2008年10月

2008年10月31日

山科けいすけ氏が出てきたのは
たしか、ヤンジャンだったと記憶しています。

「カットビハート」という四コマでした。

当時、感覚がすごく新しかったのを驚きました。

この人の書く登場人物には、ヒトクセもフタクセもあります。

今は、ビッグコミックで連載十八年目に突入した
「C級サラリーマン講座」がメインのようです。

ご自身がサラリーマン体験がなさそうなのに
これだけ、サラリーマン社会を
おちょくった作品が描けるというのは
やはり才能なのでしょう。

何人かの個性あふれる「課長」達を中心に
最初に読むとき、毎回、爆笑してしまうネタが
5つはあります。

で、少し立って読み直してみると

「あ、なるほど」と、ニヤリ。

そんなネタが、さらにちりばめられています。

ギャグマンガで、読み直しができるというのは
なかなかないと思うのですがいかがでしょう?


四コマも、ギャグマンガも、作者を疲弊させます。

その四コマ、それもギャグ漫画を
これだけ長く書き続けられるのは
スゴイの一言です。

小林まこと氏も、ギャグ漫画家として第一線に長くいましたが
なんだか、途中で壊れてしまいましたしね。

それに正直言って、小林氏は「東大一直線」連載の頃が
絶頂だった気がします。

おっと、いつものようにリンクをつくろうと思ったら
最新刊の「右顧左眄 編」は、イメージ写真がないので
こちらを紹介させていただきます。







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コミック | 読書

2008年10月30日

このところ、秦という古代中国の王朝について
マニアックに調べております。

その過程で、引っかかったのが

キングダム

「秦という国が中国を統一した」という基本線は
どうやら守ろうとしているようですが
あとは、登場人物や設定はむちゃくちゃです。
歴史にない人物もバンバン出てきますが
でも、なかなかに面白いです。

特に、王騎と呼ばれる「将軍」の描き方が

ケレンミたっぷりで
本来の主人公をしばしば食って、と言うより
私の中では、この人が最注目人物になってます。

一気に11巻まで買ってしまいました。
いわば「大人買い」ってやつですよね。

歴史物がお嫌いでも一読の価値があるかもしれません。

この後の闘いの描き方次第では
けっこう、後に残る作品になりそうです。






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コミック | 読書

2008年10月28日

昨日ご紹介しました

「漱石、ジャムを舐める」ですが

この著者が面白いんです。
大学教授でもなければ、
どこぞのフリーライターでもありません。

なんと「定年退職した普通のおじさん」なんです。

いやあ、すごい。
素人さんが、丁寧に調べるとここまでのことができる!

プロだと、どうしても「ここまで」という
良くも悪くも「見切り感」が出るんですが
素人は、そうではありません。

本文は、少々、話題が飛びすぎる部分もありますが
ホント、丹念に、話題を拾っています。

本書の中には研究者も知らなかった
新発見などもあり
まさに究極の素人本です。

こういうのは、むしろ、大学の先生なんかより
「物好き」の方が、向いているのかもしれません。

明治期の作品を書くなら、巻末の年表も役に立ちます。

その上、何を思ったのか各種の電気料金表から
食べ物の値段まで、時代ごとの表がついています。

いやあ、明治から大正あたりを舞台の小説を書くなら
この本は便利でしょうねえ。




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世間 | 更新

2008年10月27日

ある、胃潰瘍患者の病院食に関するメモ。
6月18日 午飯(ひるめし)牛乳、卵、刺身。米飯3杯。
6月23日 朝のパンと午(飯)の刺身に窮(きゅう)す。
9月25日 午飯に鯛の刺身四切れ(中略)
      ソーダビスケットに水を塗り食塩をつけて
      炙(あぶ)りたるを食ふ。

いやあ、刺身ですよ、刺身 (^^;)

それに、胃潰瘍患者が、ご飯を三杯も食べては……

といっても、これ、明治四十三年の長与胃腸病院のこと。
入院患者の名前は「夏目漱石」。

漱石は、胃が悪いワリには
脂っこいものを好み、甘いものも大好きだったそうですね。

卵は、夏目家の食卓には欠かせないものらしく
卵屋への支払いは、大正三年の12月が7円13銭。
今に直すと、だいたい、7〜8千円と言うところでしょう。

で、今日ご紹介する本は
「漱石、ジャムを舐める」です、

この本は、漱石に絡めて
明治期の「食」を丁寧に調べて書いてあります。

ただ、面白いのは、中身もさることながら、その著者です。

と、気を引いたところで、続きは、明日。

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世間 | 読書

2008年10月26日

アメリカなんかだと
合理的に、キャフェテリアにして
てんこ盛りのポテトやらフライやらを好きに盛り
おまけに飲み物は、炭酸飲料の自動販売機がある。
学校によっては、でかでかとした広告を
キャフェテリアに出す代わりに「飲み放題」にしているとか。

農務省が「牛乳を飲みましょう」の
キャンペーンなんかをしたって、誰も見向きもしません。
一部のベジ(ベジタリアン)くらいなものでしょうね。

あ、アメリカなどの「ベジ」には
いろいろな、タイプがあり
卵、牛乳製品まで摂らない完全ベジから
魚までOK(おいおい、ですね)のベジまで
「あり」なんだそうです。

で、まあキャンペーンなども奏効して
牛乳を飲む子どももだんだん増えてきたようですが
昔日本にあった「ミルメーク」を
数段、くどく、極甘にしたようなモノを入れないと
絶対に飲まないとか……

こうなってくると、給食が子どもの敵になってしまいます。

日本では、給食センター方式が
あちこちで、だんだん普及してきましたが
やはり味の点では、自校方式に敵いません。

でも、現在の「日本」の学校給食は
美味しいらしいですよ。
私も、ちょっと食べてみたい感じがします。



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世間 

2008年10月25日

先日、NHKで、今の小学校の給食事情を
特集していました。

すごいですよ〜
まず、製造過程では、ここまで厳密なのかと。
野菜や肉を切るまな板や包丁がが分けられているのは
O157以来、当然のことですが
職員の動く動線そのものが
下ごしらえ系と、煮炊きのゾーンとが
交わらない用に計算されています。

そして「対アレルギーメニュー」の多さ。
(除去食といわれるヤツですよね)

単に、アレルギーと言っても千差万別。
その全てに対応しているんです。

その時は、ハンバーグがメインですが
肉アレルギーの子に「だけ」
「豆腐ハンバーグ」を作ってる。
その他、柑橘系のアレルギーの子には
「オレンジ」のデザートの代わりに
一人分だけ、リンゴを剥き
牛乳アレルギーの子には麦茶を入れています。
えっと、忘れてしまいましたが
確か、牛乳分のカルシウムとタンパク質を補う
工夫もされていたように思います。

そばアレルギーの子なら、鍋が専用のもので
下ごしらえ段階から、他と絶対に交わらない。

ここまでやると
「いったいコストはどれだけ掛かるんだよ」
と思わざるを得ません。

たぶん、普通の家庭では、
絶対にできないレベルだと思います。



fsatosi at 19:17コメント(2)トラックバック(0) 
世間 

2008年10月24日

一日空いてしまいましたが
給食の話題を続けます。

給食には世代間ぎゃぷがあるそうです。

ま、脱脂粉乳世代は、給食に良い思い出がありません。
次の、米飯給食以前、以後、が、次の二世代です。
このあたりは「給食センター」方式の給食が
異様にまずいという刷り込みがあるのも特徴です。

確かに、当時は
センター方式は調理方式が未整備だし
配送方法が、熱いものを冷まし
冷たいものを、生ぬるくする

という最悪の方法でしたので
無理もないかもしれません。

ちなみに、米飯給食「開始以前派」の時代には、
学校にストーブがあり
そこで、パンを焼いたり、瓶の牛乳を温めたりしました。
現在は、都市部を中心にして
ファンヒーター化している学校が多く
これもまた、懐かしい風景になってしまったようです。

このあたりまでは、ワリと躾が厳しく
たいていの先生は給食を残すことを許しません。
へたをすると昼休みまでかけて食べさせたりします。

で、その次が、ランチルーム世代
急激な子ども人口の減少が始まった後のため
あちこちに「ランチルーム」が作られました。

で、この世代に微妙に被るのが
「アレルギー対策世代」
食物アレルギーのある子が激増して
「残さず食べる」から「無理なく食べる」に
シフトしています。
したがって、カフェテリア方式の給食まで出されるように
なってきています。

あ、そうそう、92年に埼玉県の某町で
「学校給食廃止」を撃ち出した町長がいました。
かなり大きな騒動になったあげく
廃止撤回になったのは、現在の学校給食の
ポジションなのかもしれませんね。

同時期に、北海道では
そばアレルギーの子が給食に出されたそばで
お亡くなりになる事件がありました。
これ以後、急速に
「無理せず食べる」方式が広がっています。


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世間 

2008年10月22日

なんでも、給食のパンを喉につまらせて
お亡くなりになったお子さんが……

ま、ご両親の怒りというものは、
「恨む対象」という逃げ場所を必要としますから
学校で早食い競争があったの無かったの、
という話になるのは、ワリとわかります。

ただ「競争があったから」と思ってみても
子どもが戻ってくるわけもなく
唇寒し、となる気がします。

マスコミも、関係者も、くれぐれもそっとしてほしいです。

ただ、人ごとじゃないんですよねえ。

古川も、完全に、給食世代に入っておりまして
懐かしの揚げパンやら、ソフト麺、カレーシチュー
はたまた「四角いマーガリン」なんてものが
妙に懐かしかったりします。

早食い競争…… ありましたよね。
多分、どこでも。

男の子なら

「牛乳一気のみをしたことがない」

なんてヒトがいたら、
きっと友だちがいなかったのでは?
なんて、余計な心配をしてしまうくらいです。

多分私くらいの世代だと
給食の思い出で、よくあるのが
ちょっと太ってて、食べ物に好き嫌いがある子が
昼休み中残されて、一生懸命、牛乳飲まされたりして。
で、あだなが「ブーちゃん」なんてなってたりする。

今考えると、ずいぶんヒドイ仕打ちです(^_^;)

給食の話題で明日も続きます。


fsatosi at 20:53コメント(0)トラックバック(0) 
世間 

2008年10月21日

なんで、アメリカの低所得者向けの住宅ローンが市場が破綻すると
あちらこちらの国が金融危機に見舞われ、
リーマンのような巨大証券がつぶれてしまうのか。

テレビでいくら解説を聞いても、
その大本の所は理解できない気がするんです。

これだったら「ユダヤの陰謀が」「死海文章が」
なんて陰謀論の話にしてしまった方が

まだ「理解」できる気がする「サブプライム問題」です。

で、今回は「金融Vs銀行」という本を読んでみたのですが、ま
あ、著者は、はっきり言って金融関係者だけに、擁護論がメインです。

今回の「サブプライム問題」も、
リスクの分散化を図るというリスクヘッジの手段が、

いつの間にか、あらたなリスクの集中を生んでしまった

(おいおい…… )
と言うことらしいんです。

この本を読んで意外だったのが、
日本は商品先物などの「発祥地」と呼んでも良いらしいんですよ。

大阪のどう島がコメの取引価格を平準化するために
大阪の堂島が開発したモデルを、
米国の穀物集荷市場であるシカゴが
19世紀に応用して作り上げた技術なんですね。

まあ、米国だけに米穀市場がお得意で、
なんてギャグにもなりやぁしませんが、
上に書いたことは、本書の26ページにあることそのままです。

ただ、冷静に読むと、少々おかしい部分があります。
こういう「技術」って、絶対に

「平準化するため」

ではなくて「自分が儲けるため」に開発するんじゃないかな
ってこなのですが、いかがでしょう?

それが、たまたま「平準化」されることになるっていうのなら
よくわかるんですけどねえ。

まあ、一事が万事でして。

金融がわからないと国家というものもわからないってことで
国家にとっては金融が、足かせにも、秘密兵器にもなり得る

ってことを言いたいのかなあと。
私のように「金融」なんて言葉は
「え?預金に利息、今どのくらい付くの」
なんてレベルの人間にとっては、理解が難しいです。

せいぜい、頭の良い方には、世界を壊さないようにお願いしたいですね。




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世間 | 読書

2008年10月14日

別に、首都大学東京(旧都立大)のことではありません。

これ「ひがし きょうと 大学」です。

「なんでそんなにわぎらわしいことを」

と言う無かれ。
この本は、中編が3つ収められていて
それぞれがクセのある作品です。
表題作「東京都大学の人びと」は
カンニングを正面から扱った実に珍しい作品です。
特に、不正を摘発することに血道上げる
助教授の右田が宿敵になる後半は秀逸。
往年の「週刊少年ジャンプ」連載の
アストロ球団か、リンかけを彷彿する
熱いけれど、むなしい闘いが面白い。

期末に向けて、
「必ずカンニングをする」と宣言する
主人公と、右田の「勝負」
もちろん、試験管は右田です。

さてさて、どのような勝負が繰り広げられるかは
ご覧ください。

なお、収録されている
「木村家の人びと」は、映画化されております。
その小銭にこだわる一家の話は
なかなか、考えさせるものがあります。
たとえば、老人会を使った新聞配達とか、
おばあちゃんに「お袋の味」を提供してもらって
弁当を届けたりとか。
このあたり、案外「実用的」かもしれませんね。

そう言えば、映画の方では、奥さんが
「モーニングコール」で起こす仕事をしていて
(Hバージョンは、割増料金です)
忙しいから、小学生の娘が代わりにやったら
「大受けした」という、マニアックなネタがありました。
今なら、条例違反で捕まるのかな?
でも、もー娘。あたりも、似たようなものですよね。
などというと嫌みでしょうか……




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