2017年05月27日

若い子は同じ顔?

諏訪八ツ富士

先日飛行機から撮影した映像です。全般にかすんでいますが,奥に富士山,左側に八ヶ岳,富士山の手前には諏訪湖が写っています。これらはそれぞれがまとまっていて,認知しやすくなっています。

一方,北アルプスなど,山が連なっていると,槍ヶ岳のように特徴がない限りは,なかなかどの山が何という名前か分かりにくいです。

今どきの若い子はどの子も同じ顔に見えるというときと同じようなことがあるのでしょう。

要は,識別するときの視点が少なくて分化していないために,似た特徴があると混同してしまうのです。

赤ちゃんが捉える世界は発達とともに分化して,どんどんいろんなものを区別できるようになります。それと同じように,大人になっても,関心を持って繰り返し見ていると,識別するための視点あるいはポイントが徐々に増えてきて,区別できるものが増えてくるのだと思います。

山の形は,一つ一つ覚えないと区別できるようにならないものと思っていましたが,実は,多くの山を見て区別することを繰り返していると,初めて見る山も,〇〇山とこのへんが少し違う,などと捉えられるようになりますから,早く覚えられるようになるように思います。

frrev at 22:30|PermalinkComments(0)TrackBack(0) エッセイ向き? 

2017年05月26日

ヒトの優位性

富士山中腹

富士山のアップです。

大船観音胸元

大船観音のアップです。

過去に撮った写真を見ていて,全然別物なのに似ていることを発見し,少し興奮しました。

ヒトは,こんなつまらないことに興奮するのです。

人工知能で似た画像を検索すると,これらが瞬時に,当たり前のように,何の感動もなく現れるのでしょう。

発見することに喜びや興奮を感じることができること,しかもその興奮を他の個体と共有することができることにヒトの優位性があります。

・・・それがどうした・・・。

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2017年05月25日

御嶽山の裏表

御嶽山from空2017may

先週末飛行機から撮影した御嶽山です。拡大すると,今でも噴火しているのが分かります。下の写真の裏側から写したものです。

御嶽山from美ヶ原高原2014sep

多くの犠牲者が出た噴火後間もない時期に美ヶ原高原から撮影した御嶽山です。

二つの写真が同じ御嶽山であることは,一つ一つピークや稜線を確認してようやく分かります。これを直観的に分かることが難しいのが普通の人の脳ですが,これが難なく同じものと分かる脳の持ち主もいるのでしょうか。・・・いるかもしれません。

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2017年05月24日

アンダーマイニング効果

文科省はどうかわかりませんが,多くの省庁においては,いまだに表彰によって仕事への意欲を高めさせようとする誤った制度がはびこっています。

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一般には「意欲・やる気」と言われる「動機づけ」には、報酬や罰などの「外発的動
機づけ」と、好奇心や関心などの「内発的動機づけ」の 2 種類があります。これまで、
勉強や仕事の場面でいかに内発的動機づけが重要であるかが指摘されており、実際に、
内発的動機づけは、勉強の成績や仕事の成果などにプラスに働くことが多くの研究で示
されてきました。しかし、自らの好奇心(内発的動機づけ)によってせっかく続いてい
た勉強に対するやる気が、勉強の成績に応じたお小遣い(外発的動機づけ)が与えられ
るようになった場合に、勉強の意欲が高まるどころか、むしろ、下がってしまうという
ことも分かっています。このような現象は「アンダーマイニング効果」と呼ばれます。
このように、心理学の研究では、内発的動機づけの重要性と同時に、外発的動機づけ
の弊害が明らかとなっています。それにもかかわらず、他の例としても、仕事の場面で、
成果に対して、ボーナスや昇進などの報酬を与えるなど、私たちの社会では、言わば、
心理学の研究で明らかとなったことが活かされていないと言えます。
>>>(報酬の効果に関する世間の誤解は根深い

表彰制度を廃止し,より効果的に内発的動機付けを高める方法について検討することによって,税金の無駄遣いが少なくなるのではないかと思います。

上から目線の人たちは,表彰は努力に対するねぎらいであると主張するのかもしれませんが・・・。

frrev at 22:32|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 報酬系研究 

2017年05月23日

ヒトの限界

御嶽山〜富士山

飛行機の小さな窓から見た景色です。手前の雪山が御嶽山,先の雪を頂いた山脈が中央アルプス,その先の雪の山脈が南アルプスです。さらにその先には,富士山も見えています。この左側には,八ヶ岳が見てえてきます。

話は変わります。このブログで,5月13日に取り上げた話題に関係するお話です。

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ウォルドマンさんは流行の「マイクロドージング」で気分が一新されたと話した。マイクロドージングとは、LSDやサイロシビン含有マッシュルームといった幻覚剤を、ほぼ感知できないほど微量だけ摂取することだが、違法かつ潜在的な危険がある。

■仕事の能率向上や抑うつ対処で人気に

 マイクロドージングの目的は幻覚を起こすことではなく、仕事の能率と創造性を高めること、あるいはウォルドマンさんのように気分障害を含めたさまざまな病気に対処することだ。「1日目から気分は良くなりました」とウォルドマンさん。「うつが消えていって…驚きです」

 彼女は希釈しなかった場合の約10分の1の量、1日当たりおよそ10マイクログラムのLSD摂取で人間関係が改善し、仕事の能力も向上したと言う。

 マイクロドージングの使用は近年、薬物愛好家らではない人々、特にキャリア向上を目指すカリフォルニアのシリコンバレー(Silicon Valley)の若き専門職たちの間で勢いを増している。
>>>(幻覚剤の少量摂取、米国で広まる「マイクロドージング」

薬物への関心が高まる背景にあるのは,ヒトの限界への直面や,閉塞感があるのでしょうか。将棋においても,すでに人は電脳に勝てなくなってきています。この限界を打ち破りたいという潜在的なニーズが高まりつつあるのかもしれません。

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2017年05月22日

なにこれ2

北アルプス20170521

昨日,飛行機が北アルプス上空を飛行中に,窓から真下に近い角度を撮影し,その映像を拡大してトリミングしたのが上の映像です。穂高や槍の辺りはまだ真っ白なので,それらよりもう少し標高の低いところであろうと思われます。雪解けが進み,だんだん山の地肌が見えてくる一瞬をとらえているような,不思議な世界がそこにありました。

雪形が見える時期の山であるという先入観を持って見ていたので,どこにでもありそうな景色であるように思って撮影しましたが,拡大したとき,まるで木の葉の葉脈を思わせるような映像がそこにあって驚きました。山麓からでは,角度が違うため,このような映像を捉えることは難しいのかもしれません。

一昨日とは異なる「なにこれ!」がありました。認知的な混乱を生じたことに関しては同じです。

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2017年05月21日

フクダサザエ

ふぐたサザエではなく,ふくだサザエです。

サザエには学名がなかったことがごく最近明らかになり,そのことに気付いた学者が自分の名前を学名に織り込んだそうです。正式にはもっと長い名前ですが,それは割愛します。

サザエに学名がないはずがないという思い込みが背景にあります。

どうやって思い込みから自由になれたのでしょうか?

frrev at 09:36|PermalinkComments(0)TrackBack(0) エッセイ向き? 

2017年05月19日

なにこれ

あぶらそば

あぶらそばチャー丼セットだそうです。

おなじみの材料を使って作っているようですが,食べたことのない味です。

新奇なものを食べると,どう表現したらよいのかわからず,頭が混乱してしまいます。

おいしい?まずい?それすら??で,ひたすら食べます。

そのうちに,だんだんと味覚に関する情報が整理されてきて,特段うまくはないとの結論に至りました。

食事は,頭でしていることを実感しました。

frrev at 13:03|PermalinkComments(0)TrackBack(0) エッセイ向き? 

2017年05月18日

うつと海馬神経新生

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動物の脳の海馬には、神経幹細胞が存在し、新しい神経細胞(ニューロン)がたえず生まれています。この現象を、海馬の「神経新生」といいます。そして、うつ病の治療メカニズムには、海馬の新生ニューロンが必要であることが知られています。研究グループは、運動がもたらすうつ病の予防改善効果や、海馬の新生ニューロン増加にセロトニン3型受容体が必須であることを明らかにしており、今回は海馬の神経新生やうつ行動との関連についてより詳しく解析しました。
その結果、セロトニン3型受容体が、IGF-1(インスリン様成長因子-1)促進することを発見。これは、海馬の新生ニューロンを増やし、抗うつ効果をもたらすことも明らかにしました。
このメカニズムは、SSRIを投与した際には見られない現象で、従来の抗うつ作用とは異なる、新しいうつ病の治療メカニズムになることから、近藤准教授は「SSRIが効かない難治性うつ病の患者さんに対する、新たな治療薬の開発に役立つ可能性が期待されます」としています。
>>>(ここ

うつの治療については,SSRIが新しい薬として登場しましたが,それではよくならないケースもあるようです。新たな治療法と関係しているのが海馬の神経新生です。体内の伝達物質のバランスを調整する薬は速効性がありますが,それが効かない場合もあります。海馬の神経新生に作用する薬が解発されていますが,効果が現れるのに時間がかかるそうです。

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現在,うつ病の治療薬はセロトニンやノルアドレナリンといったモノアミンを増加させる薬剤が中心として用いられているが,脳内の細胞外モノアミン濃度は抗うつ薬の投与数時間後には増加するのに対し,臨床における治療効果発現までには数週間の慢性投与が必要とされることもあり,抗うつ薬の治療発現メカニズムは未だ明らかとされていない.近年,成熟期の脳においても海馬歯状回といった特定領域において,神経幹・前駆細胞が存在し,神経細胞が新生されることが明らかにされている.この海馬における神経新生は,うつ病発症の危険因子とされるストレスによって抑制され,逆に抗うつ薬を慢性投与することによって促進される.さらに,海馬神経新生を阻害すると,行動薬理評価モデルにおける抗うつ薬の作用が消失するなどの報告から,抗うつ薬による治療メカニズムの新しい仮説として海馬の神経新生促進仮説が提唱され,注目を集めている.
>>>(うつ病と海馬神経新生

frrev at 21:31|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 横目で脳科学 

2017年05月17日

飲酒量を減らすためのナッジ

飲酒量を減らすための方法について考えています。

「ベルトをきつめに締めておく」という方法はありかもしれません。

直接飲酒量をコントロールすることを狙っておらず,したがって,酒を我慢しているということを意識しないところがミソです。

どちらかといえば,食べ過ぎを抑制するところに狙いがあるように思えます。飲酒が食欲を増進させるので,過剰に食べてしまうことを抑えるためにベルトをきつめにしておくのです。

こうすることで,食べる量を抑制すれば,結果的に飲酒量も抑制されることになるのではないでしょうか。

飲酒量を減らすのみならず,食べ過ぎも抑制して,メタボリックシンドロームも軽減されることが期待されます。

食べたりない分,間食が増えて,メタボ予防の効果がないという人も出てくるでしょうが,飲酒量は減るでしょう。

飲酒量を減らしたいと思っておいでの方,実際にやってみて,感想など教えてください。

frrev at 22:23|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 経済 

2017年05月16日

精度の問題

中津川沿い

2件の出張を同じ日の午前と午後に入れて,昼休みに時間があったので散歩しました。

明日も出張です。今日よりもう少し遠い,初めて行くところです。駅から2キロ程度ありますが,迎えを断って,自力で歩いていくことにしました。ランチできるかどうか若干不安がありますが,どうにかなるでしょう。仕事の支障とならないよう注意する必要があります。

困ったときのスマホ頼み

大陸のようなスケールでは,GPSの精度は粗くても支障ありませんが,街中では誤差が気になります。アメリカや中国と日本との違い,日本人の濃やかさは,ささいとも思える誤差が気になるところにあるのかもしれません。

frrev at 22:34|PermalinkComments(0)TrackBack(0) エッセイ向き? 

2017年05月15日

クリスパー・キャス9


DNAの特定の配列のところを切るハサミといえば,制限酵素であるということを,ずっと前にバイオテクノロジー関係の勉強をしていて見た記憶があります。当時は,同じ配列であれば,あちこち切りまくってしまうので,扱いづらい面があるようなことが言われていたかもしれません。

今や,クリスパー・キャス9という切れ味の良いハサミを使えば,比較的容易にゲノム編集ができるようになっているそうです。このハサミを使って年間1000を超える研究論文が書かれています。

しかも,応用は医学にとどまらず,畜産,水産,農業,果てはエネルギーまで,およそ生物を扱うすべての分野に及びます。精神科領域でも,精神に作用する物質の体内合成を調節する機能を高めて,治療につなげられるようになるかもしれません。

しかし,裏を返せば,簡単に悪用することもできるということです。科学技術のそれほど発達していない「ならず者国家」において,生物関連の兵器がつくられるかもしれません。また,良かれと思ってやったことが,生態系を歪め,環境破壊を起こすことになるのも,遠いことではないような気がします。

原子核と細胞核という二つの核の操作は,人類を滅亡へと導く危険をはらんでいます。

frrev at 22:22|PermalinkComments(0)TrackBack(0) エッセイ向き? 

2017年05月14日

逸脱


10年ほど前に鎌倉で撮った動画です。じゃれているネコの左側に,それを見ている黒ネコがいます。当時は若かったこのネコ,10年経った今,どうしているでしょうか。

「じゃれる」というのは,その行為自体は捕食など,生きるために必須の行為ではないけれども,そうした行為によるシミュレーションが将来の捕食に役立つものと考えられているようです。

じゃれるとか遊びといったすぐに役に立たない行為は「逸脱」と言えるかもしれません。逸脱は,その種がその環境において適応する上では「逸脱」かもしれませんが,環境が変わったときには,それが適応する上で必要不可欠のものとなる可能性があります。

種を進化させる上で,逸脱は不可欠な特性かもしれません。

frrev at 21:53|PermalinkComments(0)TrackBack(0) エッセイ向き? 

2017年05月13日

薬物乱用流行の兆し?

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ドイツのボン大学とイスラエルのヘブライ大学の研究チームは、大麻の有効成分の一つ、THC(テトラヒドロカンナビノール(英: Tetrahydrocannabinol; 略: THC, Δ9-THC)はカンナビノイドの一種。多幸感を覚えるなどの作用がある向精神薬。大麻樹脂に数パーセント含まれ、大麻(マリファナ)の主な有効成分である。ここだけWikipediaから)の少量かつ定期的な摂取は、脳機能の経年的劣化を防ぐ働きがあることを突き止めた。

今回の研究結果は5月7日、生物医学ジャーナルの「Nature Medicine」のサイト上で公開された。論文では若いマウスはTHCの影響下でパフォーマンスが低下するが、成熟したマウスは逆にパフォーマンスを向上させ、THCを摂取しなかったマウスよりも好成績を挙げることが明かされた。
>>>(大麻に「脳の若返り効果」 英紙ガーディアンらが報道

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LSD、ケタミン(麻酔薬)、シロシビン(マジックマッシュルームに含有される成分)といった幻覚剤を摂取した被験者の脳に活発な活動が見られることが、英ロンドン大学とサセックス大学の研究で明らかになった。英高級紙「The Guardian」(4月19日付)が報じている。
>>>(LSDが「高次の意識状態」を生み出していることが脳科学で判明! “無我の境地”と関連も!?

大麻やLSDなどの薬物について,研究者が立て続けに否定的でない側面を公表しています。引用の全文を読めば,慎重な処方が不可欠であることも書かれていますが,乱用する人は都合の良いところしか読みません。

薬は,用量用法を間違えれば毒になるということを改めて認識する必要があります。

frrev at 20:58|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 報酬系研究 | 用語

2017年05月12日

福島の米を売る

福島の米が風評被害で値下がりしているそうです。

それならば,汚染されているリスクが高い地域の米であることを,あえて明記してはいかがでしょうか。

国産米と表記したり,ブレンド米として正体を隠したりするような姑息な手段を使うことで,いっそう不信感が増すことになります。

ここは,リスクが高い地域であることを隠さず,あえて主張することで,逆に安全性についての安心感が得られるのではないかと思います。値段を下げる必要もありません。

他の地域の米は福島の米より安全なのでしょうか。汚染は原発に限るものではありません。福島の米ほど安全性について徹底した検査を受けている米はないので,値段は高くて当然です。

徹底検査米として,他の地域の米と差別化を図っていくことも可能でしょう。

同じように徹底的に検査をするといっても,福島以外の地域だと,福島ほど徹底しないような気がしませんか。

こうして福島ブランドが誕生するのです。

frrev at 21:45|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 経済 | 逆手に取る