2015年01月20日
自分自身への誕生日プレゼント
こんにちは。
すごく個人的なことですが
明日 1月21日は
僕の誕生日です。
といっても 誰が祝ってくれるわけでもなく
プレゼントをもらえるわけでもなく
普通に仕事をして 普通に過ごす1日です。
でもせめて、自分で自分にプレゼント贈ろう・・・・
そう思ったのですが
これといって欲しいものは無く・・・・
そんなわけで 先日の土日
旅に出ました。
目的は4つ。
1つは 雪を観に行くこと。
1つは 思いっきり美味しいものを食べること。
あと2つは また後日・・・・・
東京上野から秋田新幹線に乗り2時間余り
盛岡を過ぎる頃には
車窓は一面の銀世界に変わりました。
荒涼とした景色や 木々の樹氷
雪と氷の光景をただ 心を空っぽにして眺める・・・・・
そんな秋田新幹線の車窓は 本当にお勧めです。
こうして この日最初の目的地
角館(かくのだて)に到着しました・・・・・
秋田県出身の僕ですが
この駅で降りるのは初めてです。
新幹線の駅なのに 改札に人がいない・・・・
そんな牧歌的な風情に ちょっと感動・・・・
駅から歩き始めると 雪がしんしんと降っていて
すれ違う人も無ければ
雪を踏みしめる音以外何も聴こえない。
この日の角館の最高気温は氷点下。
東京仕様の服装の僕は 体の芯から凍えました・・・
今日、この街に来たのは
とあるお店へ行き ランチを食べるためです。
そこは 知る人ぞ知るお店・・・
ランチは 「お任せコース」 のみで、完全予約制。
お値段1万円です。
角館駅から15分ほど歩いた場所に
そのお店はありました。
一人で予約したので ちょっと緊張しました。
小さなお店でしたが とても小奇麗な座敷に通されました。
笑顔の女将さんに
「東京から来られたのですか。秋田は寒いでしょう。
お燗でもつけますか?」
と労って頂き
秋田清酒
福乃友 燗杜氏 をお燗で供して頂きました。
猪口が温めてあり、もうそれだけで感動なのですが
このお酒・・・・ 燗温度も味わいも絶妙で
寒さも吹き飛ぶほど陶酔しました・・・・・
では 至極のお料理をご紹介致します。
こちらの店のお料理は 極力秋田の地の素材を使い
全て完全手作り。
化学調味料は一切使用していないそうです。
※料理の名前はうろ覚えなので参考程度に・・・・
1.きりたんぽのテリーヌ
きりたんぽ、比内地鶏、舞茸、セリを寄せたテリーヌ。
一品目から感動しました。
この一皿で きりたんぽの全てを表現しています。
しかも 信じられないくらい美味しい!
2.帆立貝の湯葉包み揚げ岩塩添え
外はサクサク、中はしっとり。
揚げ物として 完璧な逸品です。
3.秋田産とらフグの炙りと地場レタス林檎ドレッシング。
ある意味 この日一番感動した一皿かもしれません。
こんな美味しいサラダ、食べたことありません。
器も素晴らしい。
4.白い茶碗蒸しズワイ蟹身たっぷり乗せ。
卵の白身のみを使用した繊細な茶碗蒸しに
甘い蟹の身をふんだんに乗せた逸品。
柚子胡椒の風味が絶妙です。
そろそろ体も温まってきたので
冷酒 「雪の茅舎 日本酒ヌーボー」 を頂く。
5.ノドグロの米粉揚げサフランソース。
白身のトロと呼ばれるノドグロ。
サクッとした触感と 崩れるような白身の触感が最高。
史上最高のノドグロ料理と言って過言ではありません。
6.人参のパテ(?)短角牛コンソメジュレ。
人参の甘味を存分に引き出したパテ(?)に
さっぱりしたコンソメのジュレが至高の美味。
この味、凄く気に入りました!
7.秋田錦牛頬肉の赤ワイン煮 野菜添え
箸でほぐれるほど柔らかく煮た牛頬肉と
濃厚ながらさっぱりした赤ワインソースが絶妙。
思わず目をつむり 味わいたくなるほど美味しい!
8.リゾーニ(米の形のパスタ)金目鯛ソース。
生まれて初めて食べたリゾーニ。
茹で具合が絶妙で触感が楽しい。
ペペロンチーノ風でピリッと食欲を刺激する〆の逸品。
9.比内地鶏の卵の焼きプリン/抹茶チョコのパイ
甘いものはあまり得意ではありませんが
このデザートは本当に美味しかったです。
あっさりした甘さが大人の味ですね。
アールグレーと共に最後を飾ってくれました。
一品一品 とても丁寧に料理の説明をして頂き
時にお店の歴史や 角館の魅力で話が弾む。
とても和やかで温かい雰囲気のお店でした。
以上が 1万円のランチ です。
食べ物は食べた瞬間に消えてしまいます。
残るのは一瞬の満足と 味の記憶。
でも時に そんな無駄
いや無駄ではなく
記念日があってもいいのではと思います。
誰もいない雪道を歩く。
雪の枝垂桜を見て 春を思う。
みちのくの小京都
角館の武家屋敷に静けさを知る。
東京から3時間で行ける別世界。
自分への最高の誕生日プレゼントになりました。
まあでも、
来年は誰かと一緒に来たいものです・・・・・
(余談ですが・・・)
僕の誕生日 1月21日は
キリスト教では
聖アグネス(セント・アグネス)の日です。
セント・アグネスは純潔の守護聖人で
1月20日の夜(セント・アグネスの日の前夜)は
セント・アグネス・イブと呼びます。
この夜に女性が夕食を食べずに眠ると
夢で未来の夫となる人に会えるそうです。
知っている人は
ほとんどいないと思いますが・・・
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この記事へのコメント
1. Posted by ふろりん 2015年01月21日 16:38
Fサポさん、こんにちは。
お誕生日おめでとうございます(^∇^)
我が家流のお祝いだと「産まれてきてくれてありがとう!」ですね。
夫の誕生日にそう言っていたら夫も言うようになりました。
夫が私の誕生日に母に花を贈っていた事を最近知って驚き、とても嬉しかったです。お義母さまは他界されているので直接お礼が言えないのが残念です。
Fサポさんにとって健やかで実り多い一年でありますように(^-^)
お誕生日おめでとうございます(^∇^)
我が家流のお祝いだと「産まれてきてくれてありがとう!」ですね。
夫の誕生日にそう言っていたら夫も言うようになりました。
夫が私の誕生日に母に花を贈っていた事を最近知って驚き、とても嬉しかったです。お義母さまは他界されているので直接お礼が言えないのが残念です。
Fサポさんにとって健やかで実り多い一年でありますように(^-^)
2. Posted by Fサポ 2015年01月21日 23:10
>ふろりんさん、こんにちは。
誕生日に母親に感謝をささげる。
素敵ですね!
この世に生まれてきたこと自体が奇跡で
生きている間に出会う人も奇跡。
これからも
そんな奇跡に感謝して生きて行きたいと思う
誕生日の今日です。
(^_^)