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わたしの世界

読んだ本や見た映画やドラマの感想やいいたいことなど、 綴ってみました。 日記有、独り言ありのブログです。

・山本兼一

5 7月

弾正の鷹

弾正の鷹  山本兼一

内容は、織田信長にまつわる、いや信長を狙う人の短編集。

時は信長が石山本願寺を狙っている時や浅井・浅倉と戦いに備えている時。
それぞれの人が信長を狙う。

面白いといえば面白いけど・・・ね。
火天の城ででてきた人たちもいて懐かしかった。

女が全て関わるんだけど、それはイマイチかな。

印象的だったのが、この題になっている弾正の鷹

鷹を使って信長を殺そうとする女。
鷹使いになるまでの話がかなり恐ろしい。

鷹だって、すぐに人を襲えるわけではなく生身の人間を襲う練習をするんだけど
これはよく考えると恐ろしいよね。
人を拾ってきて鷹に襲わせる練習を繰り返す。
のどを掻き切って啄ばむ。
う〜ん怖い。
最終的には女は信長の側目になり、(松永)弾正を鷹で殺したんだけどね。
(調べてみると史実ではなかったです)

歴史ものはやっぱり好きです。
26 6月

千両花嫁

千両花嫁  山本兼一

内容は、時は幕末。道具屋の娘ゆづは店の真之介と駆け落ちする。 お嬢さんだったゆづが嫁になった真之介。
もちろんゆづの親は大反対。結婚相手も決まっていただけに猛反対し、条件にだした千両も受け取らない。
そのゆづと真之介の新婚夫婦の話。

歴史上の幕末の人物が出てきて面白い

武市さんに、坂本龍馬・勝先生に、高杉晋作に新撰組
新撰組も芹沢さんがいたころだからまだまだ始めの方だし
武市さんもでるからやっぱり幕末の初期だよね。

真之介の人相による性格占いらしきものも想像できてかなり面白い。
またゆづの性格も強くて好き。
また二人がかなりの勝負師。

さくさく読めて、歴史と合わさって好みでした。

ラストはゆづの親から許しを得るけどそれがまたいい。

男もしっかりと目利きしなくては!と思いました(笑)
9 8月

火天の城4

火天の城 山本兼一

内容は、安土城築城の話。 織田信長に仕えた大工さんが主人公

なかなか読み応えがあり面白かった。
すごいお城だったということは、よく知られているけど
やはりかなりの苦労があって建てられた城だった。

息子を切腹させるかどうかの場面はジーンときた。
また、ラストの本能寺の変。
そして安土城が焼ける・・・

こだわりの木にこだわりの石。
細部にまでこだわった信長。

読んでよかった。

火天の城

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価格:620円(税込、送料別)

24 1月

利休にたずねよ5

利休にたずねよ  山本兼一

内容は、千利休の切腹の理由やそれまでの出来事。そして利休という人物について。

すっごく面白かった。
これは事実なのか? フィクションなのか?
そんなことはどちらでもいいような・・面白い作品。
利休については秀吉に見出された茶道の達人。というぐらいしか
わかんなくって、なにが理由かわからないまま切腹させられた記憶しかなかった。
利休の美的センスは抜群だったんだろうな・・
私にはまったくわからないけど、センスというか感覚の問題で
それは生まれながらに得たものだろうと思われた。
みんなが同じようにすばらしい目をもつ人物として
描かれているが、表現がよくそのすごさがしっかりと
あらわされていた。

それでも男と女は切って離せないんだな〜と。
やっぱり美というものは、女性によってそなわっているんだなと思った。
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