ごぶさたしております。
以前からこのブログでご紹介してきましたが、幕末の「石州口の戦い」をテーマにした行事を明後日22日に行いますので、下記の通り詳細をお知らせします。
「近代日本夜明けの街・宣言」
期日:平成17年7月22日(土)20:00〜
場所:益田川右岸(万福寺前)および左岸(益田市立歴史民俗資料館前)
内容:1.夜明けの街宣言セレモニー(30分間)
2.夜明けの灯点灯(セレモニー後約1時間)
趣旨:幕末から明治へ変わろうとする1866年6月(旧暦)、幕府と長州藩は現在の山口県を取り巻く4ヵ所で激しい戦いを繰り広げました(四境戦争)。そのうちの一つが、ここ益田の地で行われた石州口の戦いです。結果は、一万余(後方部隊を含む)の幕府方に対し、わずか二千ばかりの長州方が圧勝しました。長州方の中には、その約260年前に益田の地を去った後、長州藩の永代家老の重責を担っていた須佐益田氏の隊も含まれています。
今年は石州口の戦いから数えて140年の節目に当たります。現在益田の地に住む私たちは、この戦いの歴史的な意義を考えるとともに、益田が維新胎動の地であったことを永く語り伝えたいと考え、ここに「近代日本夜明けの街」宣言の行事を行います。
主催:グループ「一滴水」
募集:「夜明けの灯」行事では、益田川両岸に200個以上のローソクによる灯りをともします。皆様のご参加をお待ちしています。
1口100円(メッセージ用紙に記入いただきますと、会場のボードに掲示します)
申し込み先:前日までは益田市立歴史民俗資料館にて
当日は開始直前まで会場にて受け付けます。
問い合わせ:益田市立歴史民俗資料館(0856-23-2635)
NHKの大河ドラマにもなった「花神」の原作者の司馬遼太郎氏は益田のことを「近代日本夜明けの町」と称されました。残念ながら、現在の益田市ではこの戦いがあったことを知らない方がほとんどです。私はかねてから私たち益田市民はこの歴史的な戦いのことをもっとよく知る必要があると思っており、ことある毎に自分なりに話をしてまいりました。ですので、グループ「一滴水」のメンバーに加えていただき、さらに今回のイベントを開催できることを大変感慨深く感じています。このイベントを通して、また今後も継続することにより、市民への周知、全国への情報発信ができたらと考えています。
当日は益田川の新橋(益田小裏)から三宅大橋までの約300mの河岸にローソクを並べます。140年前に長州軍を率いた大村益次郎は現在の民俗資料館辺りから万福寺に陣取る幕府軍に向けて攻撃をしました。この戦いがあったまさにその場所で行事を行うことは大変意義深いと感じています。また夜の益田川にローソクを一斉に点灯することはとても幻想的な、ロマンチックな夜景になると思います。一人でも多くの皆様のご参加をお待ちしています。