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本日1月9日付の官報において山本氏の免責許可が掲載されました。

今後の流れや動向について考えていきたいと思います。



■免責許可されたらどうなる?

簡単に言うと、これまであった借金が全てチャラになります。

山本氏は今回USPに対して一億円超の借金を抱えていましたので、その借金が免除されたことになります。

USP以外にも債権者一覧表に記載されている会社や個人があったかもしれませんが、そこは定かではありません。

但し、免責許可の掲載翌日から2週間は即時抗告期間となりますので、債権者側が「免責許可は納得いかない」と不服を申し立てれば、免責審尋がやり直される場合があります。

ネットの情報ではありますが、免責許可に対する不服申し立てはハードルが高いとのことなので、債権者が抗告するかは分かりません。



■免責許可でも残る債権はある?

第二百五十三条
免責許可の決定が確定したときは、破産者は、破産手続による配当を除き、破産債権について、その責任を免れる。ただし、次に掲げる請求権については、この限りでない。
一 租税等の請求権(共助対象外国租税の請求権を除く)
二 破産者が悪意で加えた不法行為に基づく損害賠償請求権
三 破産者が故意又は重大な過失により加えた人の生命又は身体を害する不法行為に基づく損害賠償請求権(前号に掲げる請求権を除く)

第二百五十四条
第二百六十五条の罪について破産者に対する有罪の判決が確定したときは、裁判所は、破産債権者の申立てにより又は職権で、免責取消しの決定をすることができる。破産者の不正の方法によって免責許可の決定がされた場合において、破産債権者が当該免責許可の決定があった後一年以内に免責取消しの申立てをしたときも、同様とする。

第二百六十五条
破産手続開始の前後を問わず、債権者を害する目的で、次の各号のいずれかに該当する行為をした者は、債務者(相続財産の破産にあっては相続財産、信託財産の破産にあっては信託財産。次項において同じ)について破産手続開始の決定が確定したときは、十年以下の懲役若しくは千万円以下の罰金に処し、又はこれを併科する。情を知って、第四号に掲げる行為の相手方となった者も、破産手続開始の決定が確定したときは、同様とする。

一 債務者の財産(相続財産の破産にあっては相続財産に属する財産、信託財産の破産にあっては信託財産に属する財産。以下この条において同じ)を隠匿し、又は損壊する行為
二 債務者の財産の譲渡又は債務の負担を仮装する行為
三 債務者の財産の現状を改変して、その価格を減損する行為
四 債務者の財産を債権者の不利益に処分し、又は債権者に不利益な債務を債務者が負担する行為

2 前項に規定するもののほか、債務者について破産手続開始の決定がされ、又は保全管理命令が発せられたことを認識しながら、債権者を害する目的で、破産管財人の承諾その他の正当な理由がなく、その債務者の財産を取得し、又は第三者に取得させた者も、同項と同様とする。
(特定の債権者に対する担保の供与等の罪)

簡単に言うと、税金、横領など悪意ある行為によってできた債権、人を殴るなどしてできた損害賠償金などは非免責債権となります。

また、破産決定後にできた借金は今回の免責許可の対象になりません。



■これからの動向について

2週間後の1月24日までに即時抗告が無かった場合、晴れて免責許可確定となります。

債権者から即時抗告があった場合、裁判所が不服申し立て内容を考慮して免責審尋をやり直すか決めます。

やり直さない場合はそのまま免責許可が確定、やり直しになった場合は審尋を再度実施します。

なお、債権者の不服申立により発覚し、免責不許可事由に該当していたケースでは、免責不許可の決定がされた判例もあるとのこと。



■どういった理由で免責許可になったのか?

債権者側が免責不許可事由を立証できなかった、または立証しなかった。

または立証したが裁量免責によって免責許可となった。

非常にシンプルですが、理由としては上記のように考えます。

しかし、免責許可=山本氏の言い分が認められた=裁判所は「こうしてWUGは壊れた」の内容を事実と認め、記載されているように「WUGの制作スタッフは極悪人である」と判断したのでしょうか?

それとも裁判所としては「それはそれ、これはこれ」なのでしょうか?

免責不許可事由があったとしても裁量免責によって裁判所が免責許可の判断を下すことが多々あるようですが、まさか破産決定後に債権者関係スタッフの誹謗中傷文をばら撒いてSNSで侮辱を繰り返しても許されるとは本当に驚きました。

第二百五十二条 第二項
前項の規定にかかわらず、同項各号に掲げる事由のいずれかに該当する場合であっても、裁判所は破産手続開始の決定に至った経緯その他一切の事情を考慮して免責を許可することが相当であると認めるときは、免責許可の決定をすることができる。



■結局今回の免責許可ってどうなの?

山本氏からすれば正に大勝利でしょう。

確定すれば一億円超の借金がチャラになりますから、これから再スタートできるようになります。

さらに「こうしてWUGは壊れた」を印籠にして、国が免責を許可したのでやはり自分が正しかったのだ、と言い張れます。

では大口債権者であるUSPはどうなのでしょうか。

破産決定を禊として山本氏に対する溜飲を下ろしたのか、それとも今回の免責決定に不服を申し立てるのか。

今のところその真意は分かりません。



■これからについて

再スタートとは言っても、アニメ業界において山本氏の信頼性は完全に崩壊してしまっているので、これからは大変だと思います。

現在制作中の魔法少女PVに全てが賭かっていると言っても過言ではないでしょう。

3~5分程度のPVに半年もかけるので相当ハードルは高いと思います。

また、ふたばや5chでは破産後の債権や非免責債権の作り話がよく持ち上がっていますが、今のところ確証がないため言及は控えます。

折角免責許可になったのに山本氏がツイッターやブログで大人しいのも気になります。

てっきり鬼の首を取ったように桶田弁護士へ向けて何か発信すると思ったのですが……。