2010年02月15日
脱感作を超えて2
ダウンヒルの選手が,レース中のミスで九死に一生を得る体験をし,そのトラウマティックな恐怖を乗り越えて,最高のタイムを出すという例を取り上げ,トラウマへの対処方法は,脱感作だけではないのではないか,ということを一昨日取り上げました。
事故後の滑降で最高のタイムを出しているとき,その選手の扁桃体は激しく活動します。つまり,強い恐怖を体験しているのです。
強い恐怖は,それだけであれば,スキーの操作に影響はありません。恐怖によって,危険を避け,スキーをやめさせる方向への指令が出ることによって,運動に混乱が起こり,バランスを崩したり,ミスしたりすることになるのです。
激しい扁桃体の活動は,通常は,それを鎮める方向で,他の脳部位の活動を促します。しかし,恐怖を克服するというとき,扁桃体の過剰な活動は,次なる合理的な方向での対処方法を求めます。
斜面を最高速で滑り降りるという目的のために,脳は最適化されています。その状態の脳が,行き場を求めてさまようエネルギーを見つけると,必要性の高い部位がそのエネルギーを獲得することができるのです。
距離や動きの認知に関する部位において,エネルギーを得ると,その処理能力が向上して,ハイスピードカメラで見るかのように,状況を把握することができるようになり,より効率の良いコース取りができるようになるのではないか,といったことを考えてみました。
脳を極限状態に置くことによって,トラウマを昇華させることができる可能性が高まるということだと思います。
トラウマのフラッシュバックに襲われたとき,たとえば,単純加算であるクレペリン検査に真剣に取り組み,作業量が著しく増えるというようなことになると,これは,脱感作を超えた対処方法になる可能性がありますが,現実はそれほど単純なものではないでしょう。
事故後の滑降で最高のタイムを出しているとき,その選手の扁桃体は激しく活動します。つまり,強い恐怖を体験しているのです。
強い恐怖は,それだけであれば,スキーの操作に影響はありません。恐怖によって,危険を避け,スキーをやめさせる方向への指令が出ることによって,運動に混乱が起こり,バランスを崩したり,ミスしたりすることになるのです。
激しい扁桃体の活動は,通常は,それを鎮める方向で,他の脳部位の活動を促します。しかし,恐怖を克服するというとき,扁桃体の過剰な活動は,次なる合理的な方向での対処方法を求めます。
斜面を最高速で滑り降りるという目的のために,脳は最適化されています。その状態の脳が,行き場を求めてさまようエネルギーを見つけると,必要性の高い部位がそのエネルギーを獲得することができるのです。
距離や動きの認知に関する部位において,エネルギーを得ると,その処理能力が向上して,ハイスピードカメラで見るかのように,状況を把握することができるようになり,より効率の良いコース取りができるようになるのではないか,といったことを考えてみました。
脳を極限状態に置くことによって,トラウマを昇華させることができる可能性が高まるということだと思います。
トラウマのフラッシュバックに襲われたとき,たとえば,単純加算であるクレペリン検査に真剣に取り組み,作業量が著しく増えるというようなことになると,これは,脱感作を超えた対処方法になる可能性がありますが,現実はそれほど単純なものではないでしょう。
