2013年11月02日
“一円融合” 地産地消に努める中央製乳株式会社を訪問しました
「こないだの土曜日、
愛知県豊橋市に行ってきました。」
って何回もお伝えしてきましたが、
その理由がコレ。
豊橋市植田町にある乳業
中央製乳株式会社を訪問して参りました〜。
※中央製乳の公式サイトは → コチラ
牛乳を買いに行ったのはもちろんですが、
もうひとつ、目的がありました。
「どうまい牛乳」や「のんほい牛乳」といった地域限定牛乳を、
どうして作っているのか、どんなきっかけがあったのか、
それが聞きたかったのです。
というわけで、同社の奥村さんにお話を伺いました。
同社は昭和12年に会社を設立。
酪農家、乳業、地域の皆さんが一体となって繁栄するよう願いを込め
「一円融合」を社是に頑張っておられます。
そのため、牛乳の地産地消にもこだわっているのです。で、まず生まれたのは、
赤いパックと男の子のイラストが印象的な「どうまい牛乳」。
旧田原町の酪農家の奥様たちの
「私たちのブランド牛乳が欲しい」という声に応え、
田原地区の酪農家の生乳のみを使った牛乳として、
平成19年6月に商品化されました。
発売以来たくさんのお客さんに支持され、
どうまい牛乳を使ったヨーグルトや食パンが商品化。
給食週間には学校から要望があり、
特別にビン入りどうまい牛乳が作られるほどなんだそうです。これに刺激されて「自分たちも」という声が上がり、
平成21年12月に誕生したのが、
豊橋市の酪農家の生乳のみを使った「のんほい牛乳」です。
こちらも市内の保育園や給食センターで使用されるなど
人気の牛乳となり、
のんほい牛乳のプリンが商品化できないか検討中とのこと。
豊橋駅の売店にも置いてあったところをみても、
地産地消牛乳として確実に支持されているようです。
じつは10月1日から、乳業が酪農家に支払う生乳代が値上げされました。
乳業としてはその分を卸値に転嫁したいところですが、
牛乳の売れ行き次第ではキビシイ場面もあるようです。
ただ、「どうまい牛乳」「のんほい牛乳」はそんな心配は無用。
お客さんが支持してくれている商品だからということで、
値上げもスムーズにいったんだとか。
小さな乳業を合併して大きな工場をつくる「乳業再編」が進められてます。
図体が大きくなると小回りがきかなくなり、
「どうまい牛乳」や「のんほい牛乳」のような
地産地消牛乳がなくなってしまうのではないか。
それが結局は、牛乳の個性を無くし、
日本の牛乳の商品力を落としてしまうのではないか。
奥村さんの話を聞きながら、そんなことを感じた今回の訪問でした。訪問を終え、
最寄りの植田駅まで送ってもらった朝倉2号は、
豊橋鉄道渥美線の電車に乗り、
「どうまい牛乳」の生まれ故郷
田原市を目指したのです〜。
NO MILK
NO LIFE
牛乳のない生活なんて考えられない!
★朝倉2号の中央製乳訪問記
“一円融合” 地産地消に努める中央製乳株式会社を訪問しました
のんほい牛乳@豊橋市公会堂
のんほい牛乳@吉田城
のんほい牛乳@豊橋鉄道市内線
どうまい牛乳@田原市
どうまいのんほい牛乳@豊橋鉄道渥美線
豊橋名物とのんほい牛乳
中央製乳から牛乳・乳製品が届きました〜。