あっという間に駆け抜けていったGWは
もう、すっかり記憶のかなた。

日頃あまり家にいないので
掃除や整理整頓、衣替え、断捨離、プランターの種まきなど
普通は日常に行えるようなことを、徹底的にやって
リフレッシュしたGWでした〜。
特別な予定がないことがうれしい、毎年のGW。

さて、今月の日経新聞の「私の履歴書」は
漫画家の里中満智子氏。さりげなく読み始めたら
話題が超懐かしい!!!
女子なら一度は通る、少女マンガを読みあさっていた
(というか、なぜか単行本がどこからか回ってきて、すかさず読んだ)
頃がフラッシュバック。
ストーリーはすっかり忘れても、タイトルは
しっかり蘇るものですね。
で、文中に青池保子という名前が出ていたのだけど、
また妙に懐かしい、誰だっけ?
そうそう、一時期ドハマりした
「エロイカより愛をこめて」の作者だった!
少女マンガといっても、学園恋愛ものはあまり興味なく、
ありえない設定の海外ものが好きだった。
こちらと「パタリロ」が私の中の双璧ですかね。
久しぶりに一気読みしてみたいなぁ。
いずれも40年前ぐらいの遠い昔の話・・・。

不動産にかかわっていると、その「時の移ろい」に関して、
感慨深く感じることが(人一倍)多くて、
よくこのブログのテーマになっていますが、

「約60年の年月を経て、
土地を借りた人がその土地を所有する人になっていた」
強く印象に残っている事案のひとつです。

戦後、借地して建物を建てた借地人さん。当時、
土地を貸す側、借りる側、歴然とした立場の差があったはず。
それが、地主さんが亡くなり、相続税としてその土地が物納され、
国のものになったその底地を、長い年月の間の払下げ打診のあと
借地人さんの子孫がついに購入、晴れて地主さんになってしまったのですから。
亡くなった地主さんは自分の土地のそんな顛末を
知る由もないわけで…。
これは、単に借地人さんが底地を買って所有権にした、
という普通によくある取引、という話ではなくて、
実に感慨深い、時間をかけた権利のシフトなのです。

権利のシフトといえば、
大地主の一人娘さん、結婚して子供がいなくて、
両親は他界し、その後夫より先に亡くなったので、
(法律上)血族でない夫(将来的にはその一族)へ、
その大地主一族の資産が全部シフト。
10年ほど前に携わった案件は、その夫が
相続したすべての土地の整理でした。
事前の対策をとらないとこうなってしまう、
という怖い現実に直面したのでした。

で、現在、まったく別のケースでも、長い時間かけて権利が
移動してしまうことを目の当たりにしています。
敷地権が設定されていない区分所有マンション
その区分所有者の方からのお話で、
日頃ほとんど見ることがない、その長〜〜〜〜い土地の登記簿を遡って
権利関係を解読すると、
その建物がたどった歴史が見えてくる。
もとは土地オーナーさんが建てた一棟のビルだったのです。

長くなりましたので、続きは明日以降。


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