長かった暑い夏がついに終わったら、
もうダウン羽織っている人を見かけて
全く秋服の出番がない。


さて、純木造〇階建て、日本初耐火木造〇階建て…
木造をより高く、より大きく、飽くなき挑戦は後をたちません。
これ自体悪くない流れです、
大手さんが取り組めば、木造を推進する立場として
一般消費者への説得力がぐっとアップしますから。

ただ、これらは、たぶん採算度外視の、
「木造でここまでできる」という各社の技術力や環境への意識の
広告塔のようなものですから、大手企業や公共施設だからできる、という印象です。

そこを、
手の届くところでなんとかしたいと日々頑張っていますが、
それと全く同じ動機から、中小ビルでも木造にチャレンジ、
そして建物の上層階に木の箱が乗ったような、ツリーハウスビル高木ビルを
建てた高木社長のインタビュー記事を偶然見つけて感動し
(少し前のことですが)、早速見学に行ってきました。

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おぉぉぉぉぉ。
竣工済みと聞いていたものの、現場は朝イチから工事進行中。
現場の責任者のような方に、中を見せてもらえないかとお願いすると、
プレスの方ですか?と聞かれ
全然違います、偶然記事を読んだもので…と伝えたところ、
内装はこれからで、まだ案内できる状態ではないとのこと。



対応くださったその方こそ、インタビュー記事に載っていた社長本人だったのです!
引渡しを受け、あとは自社で内装の手配をして現場に立ち会っている、
ということでした。
少しの時間でしたが、木造化を進めていきたい互いの熱い思いを
語りあう機会を頂きました。かなり興奮した一件でした。

このように、もっと一般的に大型木造を増やして、
一過性でなくこの流れを定着させていくことが必要、
と東大の腰原先生が投稿されているのをたまたま見つけた。
うんうん、その通り

そういう意味でも、「収支は別にして木造でここまでできた!」、
というすごい事例を見せつけられてるだけでなく、
一般の地主様に提案できる、十分採算のあうもの、
例えば弊社が持っているような、汎用材を使いリーズナブルに
大開口を作れる技術などを、もっと多くの方の目に触れるようにしないと
引き渡したあとも、地場の大工さんが駆けつけて
対応できるようなものでないとならないんですよね。

腰原先生の言葉を借りると、
木造でどんなことができるかの競い合いは終わりで、
その中で何が定着するかを見極めることが大事、のようです。


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