2014年06月22日

現在このブログは休止しています

以前ここに書いていたような記事は、最近は Gist に書いてます。
https://gist.github.com/froop

あっちは Markdown で書けるし、プログラムコードがシンタックスハイライトされるし、更新履歴も見れたりして便利。  
Posted by froo at 21:37Comments(0)TrackBack(0)当Blogについて 

2013年11月14日

老後にどの程度備えるか

将来への漠然とした不安があると、他者に付け込まれたり見当外れの努力をしたりで損なので、
余裕のある今のうちに解消しておく。

■問題
老後は年金だけではやっていけなくて、他に3千万とか5千万とかの蓄えが必要と言われるけど、
この時に前提になっているものは何か。それは自分の価値基準から見て妥当か。


■考察
1. 定年を過ぎたら仕事を全くやらない?

1-1. 年をとったら体力が衰えるので仕事ができない?
肉体労働が中心だった昔ならいざ知らず、頭脳労働が中心となるこれからの時代は、
歳を取っても問題なく仕事を続けられるんじゃないだろうか。
痴呆になったらどうするとかいうのは、病気や事故の類であって必ずあるわけではないので、
自己資金ではなく保険で賄えば安く上がる。

1-2. 仕事を一生続けるのは嫌?
仕事は苦痛でこりごりだから、老後は解放されてのんびりしたいというのであれば、
なぜそんなに嫌なことを老後の分まで今やらなければならないのか?
若い頃の時間を削って金にして、老後に送って買い戻しているだけでは?
しかし、若い頃の方がやりたいことがあるし未来に繋がるし意識はハッキリしてるしで、
時間を有意義に使えるのでは?

私の場合、今でさえ何ヶ月も休暇をとるとやりたいことがなくなって仕事したくなるのに、
歳を取って欲求が減ったらなおさら暇を持て余しそう。


2. 定年後も現役時代の生活水準を維持する?

2-1. 衣食住の費用は変わらない?
子供が独立したり配偶者と死別したりで人数が減るに合わせて小さな家に引っ越せば良い。
年寄りだけの世帯なら食事も質素で良いし。

2-2. 物欲や見栄は変わらない?
私の場合、歳を取るにつれて欲しい物がなくなり世間体も気にしなくなっているので、
この延長で考えるとお金をたくさん使うイメージが湧かない。
子供が小さければ旅行に行ったりプレゼントをあげたくもなるが、大きくなったら不要だし。

2-3. 時間が有り余るからやることなくてついつい使ってしまう?
仕事すれば時間を潰せるよ。


3. 個人や社会の状態が何十年も同じまま?

3-1. 長生きするとは限らない
蓄えを使う前に死んでしまったら無駄になる。

3-2. 社会がずっと安定しているとは限らない
経済が混乱してインフレしたり株が暴落したりで蓄えが目減りする可能性がある。

3-3. 窃盗や詐欺などに遭って全てを失うこともある
大金を持っていると盗られたときの被害が大きい。

3-4. 幸運でお金の心配がなくなることもある
事業の成功とか何かの幸運で大金が入ったら、せっかく苦労して貯めた金額が端金になる。


■結論
歳を取って衰えるに従って、仕事で稼ぐ能力も衰えるのは避けられないだろうが、
その分欲求も衰えて生活費もかからなくなるし、さらに年金の支援を加算すれば、
蓄えを取り崩さなくても十分バランスの取れた生活を送れるんじゃないだろうか。

老後とか関係なく、いざというときに備える蓄えは必要と思うが、
それだけなら何千万も貯める必要はなく、せいぜい1千万円程度で良いんじゃないか。
余った金・時間は老後に回すのではなくその場で使う方が有効活用かなと。
  
Posted by froo at 20:26Comments(3)TrackBack(1)個人 

2013年08月31日

自分的派遣労働サイクル

派遣社員として企業に入り込んでから抜け出すまでの過程。1サイクル半年〜2年。

契約期間が有限ということは、契約延長/終了というカードを切る機会が定期的にあるということ。
その特徴を積極的に活用して仕事をコントロールする。

【前提】
仕事を選ぶ基準は、報酬額よりも面白い仕事と自由な時間。仕事の安定には価値を置かない。


【1】 派遣先にあまり期待を持たせないよう控えめに契約

控えめにする理由は、やってみたら面白くなかったというリスクへの保険。
たとえやる気が出なくとも問題なく遂行できる余裕を確保。

面白いかどうかはやってみないと分からないところがあるので、
相性の良い仕事に多く当たるために数を撃ち易くする。

つまらなければ2へ、面白ければ3へ進む。


【2】 契約を延長せず1に戻る

つまらない仕事を続けるのは人生の無駄遣い。どころか眠気を堪える拷問

早い段階なら派遣先への影響も少ない。


【3】 投資モードへ移行して契約を延長する

派遣先から契約延長を引き出さなければ始まらないのでまじめにやる。
元々控えめな契約だから無理しなくても普通にやればコスパが良いので、延長の可能性は高い。

実績を積んで仕事の範囲を大きくし、より面白みのある高難度の仕事を獲得していく。
この段階が一番楽しい。クエストをこなしてレベルアップしていく感。
仕事の報酬は面白い仕事。

とは言っても、年単位で続けると飽きてくる。
長く続けているとマンネリ化してレベルアップの余地がなくなってくる。
また、過去に関わった案件の保守などシガラミが多くなってくるとリセットしたくなる。
そうなったら4へ進む。


【4】 回収モードへ移行して契約を見直す

この段階では、派遣先からの信頼度が上がっていて、契約はほぼ自動延長になっているので、
自分から辞めることを言い出さないとズルズルと続いてしまう。

といって、突然に辞めるとなると信頼を裏切ることになるので言い出しづらい。
また、長くやっていると仕事の範囲も広くなっており、引き継ぐにしても時間がかかるため、
すぐに抜けてしまうと残された業務が回らなくなって迷惑がかかる。

そこで、落とし所として、契約終了を見据えた移行期間を何ヶ月かの単位で置く。
新しい仕事の受け入れを止め、持っている仕事を同僚に引き継ぐことが中心となる期間。

仕事の内容が変化するだけでなく量も減るので、稼働時間を減らす方向で契約を見直す。

契約の交渉は、力関係では圧倒的にこちらが有利なので相手の足元を見ることができる。
元々仕事の安定に価値を置いておらず、唯一の誘引である仕事への興味も失っている状況。
契約終了で失うものは何もなく、強気に出られる。


【5】 段々と仕事を手放して同僚に引き継ぎつつフェードアウト

もう関係なくなるから後は知らんだと後味が悪いので、引き継ぎはちゃんとやる。
人間関係を良好なままにしておけば将来に何かの役に立つかもしれんし。

仕事は減る一方なのに勤務時間はそのままとなると、それを埋めるために何か手離れの良い仕事、
大体は退屈な単純作業を捻り出すことになってお互いに不利益。

そこで、引き継ぎの進捗に合わせて稼働時間を減らしていくのがベスト。
週3日どころか週1日でも良い。次の長期休暇をその分減らすだけだし。職務経歴のブランクも減る。


【6】 引き継ぎが終わったら契約を終了し、心置きなく長期休暇へ入る

やらなければならないことが何もない至福の時
働きたくないでござる。


【7】 休暇に飽きたら1に戻る

数ヶ月もするとまたレベルアップしたくなってくるので振り出しに戻る。
  
Posted by froo at 15:45Comments(0)TrackBack(0)仕事 

2012年12月31日

今年読んだ本から技術者としての1年を振り返る(2012年版)

去年書いたの(http://blog.livedoor.jp/froo/archives/51813568.html)と同じ感じで、今年もブクログの読書グラフ (http://booklog.jp/users/frooprogrammer/chart/2012) を見ながら振り返ってみる。
今年は45冊と去年の半分程度だったが、プログラマー復帰2年目ということで実践に時間を割き始めたため、本による入力が減った代わりにGitHubによる出力が増えた感じ。休暇月を入れなかったのもあるけど。

■1月〜2月
Clean Code アジャイルソフトウェア達人の技』『Clean Coder プロフェッショナルプログラマへの道』『体系的に学ぶ 安全なWebアプリケーションの作り方
ロバート・C・マーチン師匠にプロの心得について薫陶を受ける。

■3月〜5月
Head Firstオブジェクト指向分析設計』『デザインパターンとともに学ぶオブジェクト指向のこころ
抽象化力の必要性を感じてオブジェクト指向を深める。

■6月〜7月
サイバー・クライム』『Hacking: 美しき策謀』『インターネットのカタチ
一段落してちょっと高い視点で。ネットワークとかセキュリティとか。

■9月〜10月
達人に学ぶ SQL徹底指南書』『Head First SQL
SQLをしっかり学んだことがないことに気付いて補強。

■11月
Amazon Web Servicesプログラミング』『Amazon Web Services クラウドデザインパターン 設計ガイド
クラウド上でのWebアプリ運用を試行してみた

■12月
JavaScript本格入門』『jQueryクックブック
JavaScriptを本格的に使って、クライアント側に重心を移したWebアプリを作り始める

■これから
JavaによるRESTfulシステム構築』『エリック・エヴァンスのドメイン駆動設計
REST本は去年も読みたい本に挙げていたのに結局読んでいなかったのをやっと読み始めた。JavaScriptのクライアント側に対してサーバー側はRESTで、Ajaxにより連携するため。

今年は今時のWebサービスを構築するための要素技術をひと通り触ってみた感じなので、来年は組み合わせて何か個人で作ってみるのも面白いかも。  
Posted by froo at 22:41Comments(2)TrackBack(0)読書・映画 | 技術

2012年11月12日

[AWS][Beanstalk] Web+DBアプリ(Javaベース)をクラウドに移行

前回の「クライアント証明書でアクセス制限するWebアプリのための環境構築」で作った環境に、
物理マシン前提で開発していた下記のWeb+DBアプリケーションを移行してみる。
https://github.com/froop/WebTemplate

完成予想図(クリックで拡大)
システム構成図
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Posted by froo at 21:04Comments(0)TrackBack(0)技術 

2012年11月11日

[AWS][Beanstalk] クライアント証明書でアクセス制限するWebアプリのための環境構築

Amazonのクラウドサービス Amazon Web Services (AWS) の1つである Elastic Beanstalk 上に、
アクセス制限をクライアント証明書により行うWebアプリケーション環境を構築する。

完成予想図(クリックで拡大)
システム構成図
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Posted by froo at 22:22Comments(3)TrackBack(1)技術 

2012年01月06日

これまでで一番つらかった仕事 教訓編

前回の「これまでで一番つらかった仕事」では、面接用に整理と言いながら愚痴しか書いていない気がしたので、そこから教訓を引き出してみる。

倫理的な教訓としては、まあ常識的に。

■嘘は割に合わない
何かを隠すために一度嘘をつくと、今度は嘘をついたことを隠すために新たな嘘が必要になり…と、雪だるま式に大きくなっていく。長期的に関係を続けていくのであれば、結局はコストに見合わなくなる。

■他人に嘘を強要しない
いくらお金をもらってやっている仕事といえど、普通の感覚を持った人間であればモチベーションが大幅に下がる。表面上は黙って従っていたとしても尊敬は失われているだろう。

問題は、組織に対してはどう働きかければよかったのか。
そのためにはまず、なぜあのような隠蔽をしなければならなかったのかを分析する必要があるだろう。

PM個人の変なプライド的な何かが原因なら、その上司の部長クラスの協力を仰げば解決しそうだが、その時は部長も隠蔽に協力していた。つまり、個人の資質の問題ではなく組織ぐるみの問題だった。

また、進捗遅れだけであれば、組織ぐるみで隠蔽するほどの理由にはならない気がする。となると、もっと悪質な理由があったのかもしれない。ありそうなのは、請負契約で報酬が固定のため、契約時に取り決めた品質基準を満たそうとしたら赤字になってしまうとかそんなところだろうか。

それを踏まえて、対応として考えられる選択肢は・・・

■上司の上司に報告して圧力をかけてもらう
上に書いたように部長クラスにまで了解を得ている行為だったため難しい。さらに上となると派遣社員じゃコネなんてないし。

■顧客に報告して圧力をかけてもらう
守秘義務契約に違反する? そもそもこれだと、組織を改善するのでなく破壊するかもしれない劇薬。

■同僚たちと協力して団体交渉
隠蔽工作に協力させられている人が私以外にも何人かいたし、他のメンバーも直接関わってなくても薄々感づいていたと思う。私一人ではダメでも、複数人で声を上げれば通ったかもしれない。しかし、一歩間違うとチーム内で孤立することになる。

とまあ、どれも難易度が高そう。

根本的な問題として、そんな体質の組織に、改善を働きかけてまで長くいる意味があるのかというところに行き着く。さっさと見限って別の組織に移ってしまうのが、自分自身だけではなく社会のためでもあるのではないか。構成員がいなくなってしまえばダメ組織は自然に消滅するだろう。

さらに言うと、そのような組織が淘汰されず温存されてしまっているのは、労働者の流動性が極端に低い社会だからだ。つまり、日本の労働慣習を変えて行かねばならない!(`・ω・´)キリッ

・・・なんてところまで面接で言っちゃうと、滅私奉公を美徳とする企業から速攻で不合格いわれると思うから程々にしておこうw  
Posted by froo at 23:11Comments(2)TrackBack(0)仕事 | 人間