっていることと都知事を通じた功績、年齢を考えれば石原氏を「口説く」のは橋下氏でも難しいとすれば序列が維新の政策に影響することなってしまうというのが私の見方です。

結局、消去法的だろうが自民党への期待はせざるを得ず、民主党時代に裏切られた国民は自民党が好きだろうが、嫌いだろうが、「今までよりはまし」という気持ちにあるのかもしれません。

私は自民党はこれから夏の参議院選まで積み残した問題を一つひとつ片付けていくことになると思っています。特に年明けから日銀対策とインフレ目標が最注目点になるでしょうし、アメリカが財政の崖問題で一段落した頃に「安倍総理」がアメリカでオバマ大統領と会談し、外交、特に日米関係の再強化について確認することになるのでしょう。よって、少なくとも半年は比較的おとなしい暖機運転で参議院選挙後、TPP、消費税、原発、社会保障などをこなし自民への高い評価が得られた上で夏の選挙結果次第ですが、憲法改正などの話題に移っていくプランをお持ちのような気がいたします。

政治いろいろ、政党いろいろですが、年末にとりあえずベクトルだけは見えてきたということでしょうか?2013年は果たして明るい年になるでしょうか?

今日はこのぐらいにしておきましょう。

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小党乱立は日本の文化4

選挙を控え、各党の動きをやや下がってみると実に日本的である、と思わずつぶやきたくなります。主義主張が違うと正論を振りかざし民主党を離党した政治家はどこか自分とウマがあるところに吸い寄せられ、あたかも自分が生まれ変わったごとく、にこやかにインタビューを受けています。

ところがその小党もどことどこがくっつく、くっつかない、とまさに野合そのものであります。結局、高潔なる気持ちを持って離党し、どこかの党に擦り寄り、その党はどこかと合併する過程において、自分の純粋な気持ちとは必ずズレが生じてきているはずです。その受け入れ先の典型が維新ではないかと思います。

以前石原新党と橋下新党は性格が違う、と指摘したのですが、合わないカップルが一緒になった理由は議席確保。そのために相当の妥協を重ねています。

アメリカでは選挙はほぼ二大政党の争いになります。理由は小党を作っても勝てないからであります。いや、勝てないとは言いませんが、あの広大で東西南北それぞれ文化、歴史、経済、所得水準、民族的バックグラウンドが違う中でそれを一まとめにする大統領や主力政党となるにはあまりにもハードルが高すぎるし、仮に一人二人当選したところでほとんど役に立たないとわかっている割り切りと考えても良いかと思います。

ではなぜ、日本では次々と新党が出来たのでしょうか?

私はほぼ単一民族で国民の社会的水準、富が世界水準から見ればはるかに均一的であるが故だと思っています。日本の場合、外国人は少ないし、資本家と労働階級といった差別はほとんど見受けられません。そこで日本人というドングリの背比べをする場合、みな同じような背丈だとドングリの形とか、色合いなど違うところに目が行くようになります。なぜならば日本人は人と比べることが実に大好きであるからです。これが日本社会において派閥を作りやすいひとつの理由であると思います。

派閥は手ごろなサイズに収まるようになっており、一定の大きさを超えると細胞分裂のごとく分派したり離党したりします。理由は日本人がまじめ(英語で言うシリアス)であり、フレキシビリティがなさ過ぎる(頑固といった方が良い)のであります。よって、何かひとつの事象に対して同意できない場合、反対を唱えますが、議論し尽くすというより、「そんな君たちとは一緒にやっていられない」とプイと飛び出してしまうのです。

これは政治家に限らず、ほとんどの日本社会に蔓延しています。ここ、バンクーバーの日系社会もあきれ返るぐらい全く同様なのです。

私はこの細胞分裂を防ぐ方法を過去、10年近く考え、試し、意見を聞いてきました。が、ほとんど不可能、というより、くっつけようとすればするほど反発する力が大きくなることに気がつきました。ですからそういう無駄な努力はしないことにしました。そして別の方法をすでに考えてあります。これを来年から実行します。

日本の難しさというのはここにあります。私も海外に21年、日本でビジネスを手がけようとしてもこの手ごわい社会の壁にぶち当たることもしばしばです。

私は個人的には新党は応援しません。個別に同意できる政策やマニフェストがあったとしても小党ではどうにもならないし、小党同士が一緒になっても日本を支え、世界の中で十分な地位を築き上げる基盤が安定的に確保できるとも思えないのです。細川政権の時が良い例だったと思います。

日本人は基本的には自民党が好きだと思っています。慣れ親しんでいるし自民党が日本を世界のトップ舞台まで引き上げたという功績はやはり誰もが認めるのだろうと思います。このあたりが不況ならば中道左派というジンクスが通らない日本のもうひとつのガラパゴスなのでしょうか?

今日はこのぐらいにしておきましょう。

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党首選の向かうところ4

ダブル党首選の上に橋下維新や小沢一郎氏の動きも気になるとなれば近いうちにありそうな選挙がどうしても気になります。ただ、党首選の段階では各陣営ともゲーム感覚でまずは党首選を勝ち抜く手段、そして、その後あるかもしれない総選挙の二段構えの戦略が見え隠れします。

特に維新の会をどう「利用」するかが一定のところまで上り詰める最大のキーになるのではないでしょうか?日本維新の会は関西方面では高い人気があるものの東日本や北日本などでは決してそれほどでもなく、全国的にざっと見る限り自民党に分がありそうな気配が感じられます。

仮にゲーム感覚でいえば自民は誰が党首になろうとも日本維新の会の議席数次第でくっつきも反発もするポリシーなき戦略となりそうな気もしますがそう感じるのは私だけでしょうか?また、民主党はすっかり色あせてしまいました。メディアのサポートが少なく、ニュースや話題にすらならないのは野田首相の再選がほぼ確実されているという「つまらなさ」にもあるのかもしれません。逆に言えば民主党は分裂するとまで言われていたのに選挙をする前から野田首相の勝ちが見えているほど勢力地図ははっきりしているということです。

さて、私はゲーム感覚の政治はどちらでも良く、今の日本をどうするか、課題山積どころか山が高すぎてが崩れてしまっている状況をどう再生していくのか、そちらの方が重要であるという見方に変わりありません。

特に選挙のあるなしに関わらず政権としては外交が主力テーマになってくるでしょう。特に三つの島の問題に関し、対ロシアは12月にもプーチン大統領との直接交渉が見込まれますし、韓国では12月にも新大統領が選ばれるでしょう。朴槿恵氏が有力とされていますが、与党セヌリ党という立場からは李大統領と同じ立ち位置。あえて言うなら、戦後の日韓関係復活の第一歩となった日韓基本条約を締結した朴 正煕氏の娘であることを踏まえ着地点をどう探るかが一つのポイントなるのでしょうか?

そして中国については習近平氏の総書記就任がほぼ決まっていることから同氏の対日政策の出方が直接的ポイントとなります。しかし、中国に関しては最近の暴動の根源は国内不満のぶつけるところを日本に向けた「ガス抜き」的状況にも見えるため、結果として対日政策を改善するより国内経済の建て直しと共産主義なのに世界一所得格差が生じたこの国家の運営能力そのものが決め手となるでしょう。

経済に関しても国内経済の停滞感はより強まるはずです。特にヨーロッパの低迷は長期化を見込んでいますし、アメリカも2013年前半は財政の崖の影響から最悪のケースとしてマイナス成長も想定されています。よって、日本国内経済問題も再び課題に挙がってくる可能性は大いにあります。

これらを踏まえれば政治家が政治屋のオセロゲームをやっている場合ではないわけで勢力地図の拡大よりも「挙国一致体制」をとるぐらいのプランニングを示してもらいたいものです。日本はそれぐらい危機的状況にあるということを肝に銘じてもらいたいと思います。

今日はこのぐらいにしましょう。

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ではまた明日。

大阪の風4

大阪市長に当選した橋下徹氏、大阪府知事に当選した大阪維新の会の幹事長の松井一郎氏は共に40代。若いパッションが府民、市民に受け入れられた結果でしょう。閉塞感高まる日本において快挙だったと思います。

幕末の頃、薩摩、長州をはじめとする諸藩は日本を変えようと策略しました。弱体化する徳川政権はそれまでの長き時代がいつまでも永遠に続かんと夢を見続けました。しかし、守るべき徳川側は疲弊感が漂っていました。旧来のやり方の殻を破れない、そんな世の中でした。

その約300年前、戦国の時、織田、豊臣、徳川と世がくるくる変わりました。このとき、諸般大名は敵味方入り乱れ、まさに天下を分け、その間、安泰の時はほとんどありませんでした。

今の時代の日本に当てはめれば先の大戦の最中が戦国時代、そして、その後の高度成長期を経て現在に至るまでが江戸時代とマッチするといってもおかしくありません。となれば、橋下徹氏の掲げる平成維新はぬるま湯に浸かりきった日本、中央が決めたルール、そして既存政党によるポリシー無き与野党の戦いへの反旗であることはいうまでもありません。更に「役人天国 大阪」に楔を打ち込むことはその過去のいきさつからして歴史的作業になるでしょう。橋下徹氏は坂本竜馬になれるのでしょうか?

大阪の経済的地盤が長期にわたり下落していったその理由の一つに効率化があります。世界から見て日本を代表しやすい環境にあるのは東京であり、大阪に拠点を持っていく積極的理由が見つかりません。東京にはインフラもあるし、外国企業を迎えるだけの高いレベルのサービスも数多く備えています。

一方、良い政治家、良い経営者を多く輩出しているのは関西から西に多い気がします。それは既成事実に捉われない前向きな気持ちを包み隠さずぶつけてくる歴史、社会、地理的特性もあるかもしれません。

個人的に長期的な視線では日本は西が栄えると確信しています。九州などは日本の経済の目玉になるはずです。それは韓国、台湾、中国などの近隣諸国との距離が圧倒的に近いことであります。その経済的パワーを大阪で受け止める流れは作り出せるはずなのです。つまり、大阪には潜在的な未来があります。

橋下氏は4年で都政に移したいと目標を掲げています。そのステップについてもある程度の青写真があるようです。大きな目標感をもって突き進むことは府民、市民にとって大きな励みになります。二重行政と大阪の悪しき過去を消し去り、健全な財政を築くのは当然ですが、それ以上に橋下氏は府民、市民に勇気と希望を与えなくてはいけません。橋下氏自身が認識している通り、この野望はようやくスタートラインに立ったところです。民意と共に如何に目標を達成できるか、これが出来れば日本の政治と勢力図のピクチャーは変わるぐらいのインパクトが発生することでしょう。

日本はバブル崩壊後、既に20年も閉塞感を持ち続けてきました。しかし、震災以降、変わろう、という気持ちが日本全国で広がりつつあることも事実です。日本が目覚め始めた、そんな感すら与える今回の選挙でした。

個人的に大いに期待しております。

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