今月ももう下旬となりましたが、
仕事始めに投稿したままになっていました
まずい、まずい。
コロナ禍で、例年通りとはいかなくても、
やはり年末年始、家族、親戚で集まる機会となるので、
年明けに相続がらみの相談、毎年の傾向です。
昨年の仕事始めは、一人暮らしのお母さまが他界し空き家となった
実家(都内)の土地建物について、相続人である兄弟の
長男様からのご相談でしたし、今年も。
お孫さん用に、とずっと維持してきた地方の土地を、
この年末年始に、相続したくない、お願いだから処分して、と
お子さんに言われてしまい、タダでいいからすぐに手放したい
という焦ったご相談。前にも書いた、無道路地です。。。
(以前は、少しでも高く売りたい、だったのが、急展開)
この事例も含め、今日のテーマは、
なんでこんなところに持ってるの、と思う、なぜか
縁もゆかりもないところに土地を持っている人が多い、
ということ。
同時多発的に、今その処分に苦慮しているという話をあちこちで聞きます。
たいていが昭和40年代頃に取得されている様子。
先日、業者仲間が、それが当時の田中角栄の列島改造論が原因と
力説されていて、腑に落ちた。
地方分散の推進、ということにかこつけて、本命の不動産にセットのようにして
地方の大きな土地を買わされている、という話です。
(当時はやった原野商法も同じようなものですね)
これは、私も常々感じていますが、特定の世代の方にとって、
土地は面積が重要。
価値はともかく、いかに一杯持っているか。
だから、当時多少お金のゆとりのあった方が、
地方の数千坪の土地を(おそらく、当時現地も見ずに)
買ったのだと思う。土地は持ってさえいれば…と。
それが二束三文になるとか、価値のない土地がある、という
発想がない世代。
そして面積をずーっと維持してきた。
先祖代々の土地とはちょっと別で、購入した場合、「買った金額」
が頭にあるから、それなりの価値があると思ってしまう。
使わなくてもひたすら持ち続けてきたその土地が、よもやよもや、
子供たちから露骨に迷惑がられるもの、
押し付け合いとなるものなのだ、と初めて気づき、それで
慌ててどうしよう、となっているのです。
昭和40年代に3〜40歳台だった方が今8〜90歳台。
このような困った案件が今同時多発するはずですね。
売却依頼を受けた不動産業者さんも、数年かけても塩漬けで、
最終的に引き取る、ようなケースもあるようで、まさに
膝を打つように、ありがちな話。。。
その昔、夢を膨らませて買った土地の数奇な運命です。
で、前述の無道路地、現在フル回転で(「1円売買」とならず
少しでもお金になるように)売却方法を検討中です。
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仕事始めに投稿したままになっていました
まずい、まずい。
コロナ禍で、例年通りとはいかなくても、
やはり年末年始、家族、親戚で集まる機会となるので、
年明けに相続がらみの相談、毎年の傾向です。
昨年の仕事始めは、一人暮らしのお母さまが他界し空き家となった
実家(都内)の土地建物について、相続人である兄弟の
長男様からのご相談でしたし、今年も。
お孫さん用に、とずっと維持してきた地方の土地を、
この年末年始に、相続したくない、お願いだから処分して、と
お子さんに言われてしまい、タダでいいからすぐに手放したい
という焦ったご相談。前にも書いた、無道路地です。。。
(以前は、少しでも高く売りたい、だったのが、急展開)
この事例も含め、今日のテーマは、
なんでこんなところに持ってるの、と思う、なぜか
縁もゆかりもないところに土地を持っている人が多い、
ということ。
同時多発的に、今その処分に苦慮しているという話をあちこちで聞きます。
たいていが昭和40年代頃に取得されている様子。
先日、業者仲間が、それが当時の田中角栄の列島改造論が原因と
力説されていて、腑に落ちた。
地方分散の推進、ということにかこつけて、本命の不動産にセットのようにして
地方の大きな土地を買わされている、という話です。
(当時はやった原野商法も同じようなものですね)
これは、私も常々感じていますが、特定の世代の方にとって、
土地は面積が重要。
価値はともかく、いかに一杯持っているか。
だから、当時多少お金のゆとりのあった方が、
地方の数千坪の土地を(おそらく、当時現地も見ずに)
買ったのだと思う。土地は持ってさえいれば…と。
それが二束三文になるとか、価値のない土地がある、という
発想がない世代。
そして面積をずーっと維持してきた。
先祖代々の土地とはちょっと別で、購入した場合、「買った金額」
が頭にあるから、それなりの価値があると思ってしまう。
使わなくてもひたすら持ち続けてきたその土地が、よもやよもや、
子供たちから露骨に迷惑がられるもの、
押し付け合いとなるものなのだ、と初めて気づき、それで
慌ててどうしよう、となっているのです。
昭和40年代に3〜40歳台だった方が今8〜90歳台。
このような困った案件が今同時多発するはずですね。
売却依頼を受けた不動産業者さんも、数年かけても塩漬けで、
最終的に引き取る、ようなケースもあるようで、まさに
膝を打つように、ありがちな話。。。
その昔、夢を膨らませて買った土地の数奇な運命です。
で、前述の無道路地、現在フル回転で(「1円売買」とならず
少しでもお金になるように)売却方法を検討中です。
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