今回の震災を受けて外国人労働者の帰国が続き、一部業種で人材不足に陥っているという記事が日経の4月10日にあります。

その多くは中国、韓国などの本国に一時的に帰国したということになっておりますが、さて、何時戻ってくるか分からない人たちに期待をするほど雇用側も悠長なことは言ってられないでしょうから、震災で職を失った人たちへの職の斡旋が行われることでしょう。

ラーメン店の「日高屋」で1500人いる外国人従業員の半分が帰国した例をはじめ、飲食業界等で影響が大きく出ているようです。

さて、思い出してもらいたいのが外国人労働者のあり方についての議論でした。このブログでも何度かそのトピを振っており外国人労働者を日本で受け入れることへは賛否両論がありました。そして、基調としては高度技術職や専門職は比較的考慮の余地ありだが、単純労働については反対、という意見が多かったと思います。

が、現実的には飲食店や農業で働く人々など、いわゆる単純労働の従事者に依存する体質が日本では既に出来上がっていたことが震災を通じて見えてきました。

外国人登録者は218万人で89年の100万人から倍以上になりました。その主たる労働力は中国の68万人。なぜ、雇用側と非雇用側にマッチングが起きたのでしょうか?それは日本人がやりたくない仕事を担ってくれている、ということです。

ここカナダが数年前好景気に沸いている頃、いわゆる低賃金単純労働をするローカルの人が減少し、競うように高賃金の職に移っていきました。その結果、急激に不足した単純労働者市場を補うため、カナダ政府は外国人単純労働者を一時的に受け入れる緩和姿勢をとったのです。

日本でも同じことが言えるのではないでしょうか?3Kといわれる職種には見向きもしなくなったのかもしれません。飲食店のサーバーやコンビニ店員は大学生のアルバイトか外国人労働者。しかし、大学生は自己都合のお休みが多かったり短期で辞めたりして雇用側には使いづらい一方で、外国人労働者は真面目で一生懸命仕事をするとなれば積極的に採用されやすくなるでしょう。

外国人労働者受け入れ反対と言っても、実は、生活の身近なところでそういう方々が一生懸命頑張って我々の生活を支えているというのが実態なのです。

僕は今日、外国人労働者受け入れに関する議論をするつもりはありません。ポイントはそこにではなく、日本人が欧米化してきたな、というところにあります。自分達がやりたくない仕事はなるべくやらず待遇の良い仕事が出るまで待つという姿勢はまさにカナダやアメリカと同じ状態なのです。

僕は自分を安売りしろとは言っていません。が、少なくとも日本が鎖国的政策を取り続ける以上、日本は日本人が守らなくてはいけません。日本はウサギと亀の競争でウサギになってしまっていました。労働は美徳であり、天照大神をはじめ日本の神々は労働していたことを忘れてしまいました。

昨日のブログで就職活動のアンマッチということを書きました。日本では日本人が責任と使命感を持って労働しなくてはいけないことを今回の震災を通じて痛切に感じたのは僕だけでしょうか?

ということで今日はこのぐらいにしておきましょう。

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ではまた明日。