壬生寺の松浦さんに招かれた会の続きは、四条川端の鴨東ビル最上階にある「キエフ」で行われた。街の文化遺産とも言うべきロシア料理のレストランだ。10年ほどはいかないが、それに近いほど久しぶりの訪問だった。 今回は雨の可能性があるということで屋上のビアガーデンではなく個室が用意されていた。巨大な絵画、年季の入ったテーブル。おおお、と思わずにはいられないシックな空間であった。
参加された方のうち数名が、「小さいころに親に連れられてよく来ていた、あぁ懐かしい懐かしい」と念仏のように唱えておられた。聞けば45年前から営業されているとのこと。部屋の感じだけでなくメニューブックそのものも、古き良き時代というラベルが貼ってあるかのようだった。(どこからそう感じているのかは考えてみると不思議なのですが、フォントや行間、写真の風合いなどから判断しているんでしょうね)
今回は偶然にも8名中、お坊さんが3名もおられたことから、仏教の可能性についての様々な話であった。サンフランシスコに10年ほどおられた大行寺の英月和尚さんは、「現地のトップエリートはほとんど座禅を知っていて、ランニングと同じように座禅をしている」とおっしゃっていた。伝聞ではなく実際に現地におられたので確かなのだろう。「キリスト教をただ信じるだけでは問題は解決しないと気づき始めている。自分の中に答えを見つけるという仏教の考えが受けているのは確固たる理由があると思う」とのことだった。どのお坊さんも、今という時代が仏教にとって大きなチャンスであるとの認識だった。アメリカと中東の深刻な対立を解決するウルトラCは、実はアメリカのトップ層を仏教に改修することなんじゃないか、なんて冗談を言ってみたのですが、(詳しくは言えませんが)あながち冗談でもないようで、ある筋では真剣にそのような方策を検討している方もおられるようです。
話の合間にテンポ良く運ばれてくる料理。マリネ、スープ、ボルシチ、カツレツ。小学生でも聞けばわかるクラシックなメニューである。味も素朴なのにしっかりと深くて、美味しい。後口がさっぱりしているのも「今の時代のニーズ」に合わせる工夫が感じられた。スープの味やカツレツの味もビシっと決まっていて、名門の誇りを感じた。サービススタッフがシニアの男性ばかりというのもお店の雰囲気にマッチしていて、安定感があった。
多くの人にとって懐かしい店、というのが今も変わらず元気に営業しているのは何よりホッとする。 興味深い話が聞けた上に料理も良く、にやにやしながら家に帰る。




参加された方のうち数名が、「小さいころに親に連れられてよく来ていた、あぁ懐かしい懐かしい」と念仏のように唱えておられた。聞けば45年前から営業されているとのこと。部屋の感じだけでなくメニューブックそのものも、古き良き時代というラベルが貼ってあるかのようだった。(どこからそう感じているのかは考えてみると不思議なのですが、フォントや行間、写真の風合いなどから判断しているんでしょうね)
今回は偶然にも8名中、お坊さんが3名もおられたことから、仏教の可能性についての様々な話であった。サンフランシスコに10年ほどおられた大行寺の英月和尚さんは、「現地のトップエリートはほとんど座禅を知っていて、ランニングと同じように座禅をしている」とおっしゃっていた。伝聞ではなく実際に現地におられたので確かなのだろう。「キリスト教をただ信じるだけでは問題は解決しないと気づき始めている。自分の中に答えを見つけるという仏教の考えが受けているのは確固たる理由があると思う」とのことだった。どのお坊さんも、今という時代が仏教にとって大きなチャンスであるとの認識だった。アメリカと中東の深刻な対立を解決するウルトラCは、実はアメリカのトップ層を仏教に改修することなんじゃないか、なんて冗談を言ってみたのですが、(詳しくは言えませんが)あながち冗談でもないようで、ある筋では真剣にそのような方策を検討している方もおられるようです。
話の合間にテンポ良く運ばれてくる料理。マリネ、スープ、ボルシチ、カツレツ。小学生でも聞けばわかるクラシックなメニューである。味も素朴なのにしっかりと深くて、美味しい。後口がさっぱりしているのも「今の時代のニーズ」に合わせる工夫が感じられた。スープの味やカツレツの味もビシっと決まっていて、名門の誇りを感じた。サービススタッフがシニアの男性ばかりというのもお店の雰囲気にマッチしていて、安定感があった。
多くの人にとって懐かしい店、というのが今も変わらず元気に営業しているのは何よりホッとする。 興味深い話が聞けた上に料理も良く、にやにやしながら家に帰る。





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